さようなら、ブルートレイン

3月13、14日はニュースや特集を見ては、ぐずぐずと涙ぐんでました。このエントリーも書こうとすると、泣けてきてしまうので(ほんとにどうしようもない泣き虫w)、なかなかアップすることができませんでした。
ブルートレインとのお付き合いはけっこう長く、幼稚園のときに北海道の祖母に会いに行くため、母と一緒に乗ったのが最初でした。
夜遅い時間にガタンと停車する音とか、停車駅でホームを歩く人をぼーっとながめたりするのが好きでした。
マイクの入る音とハイケンスのセレナーデ。それに続くおはようございますの放送。
三段のB寝台の一番上は狭くてすごく揺れたけど、ハイジの屋根裏部屋みたいで、特別な場所のような気持ちがしたものでした。

これは2005年に東京から富士に乗った時の写真。



この青い色がなんともいえずきれいですよね。
車両自体は国鉄時代からのもので、禁煙車両でしたが、個室には長い間にしみついた煙草の匂いが残っていました。



下関駅につくとほっとします。
殺風景で老朽化したホームですが、遠くから旅してきた車両がなんとも似合う駅です。



このときに見た下関駅の三角屋根の駅舎は、翌年1月の放火で跡形もなく消えてしまいました。
こちらは2006年3月撮影。なーんにもなくなってしまったあと。



ブルートレイン最後の日、風が強かったので、下関駅を出る富士はやぶさの汽笛が家まで聞こえてきました。
さようなら。一緒に旅したこと、忘れないよ。

 

さようなら、ブルートレイン」への2件のフィードバック

  1. 残念なニュースですね。
    私は子供の頃、一度だけ東京から門司まではやぶさに乗ったことがあります。
    たしか、明け方に目が覚めると瀬戸内海に沿って走っていたように記憶しています。
    寝台列車に乗ったのは初めてだったので、物忘れのひどい私も覚えているのです。
    せめて、もう一度、九州までのんびりと列車で旅行してみたかったです。

  2. >reisさん、
    ほんとに残念です。
    JRが分社化した影響もあると思うんですけど、存続してほしかったですね・・・。

    >九州までのんびりと
    時間は確かに飛行機や新幹線に比べるとかかるけど、旅情はありますよね。
    九州内も電車の旅はとてもいい感じなので、そのうちぜひいらしてください。

コメントは受け付けていません。