親善試合:シャルケ対サウサンプトンFC

間が空いてしまいましたが、シャルケトレーニングキャンプの3日目の続きです。

キャンプのスケジュールが決まった時から楽しみにしていたサウサンプトンとのテストマッチ。
試合は隣町のフィロッホであるので、早めにクラーゲンフルトの駅前でランチを食べて電車に乗って目的地に向かいます。
そうそう、このときに食べたヴィンナーシュニッツェルがとにかく美味しくて、みんなで思わずもう一枚注文してしまいました・・・。

サウサンプトン公式のキャンプ映像に試合の様子が映っています。5分くらいから。

冒頭の写真がフィロッホのスタジアム入口です。
なんだか私の地元にあるスタジアムを連想させるのどかな雰囲気のところです。

ちゃんとフラッグ貼りを忘れないシャルケファンの人たち。どこへ行っても本当にマメで献身的です。

すでに移籍してしまったバルネッタ(涙)もいますが、試合前のリラックスしたムード。アップの前にピッチやスタジアムの雰囲気を確かめに出てきたような感じでした。
バルネッタやフンちゃんはリンゴをがしがしかじっていたなー。

サライとノイシュテッター。どちらも長身で二人が並ぶととにかくかっこいいです。

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サウサンプトンの選手たち。真ん中がリッキー・ランバートです。背中側から見ると、この時期まだ体が絞り切れてない感じでしたが、このあとイングランド代表に選ばれましたねー。

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シャルケ側のスタメンはヒルデブラント、内田、アヤン、ベニー、フクス、ゴレツカ、ジョーンズ、バルネッタ、ドラクスラー、バストス、サライ。
前半はスタンドで見ていても少し眠くなるような内容でした。サウサンプトン側もコンディションをそこまでフルにあげていない状態で、ランバートのFKなどもあったのですが、それほどの見せ場もなく0-0のままで折り返しました。

スタンドはほとんど満席で、日本人の観客は30人くらいはいたんじゃないかと思います。(もしかしたらもっといたのかも)
ハーフタイムにはこの日ベンチ入りしていなかった吉田麻也もピッチの脇でボールを蹴ったりしていました。
同じようにコンフェデでプレーしていた内田がこの日フル出場したことを考えると、プレミアのチームはけっこうゆっくりと選手を休ませるのだなあと思いました。同じくコンフェデで準決勝まで行ったウルグアイのラミレスもベンチ入りしてなかったですね。

後半に入り、アヤンに替わってマティップ、バルネッタの代りにクレメンス、ドラクスラーの代りにフンテラールが入ります。
クレメンスはケルン時代もけっこうガツガツ行く子だというイメージだったのですが、この試合で始めてシャルケでプレーするのを見て、あらためてアグレッシブで良い選手だなあと思いました。プレースキックもうまい。
先制点は内田のクロスから。クレメンスがシュートに行ったボールがうまくフンテラールの前に戻ってきたところを決めて1-0。

2点目はやはりクレメンスが絡んでいます。コーナーキックから最後はマティップが足で決めます。

みんなに祝福されるマティップ。

最終的に2-0でシャルケがサウサンプトンに勝利しました。よしよし。

試合が終るとスタンドから一斉に子供たちが選手のもとにかけよります。大人たちもどんどん降りて行って収拾のつかない状態に。
まあ危険な感じではなくサインや写真をお願いするようなものだったので、映像で見るよりはなごやかな空気だったと思います。フンちゃんやクレメンスが子供たちにサインしてますね。

麻也のところにもサインと写真をお願いしに親子づれが。とてもほほえましい光景でした。ちなみに内田はなぜか試合後にサウサンプトン側のベンチに腰を下ろしていました。なぞだ。

試合後は人もまばらになったピッチを突っ切って、再びフィロッホの駅まで歩き、電車を待ってクラーゲンフルトに戻りました。

友達のホテルまで戻ってきたら、さすがに遅い時間だったので下のレストランは飲み物だけになっていました。
ちょっとだけ飲んで、さあ夕ご飯をどうしようかと相談していたら、毎晩、そこで出会うシャルカーなおじさんたちの一人がテーブルにやってきて陽気に話しかけてきました。
彼はすでにいい気分に出来上がっていて呂律は回らないけど、よくよく聞くとゲルゼンキルヒェンから友人3人組でキャンプ見学に来ているとのことでした。3人とも仕事はBergmann(鉱山労働者)。ドイツ語でいうところのKnappenです。その言葉通りに体の大きな、いかにも労働に生きてきた感じのおじさんたちでした。
SportBildのインタビューでユリアンがルール地方の人たちをこう描写していました。

「シンプルであけっ広げでストレート。でもとても心がこもっている」

言葉では思うように意思疎通ができてないけど、とにかく日本からシャルケを見に来ている私たちと一生懸命コミュニケーションを取ろうとする様子に、あーこれがシャルケをずっと支えてきたルール地方の人たちなんだと、心打たれるものがありました。

夜な夜なシャルカーが集っていたレストラン。昼間に見るとこんな感じです。

親善試合:シャルケ対サウサンプトンFC」への4件のフィードバック

  1. あのシュニッツェルは、美味しかったですねぇ。サクサク感も量も、素敵でした。
    日本人が、おかわりするなんてないですよね。いつも拷問に近い。

    1回目の練習試合のときはバナナだったけど、ラースしか持ってなかったような。。。
    リンゴの方が、そのままかじれるから食べやすいんでしょうね。
    サライのかっこよさは、クラッとします。目の色が不思議で、吸い込まれそうです。

    試合後の雪崩れ込みは、1回目のとき、えーーーって思いました。
    選手たちはお知らせがあったのか慣れてるのか、サクッとサインしてスルスルっといなくなりましたけど、逃げ遅れたコラちゃんが大変なことに。。。あとで、スタッフに救出されました。(笑)
    サウサンプトンのときは、フンちゃんが最後まで捕まってましたけど、スターさんはファンあしらいが上手でちゃんと自分で囲いを抜けていきましたね。
    篤人は、自由でしたねぇ。試合中にサウサンプトンの水飲んで、ん?って思って出てきた監督に、まぁまぁとかやっちゃうし。このときは、マヤ待ちですね。ww

    シャルカーの人たちは、ほんとにいいですね。一緒にいると、温かい気持ちになります。
    どでかいオヤジたちなのに、なんであんなに可愛いんでしょう。(^^)
    くったくのないお茶目な笑顔に、やられます。

    いいなぁフンちゃん。。。私も、クレメンスの頭触りたい。(ダメ)

  2. >Kyokoさん、
    あれ、美味しかったですねー。サクサクでしたよね。どこも量は多かったのに、あれはちょうどいいサイズでおかわりしても十分に食べられましたね。

    バナナを持つラースw
    バナナを持つバルネッタとかフンちゃんとかも動物園ぽくてみたかったかも。

    サライの眼の色はきれいですよね。恥ずかしくて(え?w)あまり見ることはできませんでしたが。

    サウサンプトン戦、フンちゃんがつかまっていましたね。でもほんとさらっとあしらって人込み抜けてましたね。ほんとさすがスター(笑)

    あー、そういえば敵チームの水飲んでましたね。フリーダム・内田だw

    クレメンスの頭は次回なでにいくことにして、森本君の頭で我慢してください~。

  3. わぁ~い、お触り許可出たぁぁぁぁぁ!
    森本ヘッドは、お触り自由なのか。メモメモ(違うw)

  4. Kyokoさん、
    先日はフクアリへようこそでした。
    また練習場にでもいって頭をなでなでにトライしましょう(笑)

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