ファーレンホルスト、シャルケU-16を語る

一年前に再結成されたシャルケU-16チームは練習試合などで1年を過ごし、今季はランデスリーガのB2 Juniorenリーグに参加しています。昨シーズン、ケラーがトップの監督になった後、U-17チームを引き継いだファーレンホルストが今季からこのU-16チームを率いています。
彼はいまどのような仕事をしているのか、Schalker Kreisel Nr.5に掲載されていたファーレンホルストの1ページインタビューをまとめてみました。

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チームが(今シーズンは)勝ち点のために定期的に戦うことになってとてもうれしいよ。
モチベーションも全く違う。そういう数えられるものがないと選手にとっては簡単なことではない。昨シーズンの対戦チームはしばしばメンツを落としてきた。私たちとやっても別に何にもならないからだ。
今は対戦相手はべストの選手でのぞんでくれる。リーグでは高いモチベーションでシャルケを倒そうとしてくるのでね。

最初はリーグを見極めるのが難しかった。でもシャルケの目標はいつも最大の成功だ。だからできるだけ最短でヴェストファーレンリーガへ到達したい。今年そうなったら素晴らしいだろうね。リーグとは別に、子供たちにはさらにシャルケでプレーしていくにはどのような可能性が示されているか理解してほしい。

私たちの目標はできるだけ多くの選手をU-17へ上げることだし、そのためのステップを用意することだ。才能ある子らに、まだどこか欠けている部分をさらに成長できるような時間を与えている。
子供たちは私たちから試合経験を得たり、定期的に測ることでペースをつかんでいる。彼らはリーグではU-17のチームと対戦することもあるので、フィジカルについても学ぶことができる。
U-16年代は昨シーズンは多くの選手がブンデスリーガ-B-Junioren(U-17)のチームに上がった。

今のチームの準備期間に受けた印象からは、十分な結果を達成できると前向きだよ。みんな勢いと熱意があるね。学ぼうという意志も見せている。だがもちろんもっと伸ばしていくところはある。例えば戦術面や一対一での対応などだ。U-15からの選手も多く、また外部から来た子もいて、全体としてはうまく混ざり合っている。
何人か才能のある子はいると思う。彼らがU-17への候補となるかどうかは春にはわかるだろう。

(2012/13にケラーの後を継いで、U-17のドイツマイスター準決勝まで行った後にU-16を見るのは、表面的には退歩したように思えますがという質問に対して)
あのとき私にU-17を任せてくれたというのはものすごい信頼の証だった。今のU-16のポジションも私にとっては同じくらい大きなことだよ。最初はU-23のアシスタントコーチに戻るところだったが、自分の個人的な成長のためには(コーチより)監督として働く方が意味がある。シャルケが機会を与えてくれてとても喜んでいるよ。

Fußballlehrer(ドイツのサッカー監督ライセンスの最高位)のコースをできるだけ早く終えたい。クラブは全面的にサポートしてくれている。12月には願書の添付資料を提出するよ。
U-16では監督としての経験を積むことも継続していく。もし自分自身が私の監督だったら一番うまく機能することをね。

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いつの日かファーレンホルストがユースのチームだけでなく、どこかのトップチームの監督として指揮を執る日が楽しみです。(日本にももう一度来てー)