2010/11 2.Liga 第12節:インゴルシュタット対パダボーン

久しぶりにSCパダボーンの試合の話です。
一応、ブンデス公式のラジオで試合はチェックしているのですが、書くのはなかなかパダボーンまで手が回らなくて。

先週は、ツヴァイテで力の違いを見せるヘルタを、パダボーンが1-0で破りました。ヘルタは今季初めての敗戦です。
前半はラジオ、後半はストリームを見ていたのですが、パダボーンはすばらしい内容で、本当に勝利に値する出来だったと思います。

ヘルタとの試合についてはreisさんのところにレポートがあります。

今節は下位に低迷するインゴルシュタットが対戦相手でした。
インゴルシュタットはこの前の週に監督を解任したばかり。パダボーンとの試合は新しく監督となったMöhlmannが指揮をとります。ご自宅のあるブレーメンから単身赴任して、ホテル住まいだそうです。

インゴルシュタットとしてみれば、新しい監督の元、なんとか勝利したいところでしょうが、開始早々の8分にはモハーがエリア内で倒されパダボーンがPKを獲得します。
これをキャプテンのクレーシェが、一度はやり直しをさせられながら、2度目に落ち着いて決め、パダボーンが先制します。

このPKでショックを受けた相手に対し、パダボーンは試合をコントロールします。
インゴルシュタットも30分、31分と続けざまに決定的なチャンスがあったのですが、キーパーの好セーブなどもあり前半はこのまま終了。

後半に入ると、それぞれにチャンスは作りますが、パダボーンはFWのカプラーニが決めていれば・・・というシーンが3回くらいあり、ちょっともったいない。
このあたりの決定力という課題はいまだに解消できてないですねえ・・・。これさえなんとかなれば、かなり上位も狙えるチームだと思うんだけど。

後半途中でクレーシェとWohlfarthが交錯し、クレーシェは額を切って流血・・・。
ひー、オレのクレーシェに何するんじゃー。

治療してピッチに戻ったクレーシェは、88分、交代で入ってきていたブレンディにパスを送ると、これを中に切り込んでいってブレンディがゴール!
すばらしいゴールでしたー。ブレンディは今季初ゴール。男前すぎるぜ。

これで勝負あったかと思ったのですが、粘るインゴルシュタットはこの後すぐ1点返し、1-2と詰め寄ります。
早く終了の笛をふいてーと焦りまくるワタクシ。
その後もパダボーンのブリュックナーが一人で抜け出してゴールに迫るもキーパーに止められるなどもありましたが、そのまま試合終了。
ふう、追加タイムの3分で寿命が縮まるかと思ったわー。

ちなみにインゴルシュタットのメンバーにあるMatipというのは、シャルケのジョエル・マティップのお兄さんであるマルヴィンです。去年まではケルンに所属していました。

 

FC Ingolstadt 04 – SC Paderborn 07 : 1-2 (0-1)

【Tore】
0:1 Krösche (8., Foulelfmeter, Rechtsschuss, Mohr)
0:2 Brandy (88., Rechtsschuss, Krösche)
1:2 Leitl (90., Rechtsschuss, Gerber)

【FC Ingolstadt 04】
Kirschstein (3,5) – Pisot (4), Matip (4), Ruprecht (4,5) (46. Wittek (4,5)), Fink (4) – Ma. Hartmann (5) (46. Leitl (4)) – Buchner (4,5), Dedola (3,5) (72. Wohlfarth), Gerber (4) – Mo. Hartmann (4), Futacs (4)

【SC Paderborn 07】
Masuch (3) – Raitala (4), Strohdiek (3) (64. Wachsmuth), Mohr (3), Gonther (3,5) – Alushi (3,5), Krösche (3) – Heithölter (3,5) (52. Brandy (3)), Guié-Mien (4) (78. Palionis), Brückner (4) – Kapllani (4)

 
この試合、パダボーンの右サイドバックでプレーしていたライタラがすごく気になりました。
どこかで聞き覚えのある名前・・・。

調べてみたら、U21欧州選手権でフィンランド代表としてプレーし、その頃から目を引いていた子じゃありませんか。(『U21欧州選手権 : ドイツ対フィンランド』参照)
なぜ、パダボーンで・・・とびっくりしていろいろ見たところ、どうやらホッフェンハイムからのローンみたいですね。まあ、なんていい子を貸してくれたの♪

ちなみにライタラは、17日に行われる欧州選手権予選・対サンマリノ戦で、フィンランド代表メンバーにも選ばれております。
パダボーンから代表選手だなんてうれしいなー。(シラーゼがグルジア代表で選ばれて以来?)



 

2010/11 2.Liga 第12節:インゴルシュタット対パダボーン」への2件のフィードバック

  1. ライタラですが、たしかパダボーンが2試合消化したあたりでカプラーニを含めて
    5人くらいまとめて補強しましたが、その中の一人でしたね。
    (他の3人はあまり出番がないようですが)
    かわいい顔していますが、結構、Zweikampf でも強いですよね。
    私も注目したいと思います。

  2. >reisさん、
    そうだったのですか。まとめて補強したうちの一人だったんですね。

    ホッフェンハイムは、けっこう若手の目の付けどころがいいチームですが、あそこではなかなか出場機会もないだろから、パダボーンでプレーできるっていうのはライタラにとってもいいことですね。

    >結構、Zweikampf でも強い
    ふむふむ。
    フィンランドって守備がうまい選手が多いイメージです。
    これからも注目ですね。

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