Archive for the 'Other Football' Category

01 10 2017

『クラブ・デ・クエルボス』に夢中

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メキシコ・シティから車で三時間。ヌエボトレドは観光資源のない貧しい街です。しかしこの街には人々が誇りに思うものがひとつだけあります。それがメキシコ一部リーグでプレーするクエルボスFCです。

1979年に資産家のサルバドル・イグレシアスが元となるサッカーチームを買収、84年には一部リーグへ昇格と、クラブは順調に成長を続けてきました。ゼネラルマネージャーのフェリックスは、強豪のパチューカから誘いが来るような辣腕家で、オーナーのサルバドルと共に8年計画をかかげ、長期的な視野でクラブの将来を考えています。リーグを裏で牛耳る大物代理人の悪影響も排除し、スタジアムや施設も他チームにひけをとらない立派なものです。「クラブ・デ・クエルボス」の未来は輝いていたのです……サルバドルが急死するまでは。



Netflixオリジナル作品「クラブ・デ・クエルボス」は、サッカー好きならどこか感じるところのある、良質なドラマだと思います。架空の町ヌエボトレドを舞台に、新会長の座をめぐって母親違いの姉と弟が激しく争う愛憎劇を面白おかしく描き、さらに登場する全ての人物が魅力的です。そしてチームは、胸のすくような勝利もありますが、肝心なところでは勝てず、努力する者が必ず報われるということもありません。みんなが勝手な自己主張をし、欲望のままに生き、人に迷惑をかけては相手が悪いと責めます。一度はうまくいったかのように見えても、次には人生の悲哀を感じさせる出来事が起こるのです。この試合に勝てばプレーオフ、あるいはこの試合に勝てば残留。でも待ち構えているのはやるせない現実だったりします。サッカー好きなら共感する部分も多いかもしれません。

シーズン1では、弟のチャバ・イグレシアスが会長となります。口がうまく、当初は熱狂的に迎えられますが、自分が一番でありたいと強く願いすぎることで、次々と問題を巻き起こします。そしてチャバが、南米のレアル・マドリードを目指して、数々の無謀なアイデアをごり押したことで、クラブは徐々に壊れていきます。

姉のイサベルは父の生前からクラブ経営を助け、いずれは自分が会長になると考えていたのですが、女であることを理由に、一族やマネージャーのフェリックスに頭を押さえられます。イサベルもまた自己中心的で気が強く、カッとなると余計なことまで口走ってしまう欠点を持っているのです。さらに遺産の相続をめぐって、故サルバドルの子供を宿していると主張する謎の美女マリ・ルスが登場。家族間の問題をもっと複雑にしていきます。



私が個人的にすごく好きなのはチームに所属する選手たち。この架空のチームのサポーターになりたいくらいです。

女好きでだらしがないけど、どこか憎めないフォワードのポトロ、レギュラーの座を獲得するために、チームメートに入れ知恵され、娼婦(?)を使って監督に取り入るトニー。浮気により壊れた妻との関係を取り戻すために必死なモイセス。23年間クラブ一筋にプレーし、引退を間近に控えるGKのラファエル。特にシーズン1のラファエル引退試合の回は、涙なくしてはみられませんでした。

あと、途中から登場するアイトルという選手の強烈な個性。バルセロナでプレーしていた現役スペイン代表の彼は、有名なお騒がせセレブ。数々のゴシップを繰り広げてきたこのスター選手の性癖ときたら。

とにかく見始めたら止まらなくなり、週末二日間でシーズン1(13話)、シーズン2(10話)を全部見てしまいました。ラテン系らしくエロも満載です。出てくる俳優たちがみんな素敵なので、気が向いたらぜひ鑑賞をお勧めします。

そして見た後にはみんなで一緒に叫びましょう。
クエルボス!クエルボス!

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01 12 2012

親善試合:アル・サッド対シャルケ

【Friendly Match:Al Sadd 2-1 Schalke】

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昨日は2011年のアジアチャンピオンズリーグ覇者アル・サッドとの親善試合が行われました。
この試合は、長年アル・サッドでプレーをした後、2008年に引退して現在はクラブのスポーツ・ディレクターをつとめているMohammed Gholamをたたえる記念試合でもありました。
ハーフタイムにはセレモニーの様子などが映っていましたね。

試合は前半からハイスピードで展開し、これは後半バテるだろうなあと思っていたら、やっぱり足が止まってしまいました。雨も降っていたし、なかなかタフな試合だったのではないかと想像。

スタメンはGKはウンナーシュタル、DFは右からヘヴェデス、パパドプロス、マティップ、フクス。中盤にモリッツ、ヘーガーとフラド。FWは右にラウル、左にドラクスラー、トップにフンテラールの4-3-2-1。

30分にはモリッツに替わってプッキが入りました。
モリッツはアグレッシブにプレーし、ボールも奪取したりしていて、個で見るとそれほど悪くもなかったと思うのですが、全体でみるとシステム的に機能しているとは言い難く、アル・サッドの選手にたびたびチャンスを作られました。

モリッツが抜けた後は4-1-4-1?ヘーガーが1、前はフンテラールが1。
Kickerを見ると4-4-2のダイヤモンド型とありますが、ストリームの画質が悪すぎて前目の方はどうなっているのかイマイチよくわからなかったです。

ただ、こちらの組合せの方が流れはよくなりました。
36分にはフンテラールが抜けだして絶好のチャンスを作りそうになりました。
そして、40分にはプッキのゴール!
ホントに彼はシュートがうまい。相手DFが迫ってきていましたが、落ちついてゴール片隅にシュートを決めました。

後半に入り、ウンナーシュタルに替わり、ショバーがゴールマウスに。
(うう、ヒルデブラントもお子さんが生まれて、キャンプを途中で切り上げてなければチャンスがあったでしょうに・・・)
ヘーガーも下がり、彼の位置にはパパちゃん、最終ラインにはメッツェルダーが入ります。前はフラドと交替でバウムヨハン。
後半は疲れたせいなのかシステムのせいなのか、全体に押し込まれがちで、ラインが下がったところをレアンドロあたりにいいように攻め込まれていました。
70分にはMagid Mohamedにゴールを決められます。うう、メツがもう少し足の速い選手であれば・・・。
さらに74分にはFilipe Jorgeにミドルをきれいに決められ、2-1とされてしまいます。

終盤にはプッキが2度ほどチャンスを作ったり、フクスのクロスをマリカがヘッドでシュートするも、サイドポストに当たるという不運があったり・・・。(マリカは本当に運がないよね)

残念ながらこのまま2-1で試合終了。
うーむ、さすがにアジア・チャンピオンズリーグ優勝は伊達ではなかったというべき?
アル・サッドは現在リーグ戦の最中で、この試合の翌日にもリーグ戦を控え、むしろよく親善試合に応じてくれたと感謝しております。

まあ、シャルケにとってもジョーンズの抜けた穴をどう戦っていくのか、3パターン試せたのでよかったのではないかと。(と、前向きに考える)
カタールキャンプでのトレーニングは12日まで。今週末15日にはアーヘンでフィテッセとテストマッチが予定されています。

 

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03 07 2011

松永君、インドネシアで初ゴール

【Matsunaga debut and goal in ISL】

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土曜日に行われたSemen Padang対プルシブ・バンドゥンの試合で、松永君が初スタメンで出場。75分に初ゴールを決めましたー。
素晴らしいゴールだー!

 


 
試合はロスタイムに失点し、1-1で引き分けております。むー、チームの順位自体は下位なんだよねえ。がんばらないと。

 

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03 03 2011

2011 ACL : セレッソ大阪対アレマ・インドネシア

【Asia Champions League : C.Osaka 2-1 Arema Indonesia】

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水曜日は午後半休を取って、新幹線で長居スタジアムへアジア・チャンピオンズリーグ 『セレッソ大阪対アレマ・インドネシア』を見に行ってきました!(それでDFBポカールが見られなかったのです・・・)

長居、久しぶりだぜ―。まだセレッソがJ2に落ちる前、ジェフとの対戦で見に来て以来?・・・いやまて、ドイツ大会の前に日本代表対ブルガリアを見にきたような・・・・。
ああ、無駄に豪華なスタジアム。(意外と好きだけど。でもアレマとの試合はキンチョウスタで見たかったわ)



むむ、ハーフタイムに香川が来るとな?
げげげ、シャルカーとしては思い切り『しゃいせ、べーふぁーべー』を歌ってあげなくては。



アレマは先日のインドネシア映画を見て以来、すっかり気に入ってしまい、インドネシアサッカーに詳しい友人が長居に行くというので、こそっと混ぜてもらいましたー。

おお、なんかアレマな兄ちゃんのTシャツ、かっこいいぞ。やっぱ、青はいいよね、うんうん。



試合前、そんなブルーの集団にいきなり近づいてくる緑の兄ちゃんたち。ちょっ、敵対するプルセバヤの悪名高きボネックじゃないの。 もしかして殴りこみ?
あたり一帯にさーっと緊張が走ります・・・・なんてこともなく、なぜかこの人たち、途中からは一番真剣にアレマの応援をしていました(汗)。なんなんだ、インドネシア。

最近、日本語の訳がやたらと遅いAFC公式に試合のレポートがあります。とりあえず英語版をリンク。

セレッソの新外国人、ピンパォンに2点取られてしまったー。
それにしても電光掲示板では得点者ピンパォンだったのに、登録名はホドリゴで、どっちなんだか迷います。あと中後さんが2点目につながったFKを蹴っていたので、ちょっと複雑な気持ち。うう、中後さんも倉田もACLの舞台を戦うような遠い人になってしまったのね。ぐすん。

PKでの得点シーンと喜ぶアレマニア。ノー・アラム・シャー、いい選手ですよねえ。かなり気にいってしまいました。
同点になったところで、お、これは行けるかも!って思ったんですよねー。アウェイで引き分けだったら、アレマ的には勝ちに等しいくらいの重みがあったのに。残念。

 


 
一緒に行った方たちにあれこれ解説してもらいながら、試合&応援を楽しみました。
サイドチェンジをほとんどやらないサッカーと言っていたのに、2回くらい見ることができて、おおっ!って感じでした。
アレマ、思っていたよりずっといい内容だったような気がする。しかもこんなくそ寒い3月のアウェイだっていうのに。

下のチャントは何パターンも踊りがあって楽しかった『SINGO EDAN』。
YouTubeでアレマのビデオを見ると、よくこれを歌っていて、一度聞くと頭から離れません。ちゃんと歌詞カードも配ってくれたので、しっかり一緒に歌ってきました。

 


 
太鼓と太鼓の間には、アレマのマスコット、ライオンのぬいぐるみが隙間から試合を見ていましたー。
なんかかわいい。



試合後には、梅田のインドネシア料理屋で軽く食事をして残念会。ほんとならアレマの祝勝会だったのに。おかしいなあー。
その後、新大阪近くのホテルに戻り、翌朝6時台の新幹線で帰京。新幹線の中でDFBポカールの試合経過をチェックしながら、定時出社。うー、死ぬ。
さすがに午後からはねむくて仕事になりませんでしたが(汗)。

いやー、でも行ってよかったです、大阪。インドネシアではまずアレマのゴール裏なんて入れないだろうと思うので、ちょっとだけでも体験できて嬉しかったー。
インドネシア・サッカー協会の問題がうまく解決され、このままアレマがACLでプレーを続けられることを心から祈っています・・・。

 

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02 22 2011

松永君、プルシブで練習参加中

【Persib in Indonesia set to sign Shohei Matsunaga】

Published by under Other Football,Schalke 04 Episode

映画を見たばかりなのですごいタイミングですが、『ロミオ&ジュリエット』中で女の子がサポをしていたインドネシアのプルシブ・バンドゥンで、松永君が練習参加中だということを、友人に教えていただきました。
彼の他にも外国人選手が数人クラブの練習に参加していたようですが、明日には結論が出るとのこと。インドネシアのプレスによると、彼がクラブと契約をする可能性は高いようです。

下記、読めないけどブンデスリーガとかシャルケとかって文字が入ってますねー。

プルシブは青がチームカラーです。
映画の中で女の子が着てたトラックジャケットもブルーで、なんかシャルケっぽいなーなんて思っていました。
こちら、映画の中のプルシブ・サポ。
映画ではプルシジャのサポにプルシブの選手バスが襲われたりしていましたが。ははは(汗)。



ちょっと前に出た記事をGoogle翻訳で読んでみると、どうやら契約がまとまりそうな感じです。

 
こちらはプルシブの公式ページでトレーニングに参加中の松永君の紹介。

 

 
なんか、期待されているみたい。決まったら、応援するぞー。

 

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02 21 2011

ヨコハマ・フットボール映画祭に行ってきました

【First Yokohama Football Movie Festival】

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土曜日は横浜・伊勢佐木町のジャック&ベティで開催されていた『ヨコハマ・フットボール映画祭』を見に行ってきました。記念すべき第一回目のフットボール映画祭です。
4作品全部は体力的に無理なので、見たのは『ロミオ&ジュリエット』『クラシコ』の2本です。映画の後にはヨコハマ・フットボール映画祭の各賞発表やクロージング・パーティがあり、楽しい一日をすごしました。

『ロミオ&ジュリエット』はインドネシア映画で、ジャカルタにあるプルシジャと、バンドンにあるプルシブという二つの対立するチームのサポーター同士が恋に落ちるというお話で、かなりの悲恋モノです。
私もたまにアジアのサッカーについて書くことがありますが、そもそも私がアジアサッカーに興味を持つきっかけとなったおが議長が、下記でこの映画の紹介文を書いています。

映画の後には監督のユセフさんが登場し、インドネシア・サッカー事情などについてミニトークがありました。
エキストラはみんな本物のサポで、インドネシア市内の撮影ではプルシジャ、バンドン市内の撮影ではプルシブのサポがそれぞれ映画のお手伝いをしたそうです。
この映画で、対立するプルシジャのサポ(ジャクマニア)がプルシブ(ヴァイキング)のファンバスを襲う場面があるのですが、エキストラで映画を手伝ったプルシジャのサポたちは、監督が5回くらい指示しても襲いかかる演技をやめなかったらしい。
監督がエキストラのサポに聞くと、『いやー、青(プルシブ)の色を見るとつい頭に血が上って』と答えたそうです(笑)。

映画の中でもうひとつアレマFCというチームが出てきます。アレマは今年のACLでセレッソと同じグループに入っていますね。
映画内のアレマの応援がものすごくかっこよくて、土曜日からずっと彼らの声が頭からはなれません・・・。
サッカー好きならかなりの確率でアレマのサポ(アレマニア)に惚れると思います。
下の写真は映画の中の1シーンですが、どうもこれは2008年頃に実際にあった試合映像を使っているのかなという気がします。あるいはその時のアレマの応援を映画に取り入れたのかも。とても印象的なシーンです。



アレマはインドネシアの中でも、サポ文化で歴史が深いので他チームからもリスペクトされている(おが議長談)そうです。
ただ、ユセフ監督が、セレッソサポの知人がいる人は彼らに伝えて欲しいということで、こんなことを言っていました。『アレマのサポはとても友好的で素晴らしい人たちだけど、対立するスラバヤのクラブを彼らの前でほめるようなことはしないようにね』
また、『試合のある日のマラン(アレマの本拠地)は欧州のどこにも負けないくらい素晴らしい雰囲気になります。ぜひACLで訪れてください』とのことです。
(ただ、アレマはインドネシアの国内リーグ事情で現在、ACLに出場が危ぶまれているらしいのですが)

『クラシコ』は北信越リーグの2009年シーズンを基にした映画です。
松本山雅FC、AC長野パルセイロという歴史的にも対立構造(というか、どちらかという松本市民が長野市民をライバル視している)にある2チームに、ジャパン・サッカーカレッジ、ツェーゲン金沢を加えた上位4強がしのぎを削る北信越リーグは、J1、J2、JFLの下の地域リーグのカテゴリーです。

長野にだけは負けたくない、松本にだけは負けたくないというサポの気持ち、地域リーグとは地域にとってどんな意味があるのかという行政側の考え、かつてJ1でプレーし今は地域リーグでプレーしている選手の本音など、さまざまな立場の人の発言をベースに、地域リーグの悲喜こもごもが描かれていきます。

Jリーグに比べるとなかなか取り上げられることがない地域リーグ事情を知るいい機会でもありますし、映画自体も素晴らしい出来だと思います。
ちなみに一緒に見た友達は、全国地域リーグ決勝大会と全国社会人サッカー選手権大会の関係がようやくわかったと言っていました。

松本山雅は2010年より、長野は2011年よりそれぞれJFLに戦いの場を移しました。2011年シーズンは再びJFLを舞台に2チームの対決『クラシコ』が繰り広げられます。

映画祭の後には近くでクロージング・パーティがあり、2000円で誰でもウェルカムということなので、友人と参加してみました。
宇都宮徹壱さんや柳下毅一郎さん、Jリーグ事務局の方、さらには映画監督のみなさん、一般のサカオタたちが集まって、とても感じのいいパーティになりました。

インドネシアのユセフ監督ともお話ができましたー。
監督はちばぎんカップの話を聞いて、『なに、そんなダービーがあるならぜひ見に行きたい』と行き方をメモしていましたが、どうやらその日は酔いつぶれて行けなかったっぽいです。
うーん、残念。日本の黄色ダービーをぜひ見ていただきたかったわ・・・。

 

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01 17 2011

ジョナサンのサウジ対日本戦プレビュー

【Jonathan Wilson's Preview Saudi vs Japan】

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私が個人的に好きなサッカーライターのジョナサン・ウィルソンが、スポーツ・イラストレイテッドで、アジアカップについての記事を書いています。
内容的には普通ですが、まだまだ欧州以外のサッカーについて、きちんとしたサイトで記事を書いてくれる人も少ないので、ちょっとご紹介。

冒頭で、2000年のアジアカップ・グループリーグでの日本対サウジアラビアのことについて触れています。

この時のグループリーグ初戦、日本は4-1でサウジを破り、ジョナサンはアジアのバランスが西から東へシフトしたことを感じたようです。サウジはこの年まで、3回アジアカップのタイトルを取っています。
日本に敗戦した後、サウジは指揮を取っていたマチャラをすぐに解任。ナッセル・アル・ジョハルのもと、チームを立て直して決勝まで進みましたが、決勝で再び対戦した日本に1-0と敗れました。

ジョナサンによると、日本は2000年大会の勝者にふさわしいチームだったし、サウジの凋落はこの時から始まったと言っています。(はい、2000年アジア大会は個人的にも忘れられない大会です。最強の日本代表でした!)

2004年に日本はアジアカップで連覇しましたが、サウジはグループリーグで敗退。
その3年後にハノイで行われたアジアカップの準決勝では、サウジが3-2で日本を破ります。ただ、決勝でサウジはイラクに敗退。

今年のアジアカップでも再び日本とサウジは同じグループになりましたが、月曜日の対戦の前にすでに決着はついてしまっている感もあります。
日本には勝ち点がまだ必要ですが、サウジはすでにグループリーグ敗退が決定しており、ここでの勝利はプライドを保つという意味合いはあっても、サウジにとっての重要性はすでに失われています。
監督は初戦のシリアに負けた後に解任され、アル・ジョハル(ほんと毎回、毎回便利な人ですw)に交代。永遠のCare-Taker、アル・ジョハル(これで5度目のサウジ監督です)の力をもってしても、サウジがヨルダンとの対戦において1-0をひっくり返すことはできませんでした。

2010年のワールドカップでは、1990年以来初めて、サウジは本大会へ出場することができませんでした。2007年アジアカップでサウジが準優勝したのは、2000年からの衰退の中では一時的な輝きだったとジョナサンは感じているようです。

日本も、カタールではいまのところそれほど強い印象を与えていない、とジョナサンは言っています。
ヨルダンとの試合では最後の最後にゴールをかすめとり、シリアとの試合では大変甘いPKの判定を得たとバッサリ。
(フォーメーション厨の)ジョナサンにとっては、ザッケローニがスリーバックを試すなら、日本が伝統的に好んできたフォーメーションであっても、退行のように感じるようで、ワールドカップで日本が進歩した部分があるとしたら、岡田監督が4-2-3-1を使ったことだとも言っています。

また彼は、今回のアジアカップは、2006年にアフリカからトーゴやガーナ、アンゴラが初めてワールドカップに出場した時の状況に似ていると考えているようです。その理由としてふたつの側面を上げ、ひとつはそれまでの中堅国が大国に追いついてきたこと、あとひとつは伝統的に強かった国がそれより下にとりこまれてきてしまったことだと言っています。

また今大会は、シリアやヨルダンのように、弱小とみなされていた国が堅固でよく組織だったところを見せたり、カタールやバーレーンがさらに強くなりそうな印象を与えたりした一方で、北朝鮮は攻撃に出たときに守備が不安定になったり、サウジはさらに低迷するだろうという点が明らかだったり、中国は国のサイズに比べると結果を出せていないように見えます。
オーストラリアは変換期にあり、そんな中で、日本はたえず次なる飛躍に備えてバランスを保っているように見える、とジョナサン。

ただ、残念なことに今大会はライバルたちがトップフォームであるとは言いがたく、このような残念な言葉で記事は締めくくられています。

For 20 years Japan against Saudi Arabia has been a clash of the continent’s superpowers; on Monday it looks like something of far less import.

(20年間、日本対サウジアラビアはアジア大陸における巨大勢力のぶつかり合いであった。月曜日、その重要性はほとんど失われているかのように見える)

 
日本が勝つのはもちろん大前提ですが、ここはサウジアラビアにも意地を見せてもらいたいものです・・・。

 

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01 11 2011

アジアカップ 2011 : 日本とかシリアとか

【Asiacup 2011 : Japan, Syria】

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うふふ。アジアの戦いは楽しいのう。ということで、アジアカップを毎日堪能しております。

日本対ヨルダン。
ヨルダンが思っていたよりずっと良いチームだったので、日本としてはよかったのでは?簡単に勝てる試合なんてあんまり意味がない気がする。
ヨルダンの守備が必ず数的優位を作ってボールをもっている選手を囲みに行くのを見て、最初からこれはけっこう点が入りにくそうだなあって感じでした。そういえばヨルダンのハマド監督って、アテネ五輪でイラクが4位になったときの監督なんですね。やっぱりいい監督ですね。

試合よりも、個人的に内田君があわあわとコンタクトレンズをはめているのがツボでした。達川かよっ(←ネタが古すぎ)



試合についてはあんまり真剣に見てなかったから印象だけ。
ワールドカップ後、パラグアイとの親善試合は原さんが代行で指揮を取って、その後ザックの親善試合は2試合しか見てないけど、なんとなく縦に急ぎすぎる傾向が、今回は裏目にでてるなあという感じでした。前の時も内田君は中盤でためを作る人がいないってコメントしてませんでしたっけ?(パラグアイ戦でした・・・)
あくまで個人的なサッカーの好みですが、もう少し緩急をつけた攻撃がいいなー。中でボールを持てる人がちょっとほしいところです。

AFCがYouTubeの公式サイトに試合のハイライトをあげてくれていましたー。映像は荒いけど。

 


 
ところで、AFC公式のマッチキャスト、けっこうちゃんとしてますね。ブンデス公式にはさすがに及ばないけど、あれこれ見せてくれます。Jリーグ公式もこれくらい対応すりゃーいいのにっていつも思う。
これは内田選手のStats。どのあたりを走っているか、スピードはどのくらいか、ジョグか歩いているか、走った総距離などいろいろわかります。



ま、そんなことよりシリアですよ、シリア。
日本戦の後、寝ようと思っていたのに、シリア対サウジアラビアの試合がとにかく面白くて、最後まで見てしまいました。今回のアジアカップで、いまのところベストマッチじゃないか―?

大方の予想ではサウジが有利と考えられていたのですが、シリアが前半38分にまさかの先制。とにかくシリアは守備はもちろんのこと、トップに張っているFWのジーノがすごくがんばるのです。
サウジはカフタニになかなかいいボールが入らず、いらいらする展開に。

後半に入り、サウジは交代でナイフ・ハザージ登場。どうして最初から使わなかったのかな。
60分にセットプレーから豪快にヘディングで決めてサウジが追いつきます。これはシリア、そろそろやばいかなと思ったのもつかの間、その3分後に、シリアがゴール前で右に、左にとサウジのDFを振って、最後はアブドゥルラザク・アル・フセインが見事にゴールを決めて勝ち越し。すごーい。
シリアはその後もしっかりと守備を固め、機を見て素晴らしいスピードで攻撃に出るところなど、ほんとに良いチームでした。ロスタイムの最後の方でナイフのシュートを、シリアのGKがものすごいスーパーセーブで防いだところなんて、夜中なのに超エキサイト。

勝った瞬間には、シリア優勝したの?ってくらいの喜び様でした。せっかくサウジの監督が握手を求めに来たのに、シリアの監督、喜びすぎて気づかないし・・・w。勝ち点3はグループのトップですね、シリア。
日本対シリア戦は、日本が普通にプレーできれば勝機はかなりある思いますが、シリアのペースに巻き込まれるとちょっと苦戦しそうですね。

 

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01 09 2011

アジアカップ 2011:クウェート対中国

【Asiacup 2011 : Kuwait 0-2 China】

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アジアカップ、始まっております。

金曜日はうっかり飲みすぎて、オープニング・ゲームのカタール対ウズベキスタンを見逃してしまいました・・・。
今日も他のことをしていたら、クウェート対中国に気がつかず、ネットにつないでみたらすでに前半も終わるところでした。
ただ、ハオ・ジュンミンはスタメンではなく、後半からだったのでそれには間に合いましたー。

こちらAFC公式のLive マッチキャストで表示されていたハオ君。写真、なかなかかわいく写っています!



前半は0-0。
クウェートのNedaが36分にレッドカードで退場しております。

後半に入り、ハオ君が右サイド、Qu Boと交代でピッチに登場。クウェートの方が一人少ないはずなんですが、後半開始直後から、中国はやや押され気味。
クウェートの白いヘアバンドをしている長髪の選手が目立ちますが、これが『クウェートの香川』ことエンズィかな?

クウェートはフリーキックから立て続けにチャンスを作りますが、どちらもGKのYang Zhiにボールを押さえられます。ただ、2回目のときはZhiがボールをハンブルしそうになって、もう少しでゴールラインを割って得点かという感じでした。
この後、中国にとってラッキーなことに、LinpengのシュートがクウェートのDFに当たって方向が変わり、ボールがゴールの中へ転がり込んで、中国が先制します。
これでクウェートもちょっとがっくりきたかも?

途中から入ったハオ君はなかなかのスピード感で、チームにいいインパクトを与えていました。
中国2点目のきっかけとなったフリーキックも、ハオ君がスピードに乗ってドリブルするところを倒されてもらったファールから。
この時の9番、Yang Kuからハオ君へのロングパスも素晴らしかったです。

ハオ君がもらったFKのチャンスを、Zhuoxiangが直接決めて中国は2点目。これは素晴らしいキックでした。ハオ君も蹴りたさそうにしてましたけど(笑)
試合も最後の方になって、ようやくハオ君もひとつフリーキックを蹴らせてもらっていました。これもいいボールだったけど、GKががっちりキャッチ。
ハオ君はスピードがあって、がんがん行けるところもあるのですが、逆に強引に行きすぎてボールを取られたりする場面もあり、そのあたりが若いなーって感じでした。
なにはともあれ1勝目、おめでと。

さて、いよいよ日本対ヨルダンですねー。こちらNHKで放送されたザックのインタビューです。

 


 
えーと、日本がいい試合をするのはもちろんですが、とにかく内田君が怪我をしないで無事シャルケへ戻ってくることを望みます・・・。

 

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12 30 2010

スズキカップ決勝:インドネシア対マレーシア

【AFF Suzuki Cup Final : Indonesia vs Malaysia】

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昨夜はネットでAFFスズキカップ決勝の第2戦を見ておりました。
前はタイガービールがスポンサーだったので、タイガーカップという名前で有名でしたが、今は日本のスズキが冠スポンサーになっている東南アジアサッカー選手権です。

第1戦はマレーシアのホームで行われ、3-0でマレーシアが勝利しているだけに、インドネシアとしてはなんとしても3点は取らないといけないゲーム。

ワタクシ的にはインドネシアを率いているアルフレッド・リードルがちゃんと結果を出せるかどうかが気になって。リードルには幸せになってほしいので、インドネシアに勝ってほしかったな・・・。



放送があることに気がついた時には、前半もかなり進んでおり、インドネシアがほとんどハーフコート状態でマレーシアゴールに詰め寄っているところでした。
後で確認したら、私が見逃した時間に、マレーシアの選手がエリア内でハンドを取られ、インドネシアにPKが与えられていたんですね。インドネシアのキャプテン、フィルマンが蹴ったボールはGKに止められ、得点には至りませんでした。これが決まっていたら、試合がどう変わっていたかわからないだけに悔やまれます。

ほとんどインドネシアの一方的な展開だったにもかかわらず、決定的なシュートはマレーシアの方が上だったかも。
前半を0-0で折り返し、後半54分、マレーシアのカウンターからサフィが素晴らしいゴールを決めて、なんとマレーシアが先制。
あー、これで勝負あったかな・・・とも思ったのですが、その後もインドネシアはがんばり、72分にナスハが、88分にはリドワンがゴールを決めて2-1と、試合自体は勝利しますが、Aggregateでマレーシアにおよばず、優勝は逃してしまいました・・・。

長友が優勝カップを掲げております(汗)。
えーと、ほんとはマレーシアのキャプテン、サフィクです。



他の方に、Twitterでリオ・ファーディナンドもスズキカップについてつぶやいていたよー、と教えてもらいました。
そっか、マンチェスター・ユナイテッドが2009年の夏にアジア・ツアーをしたときにマレーシアと対戦してるのね。



試合についてはスズキカップの公式YouTubeがありますので、そちらで映像を見ることができます。AFFスズキカップの公式サイトもあります。

 

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