第10節:ボーフム対ホッフェンハイム

ボーフム対ホッフェンハイム。
最初はカールスルーエまで遠征するつもりではなかったので、先に近場のこの試合のチケットを買っていました。

ラングニックのチームがどんなものか、実際に自分の目で見たいなというのもあったし、あとは私のお気に入りのグローテを見たかったから。
夜なのであまりちゃんと映ってないけど、立って歩いているのがラングニック。
ベンチ、左から3番目がマリッチです。



 

VfL Bochum – 1899 Hoffenheim 1:3 (1:0)

【Tore】
1:0 Grote (2., Rechtsschuss)
1:1 Ba (64., Rechtsschuss, Carlos Eduardo)
1:2 Ibisevic (70., Foulelfmeter, Rechtsschuss, Beck)
1:3 Carlos Eduardo (71., Linksschuss, Ibisevic)

【VfL Bochum】
Fernandes – Pfertzel, Maltritz, Yahia, C. Fuchs – O. Schröder, Dabrowski – Freier (72. Hashemian), Grote (88. Zdebel) – Azaouagh – Sinan

【1899 Hoffenheim】
D. Haas – Beck, Jaissle, Compper, Ibertsberger – Luiz Gustavo (72. Vorsah) – Carlos Eduardo (82. Teber), Salihovic (46. Weis) – Obasi, Ba, Ibisevic

 
デニス・グローテくん。
昨シーズン、1ゴール。今シーズン、2ゴール。

3ゴール中、2ゴールを現場で見たって、けっこう稀少価値なような気がする。
しかも、私はこれまでにボーフムの試合を生で3試合しか見たことがないのに、その2試合でグローテがゴール。
きっと私はグローテにとってゴールの女神に違いない。そうだ、そうだ。彼は毎回私を試合に招待するべきだ。

1ゴール目は昨シーズン。対バイエルン戦。(『ボーフム対バイエルン・その2』
そのあまりに美しいミドルシュートにとにかくびっくりしてファンになりました。

2ゴール目は昨夜。対ホッフェンハイム戦。開始2分。
相手DFに当たってグローテの目の前の転がってきたボール。あー、ゴールまで開いてる・・・と思ったときには、ボールがゴールに吸い込まれるのが見えました。
うーん、やっぱりなんかグローテとは縁がある。

この日はグローテの対面が、これまた私のお気に入りのベックでした。二人ともU21のチームメートですね。
ふたりがマッチアップすることもあったのですが、グローテが負けん気でほぼベックには勝っていたと思うのに、最後の最後でベックに対してPKを与えてしまったのが、すごく残念でした。ちょっと意欲が空回りしたかなあ・・・。



前半はボーフムがびっくりするくらいアグレッシブで、素晴らしくいい内容でした。ただ、ゴールにつながらなかったのがほんとに痛い。ホッフェンハイムの調子の上がらないうちに追加点をあげていれば、この試合、もう少し違う結果になっていたかもしれない。

グローテがドリブルで3人相手をかわして、右サイドにパスしたボールは、フライヤーは決めてほしかったな・・・。
あと、ミムンの素晴らしいFKがGKに防がれてしまったのも残念でした。少し弧を描くようなきれいなボールだったんだけど。

前半、ホッフェンハイムはどうしたんだろうというくらい出来が悪かったです。もちろん、ボーフムの早いプレスにつぶされたり、最終ラインで防がれたりしてイライラしていたというのはあるけど。
ただ、ホッフェンハイムって南米やアフリカ、イビセビッチのようなバルカン半島の選手が多く、そういうチームって、うまくいかないと、選手が切れて雑になりがちなイメージなんですが、ラングニックがうまく選手心理をコントロールしているのか、チームとしてのがまん強さみたいなのは感じました。ハーフタイムをはさむときちんと立て直してきたし。

ただ、チームとしてはやっぱりヒールですよね。どちらかというと。

後半、ボーフムの選手が倒れているのに、ホッフェンハイムの選手がプレーを続け、ものすごいブーイングを浴びていました。そして、ボーフムにボールが回ったので、ボールを出してゲームをいったん切った後、スローインでホッフェンハイムの選手は返さなかったんですよね。もちろんすさまじいブーイング。

そういうのを平気でやっちゃうところ、ある意味、勝ちしか考えていないところ。実は嫌いじゃないけど、かといって積極的に応援していこうという気になれるチームではないなあ。
あと、平日なのでしょうがないのですが、あまりに少ないアウェイサポの数に、なんだか、このチームが上位にいてもリーグのためにはつまんないよなあという気になってしまいました。

きっともう少し、おお、さすがラングニックという内容を見せてくれれば、また違った感想をもったかもしれないけど、今なら

ルッテンのシャルケの方がいいサッカーしてるわ。

ウィンターブレイクに入る前のホッフェンハイム戦が今から楽しみだなー。

電車の時間があったので、試合終了5分前にダッシュでスタジアムを後にしました。(のもんさん、いろいろ観察できなくてごめんね)
試合中にサポから怒りというより、あきらめの空気が漂っていたのがすごく気になりました。
ボーフム、次節はドルトムントとのダービーですか。結果次第ではコラー監督の進退問題が浮上するかもしれないですね。

 

第10節:ボーフム対ホッフェンハイム」への3件のフィードバック

  1. 現地レポありがとうございます。
    グローテが先制点を決めた時、
    なんていい子なのかしらと思いましたよ(笑)

    >のもんさん、いろいろ観察できなくてごめんね

    いえいえ。ミッドウィークの試合にボーフムまで日帰りはキツイですよ。
    (でもカールスルーエにも行ってるんですよねw)
    試合の雰囲気が分かっただけでも十分嬉しいです!

    やっぱり前半のうちに追加点が取れてればなーという試合でしたよね。
    ええ毎度毎度同じことを思いつつ見ています。
    決定的なチャンスは何回かあるのだけど、
    決められないのがこのチームの今の力なのかも。

    試合後ファンがやけに大人しかったのは諦めムードのせいでしたか。
    はは、それなら頷けます。
    次の試合で本格的な判断が下されそうですね。こわいよー。

    ホッフェンハイムをちゃんと見るのは多分これが初めてです。
    イメージしてたのとだいぶ違うな~、という印象ですね。
    ああこれはマインツじゃないんだ、と思いました。
    「ヒール」という言葉を見て妙に納得しました(笑)
    なんかこう、清々しい感じとは違うんですよね。
    監督の手腕で上手く選手達にやらせてるというか。
    チームとしての強さはあるけど一体感はあるのかな?
    どうも寄せ集めっぽい雰囲気がありましたね。

    ホッフェンとシャルケの対戦、面白くなるかもしれません。

  2. 私の見た試合では今シーズンのボーフムは結構いい試合をしているという印象を持っています。
    (横浜のプレシーズンマッチは除く)
    でも、何か、勝負弱いんですね。なかなかポイントをとれていないですね。
    ボーフムは次の試合、絶対勝たないといけません。

  3. >のもんさん、
    >グローテが先制点を決めた時
    私もほんとにいい子だわーと思いました!

    ボーフム戦、ここ最近の試合の中で一番寒い日だったんですよ。防寒してたけど、最後の方、ちょっとつらかった。
    あと、さすがにカールスルーエから帰ってきた日の夜だったので、疲労困憊でした。

    ボーフムはほんとに前半に点が取れないと、どうしてもペース配分の関係で後になるほどやられてしまう感じがします。
    そのあたりを選手交代などでしのいでいくのも監督の手腕なんでしょうけど・・・。
    内容はほんとに悪くないので、あとひとつの押しがほしい。

    ドルとのダービーはこわいですね。

    ホッフェンハイムは私もなんだか思っていたのと違うなあという印象でした。
    強いけど、好きになれないわ。
    サポの少なさ(熱さのなさ)に、これはいったい誰のためのチーム?という印象もすごく受けました。理想を言っても、ほんとはオーナーひとりのためのチームなんじゃないの?
    あとまとまっているかもしれないけど、寄せ集め感はすごくありました。傭兵部隊というか。
    ドイツにはないタイプのチーム(どっちかというとプレミアっぽい)なので、面白いっちゃ面白いけど、反感を買うのがすごくよくわかります。

     
    >reisさん、
    ボーフム、私も見る限りではいい試合をしていると思うんですよ。
    ただ、内容がいいのに結果がともなわないというのは、一番こわいというか・・・。
    ドルトムントにはぜったいに勝ちたいですね。
    結果がついてくるようになれば、チームも浮上できると思うんだけど。

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