ラキティッチ・インタビュー

ここの3月10日にようやく20歳になるラキティッチ。若いねー。イタリアのクラブが彼の獲得を狙っているとのことで、今や話題のヒトとなりつつあります。
SPOXにインタビューがありますので、バイエルン戦を前にさくっとまとめてみました。

ラキティッチは子供の頃、『プロシネツキとジダンがアイドルだった』そうです。

Q : ゲルゼンキルヘンに来て8ヶ月が経つけど、ここはどう?

A:すごくいいよ。シャルケは大きなクラブだ。ほんとに巨大だ。ときどきこんなところは世界にまたとないんじゃないかと思うくらい。すべてが目新しくて、慣れるのは簡単ではなかった。でもわりと早くなじんだよ。それにぼくはあまりいろんなことを必要とするタイプじゃないからね。そしてファンも素晴らしい。あんな中でプレーできるのは選手として幸せなことだ。

Q : 夏にシャルケに移籍したときはあっという間だったね?

A:GMのミュラーといい話し合いができたからね。同じ考えをもっていた。だから自分もクリアになって、シャルケに来たいと思った。

Q : バーゼルにいた頃は、ドルトムントでプレーをするという夢ももっていたって?

A:(笑いながら)スイスの選手はまだあまり有名な選手もいなくて、その頃は、ステファン・シャプイサがBVBでプレーしてたんだ。97年にドルトムントがCLで優勝するのを見たからね。でもまだ子供だったから、今は全然違うよ。

Q : 土曜日はバイエルンとの対戦だけど、最初の試合ではゴールを決めたよね。カーンからゴールを奪うのも夢だったっていうのは本当なの?

A:カーンは世界でもベストのGKのひとりだ。彼と対戦するのはちょっと特別なことなんだ。彼だけじゃなく、バイエルンとの対戦は特に心にくるものがある。ぼくは幸せだったよ、彼からゴールすることができて。ただ勝利できなかったのが残念だけど。

Q : チームの今のところの目標は?

A:ぼくたちはすごく明確なゴールがある。CLだ。だからバイエルンとの試合も重要なんだ。勝ってポジティブな気持ちで試合にのぞみたい。バイエルンはVeltins Arenaでは勝った事がないんだ。今回もそうなるといいな。

Q : バイエルンはタイトルを取ると思う?

A:どのチームも差はつまっているよね。だからバイエルンも必ずとは言えない。ぼくたちは今はバイエルンを追う立場にはいない。CL圏内の3位までをめざすのが優先かな。

Q : 今シーズンは何が欠けていたんだろうね?

A:難しいゲームを勝つために全員が一致してなかったような気がする。引き分けも多かった。3つのうち2つ勝っていればトップにいたのに。ぼくらはいいチームで、質も高い。ぼくらはゲームを引き戻すような試合をやらなければいけないよね。

第2部に続きます。

こちらではスロムカのことや、ディスコ事件、エズィルの移籍について語っています。

Q : 最近はスロムカに対する風当たりが強いね。シュヌセンベルク会長は批判的だ。チームはこの状態にどのように対処しているのかな?

A:会長が何か言うとそれがすべてみたいに受け止められる。でもぼくらが責任をもってするべきことはサッカーをすることなんだ。チームに対してなにも心配なことはない。自分たちがしなければいけないことがたくさんあるし。この4試合で10ポイントは取り、CLではベスト8進出を達成したい。

Q : ローゼンボリ戦の前、ディスコ事件でクルスタイッチと共にベンチ入りできなかったね?

A:あれはほんとにぼくらがばかだった。でも残念なことに起こってしまった。
ぼくらはあのことから学んだよ。もう二度と規律を乱さないし、あんなことは二度とない。

Q : ポルト戦、1-0での勝利はどのくらい満足している?

A:ぼくらは勝った。当然ながら、もっといい結果も残せたかもしれない。でも満足してるよ。特に0点に押さえたところは。

Q : 2ndレッグはどのように予測しているの?

A:なにもかもオープンなままだね。ぼくらは1点だけだし、ポルトのホームゲームだ。簡単ではないだろうけど、チャンスをものにしたい。

Q : インテルが興味をもっているそうだけど、そのうわさは本当なの?

A:その話にはあまり触れたくないんだ。ぼくはシャルケに全集中したい。そういうことはチームにあずけている。自分ではいろいろ考える必要がない。ぼくの契約は2011年まであるし、ぼくはすごくハッピーだし、長くここにいる自分を想像できるよ。

Q : 英紙『サン』が20歳以下の才能ある選手トップ20人に選んでいたけど、そのような才能ある選手として見られる事はきみにとってどんな意味があるかな?

A:ぼくの目の前にはまだまだ長い道のりがある。でもそのような栄誉を受けてとても嬉しいよ。休まず続けなくちゃね。例えば、トルコのキャンプで、いろんなトレーニングを追加したんだ。アシスタントコーチのNestor El Maestroは同じようなアイデアをいっぱい持っていて、一緒にトレーニングするのが楽しいんだ。ぼくらはすごくいい友達でもあるよ。(Nestorについてはこちらをご参照ください→『ネストル・エル・マエストロ』)

Q : エズィルも才能ある選手だけど、ブレーメンに行ってしまった。きみが理由だと言われているけど、彼との仲はどうだったの?

A:彼ともほんとにいい友達だよ。よく電話で話をする。互いによく理解しているし。でもエズィルと彼のお父さんとアドバイザーとクラブの間がだめだった。だからぼくができることはほとんど何もなかった。

Q : もうひとりの友達、ペトリッチのことだけど、離れがたかったって?

A:ぼくらは連絡をとりあっている。でもいまやぼくの宿敵だしね(笑)
ぼくらは2年半の間、バーゼルで昼夜をとわず一緒に過ごし、共にいろいろなことをしてきた。ほんとに素晴らしい友情なんだ。時間が許すかぎり会っている。

Q : この間、3-2でダービーに勝ったあとはどうだったの?

A:いまだに皮肉を言われるよ。でもぼくは今期はどっちのダービーも勝つと言い返している。

急いでやったので間違っているところもあるかもしれません。(あとでこっそり直すかも)

とにかく、今日はバイエルン戦に勝つよー!