ここ数日、新聞やテレビでずっと『Cordoba』(コルドバ)という文字をよく目にします。
たとえば、
- 『Gibt es jetzt ein zweites Cordoba?』 at Der Westen
とか、
- 『Cordoba – da stehe ich komplett drüber』 at sport1.de
とか、ガーディアンもこんな感じで。
- 『Football fever takes hold in Vienna, as Austrians revive spirit of Cordoba』 at Guardian Unlimited
あまり記事をちゃんと読んでなくて、コルドバって何だろう???って感じだったのですが、今日、学校の先生が教えてくれたところによると、1978年W杯アルゼンチン大会で、ドイツ(当時は西ドイツ)はアルゼンチンのコルドバで、オーストリアに負けてるんですね。今から30年前の話になります。
第2ラウンドの初戦をイタリアと0-0で引き分け、第2戦でオランダと2-2で引き分け、後のないところで臨んだ第3戦でオーストリアに2-3で敗れたため、決勝にも3位決定戦にも進出できなかったそうです。(『Wikipedia 1978 FIFAワールドカップ大会』を参照しました)
ほほー、それでやたらとコルドバ、コルドバと言っているのかー。
ガーディアンの記事によると、1978年大会に出場し、オーストリアリーグでもプレーしたハンジ・ミュラー(ユーロ2008ではインスブルックの大使を務めているそうです)は、『コルドバの再現』になることを非常に恐れていると語っています。
『(当時)ドイツは少しだけ問題があった。私たちは2つのグループに分かれていた。でもオーストリアはとてもいいチームだったよ』
むむむ、チームに問題があった?
今とちょっと状況が似ている?
なんか、みんなが心配するのもわかるような気がしてきました。
普段通りに試合ができれば、ドイツの勝率はきわめて高いと思うのですが、なんつーか、監督や選手が進んでプレッシャーと呪縛をかけているような気がして、非常に心配です。普通にやればいいのよ、普通に。
やっぱり、優勝候補なんて自らが思っちゃだめだよねえ。
運命のキックオフまであと5時間半。