2010 J2第11節:福岡 6-1 熊本

ゴールデンウィークは実家に戻っていたので、最終日の5日は福岡対熊本を観戦し、そのまま福岡空港から帰京というスケジュールでした。
アビスパは4連敗のあと、1節お休みをして今回の熊本戦。
私はレベスタに行く機会がそれほどないのですが、これまでレベスタで観戦した試合では負け知らずなので、今回もよし、わしが勝たせちゃるわい!って気合いを入れて臨みました。



熊本が連戦疲れで、時間の経過とともにどんどん動きが鈍くなってくるのと逆に、福岡は元気いっぱいでした。
シュートにしても選手に迷いがなく、1点目の岡本の得点も2点目の中町の得点もきれいに振り抜いていました。
あの、前に向かう推進力みたいなのは、開幕から何試合かにみせた良かったときのアビスパなので、休みを挟んだことで、チームが心理的にうまく立て直すことができたのかもしれません。
連敗しているときだって、決して内容がひどかったわけではないと思うし、自分たちのやっていることが間違っていないという自信さえとりもどせば、道は開けるという気がしていました。

3点目は宮路のクロスから中町のダイビングヘッド。気持ちの強さを感じさせる良いゴールでした。

宮路のサイドバックはけっこういいかも。CBのときはちょっととまどっている感じがあったのですが、サイドだとクロスの質もよかったし、守備にしてもするべきことがCBよりはっきりするので、前の試合より少しだけ安心して見ていられました。(少しだけだけどw)

アーリークロスはチームとして練習してるって言ってたなー。
シーズン最初の頃はナカジの側からアーリークロスで得点というパターンが多かったのですが、宮路のサイドからもそういう攻撃ができるっていうのは非常にいいですよね。

4点目はこれまた永里の素晴らしいゴール。
3人抜きで一気に加速して、そのままシュート。ボールは南の手をかすってそのままゴールに。目の覚めるような鮮やかなシュートでした。
ここのところ永里は決めきれないシーンが多かっただけに、あの迷いのないシュートはほんとに嬉しかったです。

5点目はようやく待ちに待った大久保のヘディング。映像で見てもどうしたのというくらいフリーでヘディングしていますが、まあ、このあたりは熊本のDFもかなり集中を切らしていた感じでした。

最後は永里のヘディングシュートで6点目。
確かに熊本の疲れもあったけど、これまでのうっぷんを晴らすかのような大量得点。
まあ、ちょっととりすぎてしまったので、この次、どうなるかがかなりコワいんですけど・・・。

本日のヒーロー、中町選手。



もうね、いま、中町を見るのが楽しくて。
この日、圧巻だったのは、開始して10分くらいにラインを割りそうなボールを中町が懸命に走っていてスライディングでうまく止め、近寄ってきた相手DFの足に当てて出し、マイボールにした場面です。冷静だなーと感心しました。
あと、後半、攻め込まれているときに、中町が大きく外に蹴りだしたのを見て、誰もがミスキック?と思ったシーン。実は宮路が足をつっていて、誰もそれに気づいてなかったのを、中町がボールを出してそこでゲームを切ったのでした。

冷静で視野が広くて、ハードワークもいとわない。ほんと良い選手だわー。
もちろん、中町だけじゃなく、末吉や久藤がきっちり中盤を見ているから、中町もあがりやすくて2得点できたんだと思うし、このあたりのチーム内での配分は絶妙。うまく回転しているときのアビスパはほんとに見ていて楽しいです。

やばいなー、明日の千葉戦が超楽しみなんですけど。
個人的にどっちにも負けてほしくない試合なだけに、好ゲームを期待!