2011/12 2.Liga 第14節:ザンクト・パウリ対フュルト

ザンクト・パウリの監督は元パダボーンの監督であるシューベルト(写真むかって左)。
グロイター・フュルトの監督は元シャルケの監督であるビュスケンス(写真むかって右)。
・・・なんて俺得な試合。しかもどちらも上位で昇格を狙えるポジションにいるチーム同士のSpizenspiel(頂上決戦)ですよ。面白くないわけがない(個人的にw)。



 

2. Bundesliga, 2011/12, 14. Spieltag
FC St. Pauli – SpVgg Greuther Fürth – 2:2 (0:1)

【Torschützen】
0:1 Nöthe (44., Rechtsschuss, Schmidtgal)
1:1 Daube (54., Rechtsschuss, Boll)
2:1 Saglik (75., Linksschuss, M. Kruse)
2:2 Occean (90., Rechtsschuss, Pektürk)

【FC St. Pauli】
Tschauner – Schachten, Thorandt, Morena, Kalla – Boll, Funk – Bruns (46. Daube), M. Kruse, Bartels (83. Schindler) – Naki (71. Saglik)

【SpVgg Greuther Fürth】
Grün – Nehrig, Kleine, Mavraj, Schmidtgal – Prib, Pekovic – Sararer (78. Pektürk), Schröck – Occean, Nöthe (85. Schahin)

 
出先からの帰りが遅くなって前半20分くらいからの観戦になってしまいました。
前半はどちらかというとホームのパウリ側がボールをポゼッションしている時間が多く、3度くらい決定的なチャンスを作りましたが、そのたびにフュルトの守備陣がよく集中してしのいでいました。

ペース的にはパウリかと思われたのですが、先制したのはなんとフュルトの方でした。
フュルトはボールを奪ってからが早く、シュミットガルがやや浮かせたミドルのパスを1本前に送ると、それを受けたネッテがうまくトラップで前に運んで、右足アウトできれいにゴールを決めました。
ゴールしたのとほぼ同じ頃に前半終了。フュルトとしてはしてやったりの前半でした。

後半に入りシューベルトが先に動きました。ブルンズに替えてダウベ。これがぴたりと当たり、54分にはボルからのパスを受けたダウベがゴールして、パウリが同点に追いつきました。
まあ、前半から見ていて、フュルトは失点しそうかなと思っていたのでこれはしょうがない。

パウリは71分にナキに替えてザグリクを投入。そしてこの交代もまたコワいくらいにハマります。シューベルト、神がかってるな。
75分、フリュト守備陣が少し集中が切れた感じのところを、ザクリクがDFをかわしてゴールを決めてパウリ勝ち越し。
ザグリクも元パダボーンで活躍した選手なので(昨シーズンはボーフム)、個人的にはいろいろ複雑な気持ち・・・。

フュルトはさらに、81分にペコヴィッチが2枚目のイエローをもらって退場となってしまいます。
Skyのコメンテーターも言ってましたが、ちょっとこのイエローはカードを出すほどのプレーではなかった感じです。
ま、そんなことを言ってもしょうがありませんが。
パウリのサポはきっとこの時点で勝利を確信していたと思いますが、ほんとにサッカーってわからない。
数的に不利なはずのフュルトの方がゴール前で決定的なチャンスを作り、パウリはぎりぎりのところでポストに助けられます。ただ時間もないし、これがラストチャンスかと思ったんですよね。

ところが試合終了間際、右サイドをペクトュルクがDFをかわしてあがり、タッチライン近くで中に入れた早いボールをオーシャンが押し込んでフュルトが追いつきました!

このまま試合は2-2のドロー。
本当を言うとどちらも勝ち点3がほしい状況でしたが、まあ、しょうがない。
試合後は写真のように、ビュスケンスとシューベルトが並んでSkyのインタビューを受けるという場面もありました。二人とも冷静に試合を振り返ってコメントしてたなー。

あー、それにしてもこういう試合を見ると、両チームともに1部に上がってほしくてしょうがありません。
どちらもちゃんとボールをつないで試合を組み立てていくチームで、ツヴァイテによくありがちなイケイケなだけというサッカーとは一線を画していると思います。それだけに1部にあがってどんなサッカーをするのかホントに見てみたいわー。
(ビュスケンスが喜びでわけわかんなくなってはじける場面も見たいw)