フランクフルトからパダボーンへ

【ドイツ・ロンドン観戦旅行記2012 vol.1】

10月20日よりドイツとイングランドを周る旅をしてきました。結局、あれこれ含めて5試合観戦。
スーツケースを持って文字通り駅を走ったり(汗)、立ち往生で電車に1時間閉じ込められたり、かなり余裕を見てスケジュールを組んだつもりだったのに、そこそこ忙しい旅行になりました。
時系列で書かないとあれこれ抜けちゃうので、シャルケの話に行きつくまでに少し時間がかかりますが、気長におつきあいくださいませ。

成田からルフトハンザのA380でフランクフルトへ。
お隣の席になった初老の男性は、ビジネスマンには見えないし、男性には珍しいドイツへの一人旅。
ちょこちょことお話をすると、盆栽をなさっている方で、ドイツで教えるために年に数回招待されることがあるのだとか。日本よりも若い人たちがすごく興味を持ってくれていて、教えるのが楽しいそうです。感じの良い方で、いろいろ話を聞かせてもらいすっかり良い気分に。

機内では映画の他にニュースも見ていたのですが、ブンデス・ハイライトはフンテラール特集だったので思いっきりテンションがあがります♪

ドイツに着くこの日はBVB対シャルケのダービーだったのですが、時間的に観戦は無理そうだなあと思っていたので、ICEの中で実況だけチェック。
ところがケルンの駅に着いたちょうどその時に、まさにケルンっ子のヘーガーがゴールをし、シャルケが2-0とリードしていることを知って、がぜん試合が見たくなりました。
あわててケルン中央駅にあるケルシュのバーに入ってビールを飲みながら後半からテレビ観戦。
さすがにカンファレンス放送なので、他会場の映像に切り替わったりしましたが、それでもテレビでしっかり試合が見られて嬉しかったです。
1点は返されたけど、久々のダービー勝利!しかも敵地で。なんという素敵な旅の始まり。

ケルシュですっかり気分もよくなり、さらに電車に乗ってこの日の目的地パダボーンまで向かいます。
オスト・ヴェストファーレンのパダボーンはノルトライン=ヴェストファーレン州の本当に端っこなので、ケルンからもけっこう距離があります。ハムで乗り換えて、リップシュタットまではかなり順調だったのですが、リップシュタットの前で『この電車はパダボーン行になっていますが、都合によりリップシュタット止まりとなります』との放送が。

え、え、えー。初日からやってくれますね、ドイツ鉄道(汗)

リップシュタットでERB(ユーロバーン)に乗り換えたのですが、待てど暮らせど電車が発車せず、結局1時間くらい駅で待たされる羽目に。
ちょうどこの日はあちこちでブンデスの試合があったので、電車の中はバイエルンファン(デュッセルドルフで試合)、BVBファン、シャルケファンなどがいたのですが、みんな出発まで駅でビールを飲んだり煙草をすったりして、時間をつぶしていました。
さて、いよいよ『出発するから、乗客のみなさんはご乗車ください』のアナウンスがあったにもかかわらず、うっかりタバコを吸いに出たBVBサポの兄ちゃんたちが、外からドアを開けるボタンがもう機能せずに電車に乗れず、取り残されたときには、車両内が大爆笑でした。
ははは、1時間も待ったのに(笑)

パダボーン中央駅に着いたときは21時くらい。駅から街まで少し距離があるので、スーツケースをガラガラと引っ張りながらホテルに到着した時は本当に疲れました。長い一日だったー。
おかげですぐに眠ることができて、時差ボケにならずにすみました。

翌朝、ホテルの部屋から見た景色。あー、ドイツに来たなあと実感します。



 

フランクフルトからパダボーンへ」への2件のフィードバック

  1. いつもツイッターのほうでお世話になっています。
    こちらでコメントさせていただくのは初めてです。

    ずいぶん以前からこちらのブログを拝見させていただき、
    ブンデスやサッカーについてもいろいろと勉強できましたm(__)m

    年々、快適・安泰嗜好が強くなり、
    面倒くさいと思うことが増えてきて
    現地観戦などは自分には縁のない話だと思っていたのですが、
    気がつけばサッカー熱、シャルケ愛が高じて
    来年のルールダービーを観戦しに行くことになりました。

    ドイツは初めてなので今から緊張しまくりです。
    そしてこんなドイツの鉄道の話を聞くと
    また不安が・・・(^^;)

    ドイツというと実直、真面目で時間にも几帳面という
    印象があるのですが、鉄道はそうではないのですね。

    でも、写真のような素敵な景色を見るのも楽しみだし、
    一回行ってしまえば、今度はくせになるかとも思ってるんですけど(笑)

    これからもよろしくお願いします。

  2. canさん、コメントありがとうございます。
    いつもTwitterではお世話になってます。
    いよいよ現地に行くことになるんですね・・・って来年ですか。準備期間がたくさんありますね。
     
    ドイツは基本的に時間にはきびしいのですが、鉄道はちょっと別です。
    でも、乗る人たちを待っていて遅れたりとか、大変優しい面のある電車です(そのわりには乗継の待ち合わせとかしてくれないですけど。笑)
    でも基本的には遅れないし、日本の鉄道と同じようなものです。
     
    あと旅行中に心配を解消するには、そのあたりにいる人にどんどん聞いちゃうことです。ドイツ語でなくても、地名などの単語を拾って優しく教えてくれます。(これはフランクフルトへ行きますか?とか)
     
    私もしょちゅう乗り間違えて引き返したりなどアホなことをやっていますが、後になってみるとそれも楽しかったなと思うことばかり。
    大丈夫ですよー、ドイツはとても旅行しやすい国です♪
    一度行けばこんなに簡単なのかと思うと思いますよ。(くせになってしまうかもね)
     

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