7月24日、3週間にわたるツール・ド・フランス2011が終わりを告げました。
我ながら、近来まれにみるハマりっぷりでした。
だいたい夜の21時くらいから連日1時近くまで、どこに力を入れて見て、どこで息抜きすればいいのかが初めての経験でさっぱりわからず、3、4時間ずっとテレビにくぎ付けな毎日でした。
おかげさまでブログ更新もすっかり滞ってしまいました・・・。
自転車レースという奥深い世界を理解するのに、映画『Blood Sweat + Gears』もだったけど、近藤史恵さんの『サクリファイス』という小説にも助けられました。
ただ自転車に乗ってタイムを競いあうだけなんじゃない?という単純な先入観から、実は勝つためにはステージごとの綿密な計画から、全体の戦略、レース中のライバルとの駆け引きなど、非常に知的なスポーツであることに目を開かせてくれた本でした。
とにかく私にとって初めてのツール・ド・フランスはものすごく濃い3週間でした。
映画がきっかけだったので、ずっとガーミン・サーヴェロを応援する側にいましたが、ユーロップカーのヴォクレールのがんばりに心を打たれ、ガリビエでのアンディ・シュレックのアタック、そして最後のエヴァンスの男泣きを思い出すと未だに涙が出そうになります。
(20ステージのタイムトライアルは、なんとかドイツのトニー・マルティン君に勝ってもらいたいのに、エヴァンスの追い上げにおののいていましたがw)
チーム総合優勝を果たしたガーミン。チーム監督のヴォータースが怪我でリタイアしたザブリスキーの等身大パネルを抱えています(笑)
左から山岳賞のサムエル・サンチェス、ポイント賞のカヴェンディッシュ、そしてマイヨ・ジョーヌを着たカデル・エヴァンスと新人賞のピエール・ロラン。
すでに来年は現地に見に行く気満々なワタクシなのでした・・・。(バカと呼んでください。汗)
追記:ARDにツール・ド・フランスの雰囲気をよくあらわしたハイライトがありました。見てると泣いちゃう・・・。
わたしがツール・ド・フランスにはまったのは、少し前、ヤン ウルリッヒが勝ってドイツが狂喜乱舞したそのあとからくらい。アームストロングの絶頂期でした。
チームキャプテンを勝たせる為に、水運び係から風よけ係、後ろから追っかけてる車のおっちゃん達まで,みんな一体になってがんばるとことかがかなり好きでした。
あの3週間の間に起こる数々のドラマ!
なんてってもピレネーの、あの半端じゃないファンとの距離!
走る幅は1mくらいしか無いんじゃないかって感じでほんとに素敵です。
残念ながら例のドーピングの嵐で、勝つ為にはこれしかないのかよっ!て感じで失望し、ここしばらく遠ざかっております。。。。
>すでに来年は現地に見に行く気満々なワタクシなのでした・・
おお!ではkame さん キャンピングカーを借りねば!
私,一度ドイツでレースを観に行ったのですが、”あ”というまでした。
追っかけは、かなり楽しいらしいですよ。ぜひ実現してー!
>しょーちゃん
ヤン・ウルリッヒは最近、自転車にハマった私でも名前を知っています。
とはいえ、ドイツ語を勉強し始めた時に、ちょうどドーピング後のどたばたしたニュースでをいろいろ見て知ったのですが。
ドイツ人と話をして、彼らが自転車レースに対しすっかり冷めてしまっているのは、彼のせいもあるのでしょうね・・・。
>チームキャプテンを勝たせる為に、水運び係から風よけ係、後ろから追っかけてる車のおっちゃん達まで,みんな一体になってがんばるとことかがかなり好きでした。
ほんとにそう!
みんななんていう素晴らしいチームワークなんだろうと、とにかくツールの間中、感動しっぱなしでした。美しいですよね。
今年は特に近年の中ではかなり面白いツールだったようで、そんな年に自転車を知ることができてラッキーだなあと思いました。
>キャンピングカー
うは、追っかけたい(笑)
自分でも自転車生活を始めようと思っていて、現在あれこれ準備中です。(ハマる、ハマる・・・・)