SCPの新しいディフェンスリーダー

パダボーンで個人的に注目中のトビアス・ファイスタンメルですが、本人もパダボーンのディフェンスの新しいリーダーにならなければいけないという自覚がしっかりあるようです。記事、ちょこちょこっと抜粋してみました。

トビアス・ファイスタンメルにとってはこれ以上悪くなりようがなかったかもしれない。
最初は昨シーズンまでプレーしていたアーヘンが降格。さらにパダボーンでは監督のロジェ・シュミットは一緒に始めてたった一週間でいなくなった。にもかかわらず24歳のトビアスは自分の決断に少しも疑いを持っていない。
『決断は全くもって正しかった。僕はパダボーンでとても心地よく感じている』
Herzlakeでのパダボーンのトレーニングキャンプではただ前だけしか目に入っていない。

アーヘンの降格と、シュミットの移籍、ウィルス感染による一週間の離脱。辛かったが、過去のことだ。
『降格は2、3日は苦しんだが、今は終わったこととして遠くになった。監督が来て、去っていく。それはこの仕事では普通のことだ。でもこれは言っておきたいけど、ロジェ・シュミットのザルツブルクへの移籍はチーム全体にとって悪いニュースだった。ぼくにとっても顔を叩かれたような出来事で特別な状況だった』
『シュミット監督というのは僕がパダボーンに来た大きな理由だった。彼とはすごく良い話し合いをしていた。でもぼくにとっては残念なことだけど、彼の決断はすごく理解できる。ザルツブルクは二度とないチャンスだからね』

新しい監督のシュテファン・シュミットについて。
『僕はこれもすごく良いことになるだろうと思う。チームのマネージメントは、彼と共にさらに良い方へと向かう確信している』

そしてファイスタンメルもまた重要な役割を演じることになるだろう。
『トビは教えられたことをとても楽しんできた。ビルドアップがうまく、ブンデスリーガでそれを証明してきた』とチームマネージャーのミヒャエル・ボルン。
2部で60試合(4ゴール)は新規加入選手の中でも最も経験のある方だ。そして多くの者が移籍したフロリアン・モハーの後継者の可能性があるとみている。

『それはまだ早いかな。ただ僕はたくさん声をかけるし、まとめるタイプというのは事実だ』
その部分とさらに楽天的な気質もあってSCPは彼と契約した。トビアスは恐れを知らない。

ベルリンでの開幕、そしてボーフム戦は『前向きだよ。なぜならすぐに僕らは自分たちはどこにいるか、どこにもっと力を入れないいといけないかわかるだろう。ヘルタとの対戦のような試合のために人はサッカー選手になる』

何人かのトップの選手が移籍したことでも、彼の新しいチームへの自信は揺るがない。『ここにはとても良い選手がいるんだ。彼らは意味もなくボールを蹴とばしたりしない。質の高さは残っており、ぼくたちはそれを得てきた』

ファイスタンメルはチームにも、人間的にも確信している。
『チームは人々の性質においても高い位置にある。それがどれほど大切か、ぼくは最初にアーヘンで気づいた。降格したのは、ぼくたちがチームではなかったからだ』
彼の新しいチームはとても若いけれども、本当にひとつにまとまっている。
『ぼくたちがきちんとした役割を果たすことを確信している』
そして、ついにはアーヘンの降格とロジェ・シュミットとの別れを忘れることができるだろう。

ファイスタンメルは文中にもありますが、守備だけでなく、ビルドアップやラインコントロールのうまい選手です。
シュミット監督を慕って移籍してきたのに、いなくなってしまうなんて本当に気の毒ですが、きっとそういうことも糧にして成長してくれると思います。
楽しみー。