2012/13 1.BL 第1節：ハノーファー対シャルケ

いよいよ2012/13シーズンが開幕しました。今シーズンもよろしくお願いします。

シャルケは今節の一番最後の試合だったので、金曜日、土曜日と、盛り上がる他チームサポを横目に他人事のように過ごしておりました。
しかもシャルケ開幕戦と、リバプール対マンチェスター・シティ戦が時間帯的にがっつりかぶるというスケジュールで、個人的にはなんとなくあたふたと開幕してしまったイメージ。
結局、今日帰ってきて再度ちゃんと試合を見直しました。

前半はシャルケの攻撃の時間帯に、後半はハノーファーの攻撃の時間帯にそれぞれ逆に失点したイメージですが、結果を見ると勝てた試合だったかもなあという気がします。
2-1とリードしてから多少ギアダウンした感じも否めない。
ま、それよりもシャルケは相変わらずのセットプレーの守備をなんとかしなさいよ、という気がします（汗）。

• “Punkteteilung in Hannover – S04 startet mit 2:2 in die Saison” at S04公式

　
この日、ベニーの代りにキャプテンマークを腕に巻いていたのはフンテラール。
最初にあいさつした後、コイントスをしないで戻ろうとして、相手チームキャプテンのチェルンドロに指摘されるフンちゃん。かわいいぞ。

主審はフェリックス・ブリッヒ。この間の五輪サッカーでも審判をやってましたね。
シャルケ戦ではあまりひどいイメージはないけど、2010/11のシュツットガルト戦で、何もしていないベニーにレッドカードを出したということがありました。（ま、アイテキンに比べると、個人的にはそこまでキライな審判ではない方）
試合途中でフェリペが治療をしているときに、ブリッヒが三角パックの水を飲もうとして開け方がわからず、ツィーラーに教えてもらったのに爆発させて水をぶちまけていたシーンなんてちょっと好感が持てた（笑）。

序盤からシャルケが押し気味に試合をすすめ、ハノーファーはほとんどチャンスを作れません。
また、守備もパパちゃんとマティップが昨年よりも一段とよくなった感じで、前から来るものに対してはしっかりと守っています。この二人の前でノイシュテッターがまたいいのよねえ。
ポジショニングもいいし、ボールや味方のそばへ寄っていく距離感もセンスがいい。
システム的には4-4-2で、右にジョーンズ、左にドラクスラー、ひし形の頂点にホルトビー、さらにマリカとフンテラールのツートップという感じ。
18分にはユリアンのCKからチャンスを作り、また27分にはやはりユリアンのパスにホルトビーが走りこみ、残念ながらラインは割ってしまったけどスピード感のある攻撃でした。
38分にホルトビーが拾ってマリカがシュートしたボールをツィーラーがはじき、そのボールに再びマリカが詰めるという厚い攻撃もしていたのですが、得点にはなかなかつながりません。

どうみても前半はシャルケ優勢だったのに、一つのファールからパンダーのFKを招き、そのボールにファーにいたフェリペがヘディングで合わせて、ハノーファーに先制されます。
ああ、サッカーって怖い。
この時のセットプレーはノイシュテッターが中途半端にエギマンにつられてフェリペのマークをはずし、あっさりとフリーにしてしまいました。
そしてパンダーのFKのボールはやっぱり油断がならない・・・。

後半は一転してハノーファーに前でボールをもたれ、シャルケはなかなかチャンスを作れません。
でもやっぱり面白かったのは、その流れとは別に得点したのはシャルケ側だったこと。
シャルケゴール近くでシュティンドルのボールを拾ったノイシュテッターがホルトビーにパス、それをホルトビーが絶妙の位置へと送り、フンテラールがそのまま駆け上がってフェリペをかわして左足でゴール！
こういう強引なゴール、好きだー。フェリペの守備も甘いと思ったけど、フンテラールがゴールゲッターとしての質の高さをしっかりと見せてくれたシーンでした。

しかし、フェライニ・・・じゃなく、ダンテ・・・じゃなく、フェリペ。敵ながら気になるアフロ。
途中交代の際にはスタンドにこんなアフロキッズの姿も。



59分にはユリアンが相手選手をぶっとばしながら前へ行き、ライン際で折り返したボールをフンテラールが止めて、最後はホルトビーがシュートするシーンもありました。
ユリアンはこの試合、ガツガツとあたりに行ってて強くなったなーとびっくりしました。
シーズン前のインタビューで今年はゴールを狙いたいと言っていたけど、アグレッシブにプレーしているところはいいですね！

そして、64分にマティップ、ユリアンとつないで、最後はジョーンズのクロスをホルトビーがヘディングで決めてシャルケがリードします。
ホルトビーのジャンプのタイミングが素晴らしく良かったー。
しかも今年はゴールの後、みんなが飛びついてくれたし、フクスもちゃんと謎のパフォーマンスに付き合ってくれたし、よかったね、ルイス、友達ができて（あれ？）

で、このまま勝つのかなーと思っていたら、バルネッタ交替のすぐ後にスローインから、2度ワンツーを決められて、最後は深くエリア内に入ってきたシュラウドラフからのパスをエクチに決められ2-2に・・・・。
ううう、シャルケさん、マジでセットプレーからの失点やめようよ。スロワーもノーマークだし、マークの受け渡しもうまくいってないんじゃない？
あと、マティップはあそこまで行ったら最後までシュラウドラフについて行くように・・・。
たぶんスロムカはああいうスローインからのセットプレーなどもすごく練習しているのではないかという気がします。してやったりでしょうね。うう、悔しいよう。

試合後にはすごーく嬉しそうなスロムカがベニーとしっかり握手しているシーンもありました。そこはちょっと泣けた。（やっぱりスロムカはどうしても憎めない・・・）



アウェイで勝ち点1ならオーケーなのか、それとも勝てた試合なのか。ハノーファーがあなどれない相手であることは確かですが、やっぱり残念ですね・・・。
次節はホーム開幕戦でアウクスブルクとの対戦です。しっかり勝って次につなげましょう。