パダボーン対ブレーメンの練習試合

リーグ開幕まであと5日。
パダボーンは昨日ホームでブレーメンと練習試合を行いました。Sport1で放送があったので、ストリーム観戦。今季のパダボーンの試合を見るのは初めてです。

開始15分くらいはぎこちない感じで、チームとしてまとまっていないんだろうかと不安になりましたが、リズムに乗り始めるとあとは最後まで素晴らしいパフォーマンスをみせ、2-1でブレーメンに勝ってしまいました。
もちろん、すぐ目の前にリーグ開幕を控えているパダボーンと、まだ4週間先のブレーメンとではコンディションに大きな違いがあるのは百も承知ですが、それでも開幕前の最後のテストマッチでブレーメンに勝つなんて気持ちの上で弾みがつきます。
パダボーンはこのシーズンオフは本当に良いことが全くなかったので、ちょっとくらいサポが嬉しく思うことがあってもいいよね・・・。

新しいシュミット監督、有能な人ですね。この短期間(監督就任して20日弱)でチーム戦術を選手に浸透させ、それなりに構築してくることができるなんて。後半はかなり選手交代をしましたが、混乱することなくみんながチームプレーをしていました。

Testspiel : SC Paderborn – Werder Bremen : 2-1 (1-0)

【Tore】
1:0 (35.) Yilmaz
1:1 (58.) Junuzovic
2:1 (74.) Bertels

【SC Paderborn 07】
Kruse, Wemmer, Vrancic (76. Poljanec), Strohdiek, Bertels, Meha (76. Ornatelli), Krösche (63. Zeitz), Brückner (63. Ziegler), Feisthammel (76. Gulde), Kempe (54. Demme), Yilmaz.

【SV Werder Bremen】
Wolf, Lukimya, Elia (63. Ekici), Hunt (63. Ianiovski), Junuzovic (63. Kroos), Sokratis, Gebre Selassie (46. Stevanovic), Petersen (46. Arnautovic), Trybull (63. Trinks), Hartherz, Füllkrug.

 

試合開始直後は、ブレーメンの方が積極的に攻撃をしかけ、まず7分にバイエルンからレンタルで移籍してきたニルス・ペーターゼンのシュートをGKのクルーゼがセーブします。
その後もブンデスに戻ってきたエリアにサイドから押され気味になったり、しばらくはハラハラする展開。
ゴールキーパー、クルーゼの相変わらずの神セーブに何度も助けられましたが、あまりそればかりに頼っていてはいけないのよねー。
ただ20分を過ぎたあたりからパダボーンがリズムに乗ってきたのか、22分にクレシェのシュート、さらにCKからイルマツのヘディングと、いい形が出てきました。

この日、FWの位置に入ったイルマツはマインツの選手で、パダボーンの練習に参加しテストを受けていたようです。
そのイルマツが35分にやや距離のあるところからグラウンダーのシュートを決め、なんとパダボーンが先制します。

1-0とリードしたままハーフタイムに入ると、Sport1のゲストにパウリのシューベルト監督登場。
ゴンターとモハーをもっていっちゃたのに、コメンテーターがまだ連れて行きたくなるような選手はいましたか?なんて聞いたときは、個人的にちょっとムッとしたよー。
それにしてもシューベルト君、よくパダボーンに遊びに?来てるよね。チームに帰ってきたくなったらいつでも帰ってきていいのよ(笑)

後半に入り、58分、ブレーメンのユヌゾヴィッチにゴールを決められて同点とされてしまいます。ハルテルツのクロスに頭で合わせたものでした。
その後はパダボーンもけっこう選手を入れ替えたので試合が散漫になるかなあと思ったのですが、74分に途中から交替で入ったデメからのスルーパスをベルテルスがゴールに流し込んで2-1と逆転!
reisさんとTwitterで話したのですが、ベルテルスのゴール(というかシュート)なんてこれまで見たこともなく、しかもけっこう上手いシュートだったのでびっくりしました。(ブリュックナーだったらはずしていただろうという意見には笑ってしまいましたが)

シュミット監督はスペースへのパスでシンプルにチャンスを作るという試みも多く、これまでパスを多用するけれどもなかなか前で崩し切れなかったところもあるパダボーンに、新しい意識を持ち込んでいるようですごく期待ができます。

さて、パダボーンはシャルケからフィリップ・ホフマンを1年レンタルすることも発表。

シュミットはU-19ヴォルフスブルクの監督だったので、ホフマンのプレースタイルなどもよく知っているようです。
『フィリップはペナルティエリアの中で高さがあり、ゴールも狙える。またヘディングと強力な左足も持っている。うちのチームに今いないタイプのフォワードだ』とコメントしています。
チーム自体が若い選手が多いので、ホフマンもやりやすいだろうと思います。
(シャルケにはごめんなさい。汗)でも、わーい、楽しみが増えてしまったわー。