2014年3月の記録:ドイツでアイスホッケー

昨年3月の旅行記の続きです。(前回は「2014年3月の記録:レアル・マドリー対シャルケ」

【ドイツ・スペイン観戦旅行記2014 vol.7】

お昼くらいに乗った飛行機は15時半頃フランクフルト空港に到着。一番最初にたてた予定ではそこからICEでベルリンに向かうつもりだったのですが、ケルンで一泊してアイスホッケーを見に行くことに。
本来ならアイスホッケーもレギュラーシーズンが終わっている頃なのですが、ケルンのチーム”ケルナー・ハイエ”がプレーオフに残ったので、この日の夜にケルンで試合があったのです。

ホテルにチェックインし、19時からの試合に合わせてケルン/メッセにあるランクセス・アレーナ(LANXESS arena)に向かいます。ランクセス・アレーナはドイツ最大の屋内競技場で、ユーロの時にパブリック・ビューイングで訪れたことがあります。チケットは公式サイトで前売りを購入。自分で印刷して持っていくようなシステムです。

ケルナー・ハイエはチームのマスコットであるシャーキーがとにかく芸達者で、彼の踊るところを一度は生で見たいと思っていたのですが、なかなかシーズンのスケジュールが合わず実現できないでいました。
シャーキーのダンスはこんな感じです。

第1ピリオドと第2ピリオドの間に車に乗って現れるシャーキー。踊るのか?と思っていたら特にそういうこともなく、スポンサー紹介やファンの子供たちのアトラクションのお手伝いなどをしていました。第2ピリオドと第3ピリオドの間でも踊りません。
え、いったいいつ踊るの?まさか試合前にもう踊っちゃったのを見逃したのかしら、とドキドキし始めます。

第3ピリオドが始まって10分くらい経ったところでいきなり試合が中断。選手たちがボックスに引っ込みます。なんとここからがシャーキータイム!試合中に踊るとは!

映像でよく見ていたキレのあるダンスを披露してくれます。かわいいー。

って、アイスホッケーはそっちのけでマスコットのことばかり(^^;)

かつてコクドというチームが横浜を本拠地にしていた頃、たまに新横浜に試合を見に行っていました。アイスホッケーは本当に久々の生観戦でしたが、迫力がありすごく楽しかったです。
ハイエの対戦相手はアドラー・マンハイム。ドイツホッケーリーグのプレーオフはけっこう長丁場で、予選は3試合が1セット、準々決勝以降は7試合がセットになります。レギュラーシーズンの上位10チームがプレーオフに進出し優勝を争います。ただ7試合といっても、先に4試合勝ってしまえばそこでおしまいなのは日本シリーズなどと一緒。
この日の試合は準々決勝で、0-0、2-1、0-1で同点となり、延長の末、ハイエが劇的な勝利を飾りました。

ハイエはこのラウンドでマンハイムを破り、準決勝ラウンドではグリズリー・アダムズ・ヴォルフスブルクを下して決勝まで進んだのですが、最終的にはERCインゴルシュタットに敗れて優勝を逃しました。
余談ですが、デュッセルドルフを本拠地とするデュッセルドルファーEGとのダービーは熱く、今年のダービーでは欧州のアイスホッケー観客動員記録を作りました。とはいえ今年のハイエは全然ダメでしたが…。

得点をした後のDJとファンの掛け合いはサッカーとほとんど同じ。ハイエのファンの歌うチャントもサッカーで聞くのと同じものもありました。

ブンデスリーガのスケジュールと重なることもありなかなかチャンスがないかもしれませんが、アイスホッケー観戦もドイツ旅行での遊びの選択肢にいれてみるのもいいかも?