第17節 ホッフェンハイム対シャルケ

アウェイで引き分けなら上出来なんでしょうけど、この日のホッフェンハイムの調子だったら勝てたのに・・・と思うと、かなり悔しい。
2人退場になって最後は9人での試合になりましたが、あー、やっぱりシャルケって底力のあるチームなんだなあというのをあらためて感じさせてくれる試合内容でした。それだけに勝ちたかったなあ。Deserved to winだったと思うけど・・・。

それにしても、ジョーンズは序盤からなぜあんなにエキサイトしてたんでしょう。
2枚目のイエローは確かに微妙ですが、その前からイエロー相当のプレーを見逃してもらっていたと思うので、退場はしょうがない気がする。(まあ、審判はちょっとあれでしたが)
闘志を燃やすのはいいのですが、頭は冷静にね。

1899 Hoffenheim – FC Schalke 04 1:1 (0:1)

【Tore】
1:1 Teber (72., direkter Freistoß, Rechtsschuss)
0:1 Asamoah (40., Rechtsschuss, Vorarbeit Halil Altintop)

【1899 Hoffenheim】
D. Haas – Beck, Jaissle, Compper, Ibertsberger – Vorsah (46. Luiz Gustavo), Salihovic – Weis – Obasi (49. Teber), Ba (90. Wellington), Ibisevic

【FC Schalke 04】
Neuer – Rafinha, Höwedes, Krstajic, Westermann – F. Ernst – Jones, Engelaar – Farfan (90. + 3 Rakitic), Asamoah (62. Kobiashvili), Halil Altintop (83. Bordon)
 
【Gelb-Rote Karten】
Jones (59.)
Engelaar (81.)

 
ホッフェンハイムがガチガチにプレスに来るかと思っていたのですが、10分くらいまではそれほどでもなかったのがちょっと意外でした。少し慎重な入り方をしたのかも?

3分にアザモアのシュート。さらに9分にハリルのシュートと、シャルケは珍しく縦に早い攻撃でゴール前にせまります。
ハイコは左SBでベックとマッチアップしていたのですが、全体を通してみると、ベックにやられる場面が多かったような気がする。(涙)
まあ、ホッフェンハイムが二人で囲い込んで・・・というのが多かったのと、ハイコにしては珍しくクロスやパスの精度が悪く、足にボールがつかない感じ。攻撃面ではいつものハイコらしさがあまり見られませんでした。

ホッフェンハイムはこうやって崩せ、というお手本みたいだったのは、30分過ぎだったか、ハリルがゴール前で3人を引きつけてボールをぎりぎりまでキープ、後ろからあがってきたエルンストに最後の最後でパスという場面。エルンストは結局シュートまでいけなかったのですが、ホッフェンハイムがボールを狩りにわらわらと集まってくるのを引きつけて、逆にフリーの選手を作った非常に良い攻撃だったと思います。
あとは相手がプレスに来る前の早いボール回し。相手のプレスをうまくはがし、フリーになるやり方が絶妙でした。
あー、面白い試合だったのになあ。返す返すも荒れてしまったのが惜しい試合だー。

40分にアザモアのゴールで先制。
これはヘヴェデスから始まり、エルンストがパス、さらにハリルが二人引きつけてラストパスを出し、アザモアがダイレクトでシュートだったと思いますが、サイドに振るということもなく、すべて縦への速いパスで、非常に面白かったです。
ここのところサイドからのぐだぐだクロスでつぶれることが多かっただけに、ちょっと新鮮。

ゴールの後にはシャルケサポから『ジングルベル』のチャントが。あー、かわいい。

ノイアーは17分にサリホビッチのFKをスーパーセーブしたことで、この日は乗ったんだと思いますが、まあ、ホッフェンハイムのゴール前でのはずしっぷりにもちょっと助けられました。
ただ、30分にヘヴェデスが倒し、35分にはノイアーと、あやうくPK?というくらい危ない場面が。
37分にもゴール前でバが決定的なチャンスを作るも思いっきり枠をはずしてくれて助かりました。

後半が始まり、オバジが足を痛めて途中交代。あ、助かった・・・・と思ったけど、この交代ではいってきた選手に結局FKを決められて追いつかれてしまうんですよね。

59分にはジョーンズが2枚目のイエローで退場。さらに抗議したユーリも退席。
10人となったシャルケですが、あまり数的不利を感じさせず、チャンスを見ては攻撃にかかります。クルスタイッチもラインをあげろと合図してましたが、シャルケは終始、攻撃的な姿勢を崩さなかったのが負けなかった理由じゃないかしら。
(とはいえ、72分にはFKから同点にされてしまうのですが)

81分にエンゲラールが2枚目のイエローで退場。
さすがに9人になった時は失点を覚悟したのですが、終了間際にホッフェンハイムのゴールをおびやかし、CKのチャンスを得たりして、最後まで引きこもることなく終了。うむ、よくがんばった!

Kickerでもマン・オブ・ザ・マッチに選ばれておりますが、ヘヴェデスがほんとに素晴らしかったです。

さて、これでウィンターブレイク。
ホッフェンハイムは『秋の王者』になりました。シャルケが勝っていればバイエルンがなっていたから、まあ結果的にはいいかこれでも。

あー、ウィンターブレイク。なんだかニュースを読むのがいろいろ怖いわ・・・。

 

第17節 ホッフェンハイム対シャルケ」への7件のフィードバック

  1. マンハイムって、この町が好きな人には申し訳ないけど、クリスマスマーケットがなければする事がなかったかも・・・。無機質な感じがしました。

    なにはともあれ・・・。

    いい試合でした。
    Leidenschaftを感じさせられる、ここしばらく見ることのなかった選手達のガッツを見ました。
    結果は分けたわけですが、満足です。
    ファンのサポートもよかったし、つか、この試合に選手と一体で戦ってたと思います。
    最後の締めくくりにふさわしかったと。

    特にベニーは最高でした。
    契約延長の件もあったし、おそらくオファーがあったホッフェンハイム戦ですし、そりゃモチベーション上がったんでしょう。
    ハイコは確かにベックにやられた時が多かったけど、基本的にはDFに徹した感じがあるし、アレでよかったと思います。(大甘)

    試合終了後のお友達関係はあまりチェックできませんでした。
    マヌとベックは手を合わせただけで、いまいちでしたが、ベニーとベックは長く話してました。
    ほかは・・・・別に・・・。あんまりお友達がいないのかも。

  2. >しょーちゃん、
    実は私もマンハイムが苦手で・・・。(好きな人にはごめんなさい)
    2006年ワールドカップの時、カイザースラウテルンの試合の後で一泊したのですが、他の街はどこもすごく気に入ったのに、マンハイムだけはどうしても好きになれませんでした。
    無機質ってぴったりの言葉かも。

    いい試合でしたねー。
    選手の気迫が直接伝わってくるようで、私もかなりエキサイトして見ていました。
    画面を通してシャルケのサポの声だけが大きく響いていましたよ。
    いいなー、行きたかったなー。

    ベニー、ほんとよかったですよね!!!
    公式で、ファンが出してくれたバナーもモチベーションがあがったみたいなことを言ってましたよね。
    kickerのベスト11にも選ばれてました。いやー、もううれしいなあー。

    ハイコは守備はすごくがんばっていたと思います。
    私、ベックも実は好きなんですけど、でもハイコだったら難なくかわしてくれるイメージだったので、あれっ?って感じでした。ま、ベックもベニー同様、試合ごとの成長が楽しみな選手です。

    >あんまりお友達がいないのかも
    あはは。そうかも。
    共通点のありそうな選手が少ないですね。ラングニックとはどうだったんだろー。

  3. 何しろああいうチームですから、にわかTSGファンが多くて、ついそこで買ってきたばかりの新品マフラーをしてる人たちが多かったです。てなわけで、ファンサポートもまだ勉強不足の感があります。
    誰も歌えないチームソング、マスコットの意味のない踊り(異様に長い)などなど。
    CHARLY NEUMANN UNSTERBLICHの横断幕はうれしく思います、しかし、真のKönigblauは自分達でこっちはKöniggrauというのは、あまりにも傲慢。
    時折TSGの選手もそんな面を見せて、まるでバイエルンの選手みたいと思いました。

    Premiereを見直すと、試合終了後ラングニックはボルドンと抱き合ってました。
    このシーンを見てちょっと複雑でした。
    ラングニックは私の一番好きなトレーナーなので、シャルケでもっと長く見たかったなぁって。
    あの一連の騒ぎを思い出すと胸が痛くなります。ううう。

  4. この試合、眠気に襲われながら頑張って見てました。
    いえ試合がつまんなかったのではなく私が疲れていただけです。
    荒れたのが残念ですね。
    その一歩手前なら激しい熱いゲームということで良かったんでしょうが。
    ホッフェンは、ボーフム戦を見ていても思ったんですけど、
    ちょっと通常とは違う状況になった時に、
    個々の選手の雑なメンタルが見えてしまうように感じます。
    上手くいってる時は、よく教育されてるなあと思うんですけどね。
    うーんやっぱりどうもこのチームは私のタイプではないかも。
    シャルケはそんな中でも上手く試合を進めたと思います。
    肝が据わって怒りをエネルギーに変えるような力を持ってるんだよなあと。
    まあ9人にはなっちゃいましたけど。

    ハイコ、前半はかなり良かったと思うんですけど(甘)
    後半はあまり上がったりしなくなったのは、
    守備に回る時間が増えてしまったからかな。
    ベックはめきめき上手くなってますよね。
    もともとどんな選手なのか私はよく分からないのですが、
    貪欲で強気で勝ちに拘る方向で成長しているようで、頼もしい限りです。

  5. >しょーちゃん、
    ボーフム戦のときも、あまりにアウェイにやってきているTSGサポが少なくて、なんか情熱を感じないチームだなあと思ったのですが、ホームでもそんな感じなんだ。
    やだなあ、ますます好きになれない。

    しかもその『真のKönigblauは自分達』に至っては、はあ?って感じです。
    クラブと共に、長く積み重ねてきたものがあるからKönigblauなのであって、ファンが積み上げてきたものがないのに『真の』と言われても・・・。

    >TSGの選手もそんな面を見せて
    あそこの選手ってめちゃくちゃ傭兵感があるんですよねえ。
    なんか借り物っぽい。この違和感をうまく表現できる言葉があればいいんだけど。

    >ラングニックは私の一番好きなトレーナー
    そうですよね。
    シャルケのファンから見ると複雑です。(私もまさかこんなに早く一部にあがってくるとは思ってなかったし、ましてや対戦するとは・・・)
     

    >のもんさん、
    なんか退場者が出たのは残念でしたよね。
    あのまま終わっていればかなり面白いゲームだったと思うのに。

    >個々の選手の雑なメンタル
    あー、なんかわかりやすい。
    私もボーフム戦で、ホッフェンハイムは好きじゃないなあと思ったのですが、こう、心理的にいやな面をついてくる人達ですよね。
    意図的にやっているのか、雑なメンタルがこちらを刺激するのかわからないんだけど、シャルケの選手がめちゃめちゃ怒ってプレーしていたのは、そういう刺激があったのかもしれない。

    ただ、のもんさんのおっしゃる通り、怒りをエネルギーに変えてプレーしてたのはさすがだと思いました。

    ベックは代表戦のときの方が好きです。TSGだともっと押さえ目な感じ。
    のもんさんはわりと好きないタイプかもしれません。がんがん上がるけど、守備もしっかりするし。(ま、でもハイコのあがりっぷりには負けますが。あのポジショニングは誰にもまねできません)

  6. kameさん、のもんさん

    「ちょっと通常とは違う状況になった時に、個々の選手の雑なメンタルが・・・」
    「あそこの選手ってめちゃくちゃ傭兵感が・・・」
    うんうん、いいとこついてますね。
    わたしもどういう風に表現すればわからないけど、ちょっと違うんですよね、ほかのチームと。
    なんか、ラングニックのあやつり人形みたいな、洗脳されてる?って感じ。
    もしくはプログラムされてる?自分というのがないような。

    ベニー、行かなくてよかったね!

  7. しょーちゃん、

    ホッフェンハイムに対する感じ方ってみんな似てて面白いですね。

    ブンデスリーガはすごく好きなんですが、見ていて人間味があるというか、みんな怒ったり、喜びを表したり、ずっこけたり(笑)、そのあたりの感情表現が豊か(ストレート)なんですよね。
    しかもつっこみどころ満載で、そのあたりの感情移入のしやすさが私には魅力なんですが、ホッフェンハイムにはその部分がないんですよね。

    サッカーをしていて、その向こうに人間性とか個性があまり見えない。
    そして、そこがなんとも見ていて気持ちの悪いところで。
    確かにラングニックのあやつり人形のように見えてしまいますよね。

    ベニー、移籍してたらどんなになってたでしょうね。
    失敗しても人間味のある選手の方が好きだなあ。

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