2010/11 BL 第10節:シャルケ対レバークーゼン

後半開始早々、フンテラールのヘディングがサイドポストにきらわれた時、コメンテーターが『アルミニウムはフンテラールの友達ではないようです』と言ったのは、笑っちゃいけないと思ったけど笑ったぞ。

・・・いや、笑いごとじゃないです。
ほんと、ポストとかバーとかもう飽きたよ、フンちゃん。

レバークーゼンは、調子の良い時から比べると決して状態はよくないし、勝てない相手ではなかったと思うだけに、負けた事実を受け入れるのにとても時間がかかりました。
いろいろ考えるとまた落ち込んでくるので淡々と。

 

FC Schalke 04 – Bayer Leverkusen : 0-1 (0-0)

【Tore】
0:1 Sam (65., Linksschuss, L. Bender)

【FC Schalke 04】
Neuer – Uchida, Höwedes, Metzelder, Schmitz (46. Matip)(86. Gavranovic) – Kluge (72. Edu), Rakitic – Farfan, Jurado – Raul – Huntelaar

【Bayer Leverkusen】
Adler – Schwaab, M. Friedrich, Reinartz, Kadlec – L.Bender, Vidal – Barnetta (46. Sam), Balitsch – Helmes (64. Rolfes), Derdiyok

 
前半について言えば、右サイドはファルファンと内田くんがかなり前に押し込んだと思うし、左サイドもシュミッツはそれなりに対応できていた気がする。まあ、バルネッタにはちょっと苦労していたみたいだけど。
怪我のジョーンズの替わりに、中盤ではクルーゲとラキティッチが相互にいいプレーをしていました。

内田君は地面とサイドポストの間を狙ったシュートも打ってきたし、ファルファンと入れ替わる形で前に出て、クロスを入れたプレーや、バルネッタのシュートをコースに滑り込んでクリアしたりと、おおっと思うプレーがかなりありました。
願わくば、後半もあれを続けてほしいです。体力的に大変だとは思うけど。

レバークーゼンはこの試合の中盤はベンダーとビダルでしたが、ライナルツもできるし(彼の場合どっちかというと最終ラインに入られるより、ボランチでプレーされた方がイヤ)、途中出場のロルフェスや、さらに怪我のバラックと、ほんとに中盤のタレントがそろっていてうらやましい・・・。交代選手でもチームのレベルはそれなりに保ててますよね?

シャルケの場合、今の段階ではそれは望めない。交代で切れるカードがあまりにも少ない。
シュミッツが前半に怪我をしてしまったので、後半から左サイドバックの位置にラキティッチが入りました。バーゼル時代には確かにあちこちのポジションをやっていたけど、ほとんど前が多く、サイドバックなんてやるのは初めてじゃないの?
てか、サイドバックの本職はいないの?

ハインケスが後半になってサムを入れてきたのは、シュミッツのサイドから崩せると読んだからだと思いますが、シュミッツどころか、対面は不慣れなラキティッチだったことで、さらにレバークーゼンにとって有利な展開になった気がします。後半になってシュバーブが上がる場面もどんどん増えてしまったし。

63分にはヘルメスと交代でロルフェスが入ります。
その直後にベンダーのパスからサムが抜け出て、カウンターで失点。ラキティッチとメッツェルダーが二人ではさんでいたから、エリア内に入る前に倒しても良かったと思うけど・・・。
ま、50分くらいから中盤でまったくプレッシャーがかからなくなっていたので、ロングパスを出されて、カウンターでやられるのは目に見えていたともいえます。
失点するのはDFだけの責任じゃないよねえ。

あと、エドゥをもうちょい早く入れた方がよかったのでは。
左サイドからやられていたのに、なんでしばらく放置したのかマガトの考えていることはやっぱりよくわからない。もしかして、負けが込んでいることで迷ってるとか?

スタジアムは、失点後からほとんどレバークーゼン側の応援だけが響くようになって、とても異様な雰囲気でした。
試合後、ベニーがインタビューで、『自分たちがホームでまた負けたことでファンが不満を持つのはわかる。ただ選手にとってブーイングはもちろんいつだって辛い』と暗い顔で語っておりました。
でも私も途中から固まってしまったし、もう、ホームで勝たない限り、この凍りつくような雰囲気はどうにもならないと思うんですよね。

火曜日のCLにはジョーンズに加えて、シュミッツも怪我で出られないようです。
いまのところ、CLだけが自信を回復させてくれる場となっていますが、どうなることでしょうか。ワタクシ、心痛で胃だけではなく、精神状態にもかなりガタがきております・・・。

あ、そういえば今、ボルトンとリバプールの試合を見ていたら思いだした。
試合の終盤でレバークーゼンがCKを取った時、なかなか蹴りに来ないレバークーゼンの選手に腹を立てて、シャルケのマスコットErvinがボールをドンとコーナーに置きにいったシーンはちょっと受けました。
マスコットも戦っているんだよねー。

 

2010/11 BL 第10節:シャルケ対レバークーゼン」への7件のフィードバック

  1. フンテラールのヘディング、本当に惜しかったですよね。
    ネット観戦のためときどき動きがかくかくして、連携などよくわからない部分もあるのですが、以前と比べたらチームとしてずいぶん良くなってきていますよね。

    試合後ラウルが『我々は良いチームだし、正しい指導を受けている』とコメントしていますが、この試合では運がなかったのか、神さまに意地悪されているのか・・・
    とにかくゴールが決まらない!なにがだめなんでしょう?
    失点しないことが大前提ですが、ゴールを決めないことには勝つことはできないのに、典型的な決定力不足!(どこかの代表チームのようです・・・)
    ワールドカップの日本代表のように何かのきっかけがあれば、きっといい方向に向かうはず(と思いたい)。

    私はもともとオシム監督時代から日本代表を応援するようになり、代表デビューしてから内田選手も応援するようになりました。アントラーズはあまり好きでない選手もいたからかチームとしてそんなに応援していなかったのですが、シャルケには本当に頑張ってほしいと思っています。

    >マスコットも戦っているんだよねー。
    あのCKは内田選手も早くと急かしていましたよね。
    勝ち点3は無理でも、せめて同点に追いついてくれないかな~と私もPCに向かって『早く!』と小声で叫んでいました。(主人が寝ていたので)

  2. 勝てませんねぇ。フンテラールが、ゴールに嫌われすぎですね。枠当てゲームじゃないんだよぉぉぉぉ。
    前半は、ボールがよく繋がってたしセカンドボールも拾えててよかったのに。
    セットプレーでマークが外れるのには、毎回ドキドキさせられますが。。。(早く直そう)
    上手く出来てた前半で、得点チャンスを生かせなかったのは残念でならないです。
    クルゲの頑張りがいい。地味さがたまらなくいい。(笑)

    後半は。。。
    まだ、どの選手がどのポジションが出来るとか他のポジションにも入れるとかわかってないので、
    この交代しかなかったのかもしれないけど。。。
    全然ボールが繋げなくなって攻撃できなくなって、弱くなったとこ突かれまくり。
    左の選手を連れてってないですけど、みんなケガでしたっけ?ハオは、手術だったんですね。
    パパドプロス入れて、メッツェルダーとCBと左どっちかやるとかダメでしたかね?危ないけど。。。

    >マスコットErvinがボールをドンとコーナーに置きにいったシーンはちょっと受けました。
    “ドンッ”って感じは、ウケました。はよやらんかい!(怒)っていうのがよく表れてました。

    篤人は、ファルファンとのラインはよかったですね。
    自分のミスは最後まで追ってましたし、DFもよくやってた。試合に出続けて、だいぶ慣れて来ましたね。
    シュートは、意表を突くところでしたけど、そう簡単に騙されてはくれなかったですねぇ。(苦笑)
    もうちょっと弾いてくれてれば、詰めてくれたラウールが決められたのになぁ。

    最初から高い位置を取りすぎるのと、がむしゃらに駆け上がるのが気になってたんですけど、
    高い位置を取らなくなったし、ボールの動きを見ながら上がって行くようになってちょっと安心しました。
    あとは、マークの厳しいラウールやフンテラールに上手く合わせられるようになるのと、
    90分間の体力と波を少なくと……。まだまだいっぱいだ。(鬼)

    >いまのところ、CLだけが自信を回復させてくれる場となっていますが
    選手にとってもサポにとっても、そうですね。
    向こうは、ホームですし1勝あげたくてガシガシくるでしょうけど、落ち着いて勝って帰ってきてほしいです。

    >ワタクシ、心痛で胃だけではなく、精神状態にもかなりガタがきております・・・。
    大丈夫ですか?心が折れそうになりますよね。
    よくなってきてるのは確かなんだけど、あとちょっと何かが足りない。。。
    信じて応援するのみですね。顔晴りましょう。(^^)

  3. ウウッ、また負けてしまいましたね。

    私はサッカーのことは良くわからないし(^_^;)
    ブンデスの試合を見るのも今年が初めてなので、コメントは差し控えていたのですが…

    ブンデスの他チームの試合をたまに見ると、シャルケとはやってるサッカーが違うような気がします。
    他のチームのGKやDFはボールを持ったら第一選択肢は前線かサイドのスペース。
    中盤は前線からのこぼれ球を拾うor拾わせないというガチンコ勝負のためにいるという感じ。
    (私が見た数試合がたまたまそうだったのかな?)

    シャルケは一発でフンテラールを狙うこともあるけど、パスを回して攻めようとすることも多いですよね。
    でもモリッツ、シュミッツ、マティプ、ジョーンズといった「縦ポン、ガチンコ」のドイツサッカーに慣れ親しんできた選手たちはパスサッカーにはなかなか馴染まない。
    逆に「縦ポン、ガチンコ」サッカーをするんだったら、フラドやラウルは要らない、というか役立たず。
    マガドは水と油のような選手たちの配合にいつも頭を悩ませてるように見えるけど、そもそも水と油は混じるのかなあ、なんて素人は思ったりして。

    ただ、今さら「縦ポン、ガチンコ」サッカーをしようにも、シャルケには屈強なCFも韋駄天のサイドハーフもいないから、パスサッカーの方向で頑張るしかないのでしょうか?
    そうするとセンターラインだけでもパスサッカーに向いてる選手を並べたほうがいいのかな…なんて、私が頭を悩ませてもしょうがないですね(^_^;)。
    全然見当違いかもしれないし。

    とにかくチームにターンオーバーの余裕がないので、早く過密日程から抜け出して、皆に元気になって欲しいです。
    レバークーゼン戦の前半はちょっといい感じだったんだけどな。

  4. ……ううーむ。
    事態は深刻です。
    10試合のうち1試合しか勝ててないなんて…。
    ボールを廻してくのはうまくいっても,点が取れなけりゃ,どうしようもありません。
    上から見てて思ったのは,オフェンシブとディフェンシブの間にぽっかりと空間があること。
    後半に入ると,選手達が失点を恐れて思い切り前に出ていないこと。
    で、逆効果になってしまう。

    確かにルッテン時代となんか似たとこがあるかも。
    あんときもポゼッションが異常に高くて、後ろでボール廻してたんでしたよね。

    調子が悪い時は、運もついて来てくれないから、それを断ち切るのは本当に大変です。
    ファンの私たちがここまで意気消沈してるんですから,選手達のモチベも計り知れます。
    CLが間にあるのは、もしかしたら救いになるかも….って、いつも言ってて、だめだしなぁ。
    ちょっと、さすがの私もブルーです。
    ここまでひどかった事は記憶にないぞぉ…わたしゃツバイテ時代は知らないのだ。
    んで、知りたくもないよぉ。

  5. たびたびのコメントすみません。
    ネットニュースで気になる記事をみつけました。

    『おびえ・自信喪失』、『終わってみればすべてがうまく・巻き返しの自信』これって危機的な状況なのか、期待していいのか・・・

    マガト監督が首をかしげているようですが、不調の原因がわかっていないのも問題ですよね。

    ☆記事をそのままペーストしてしまいましたがネットのマナー上問題があるようでしたら、削除してください。

  6. >みなさま、
    すみません、お返事がすっかり遅くなりまして。
    とりあえず、今晩の試合で多少なりともいいところが見られるといいですね。
    できれば勝ち試合を見たいけど・・・。

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