2014年3月の記録:ミュンスター観光

【ドイツ・スペイン観戦旅行記2014 vol.2】

翌日はずっと行ってみたかったミュンスターの観光です。
パダボーンからミュンスターは1時間くらい。DB(ドイツ鉄道)ではなく、ユーロバーン(線路は同じ)で向かいます。
この日は三部のプロイセン・ミュンスター対ハイデンハイムの試合があるので、実はそれを見に行こうと考えていたのですが、雨が降ってきて思ったより寒かったので、結局くじけてしまいました。

ミュンスターについては以前に「千年王国の惨劇-ミュンスター再洗礼派王国目撃録」という本を読んだことがあり、なんとなく興味を持っていました。16世紀に再洗礼派というキリスト教の一派がミュンスターに千年王国(ミレニアム)を築こうとして最後には篭城、泥沼の飢餓地獄に陥りました。

もちろんそのような惨劇の後はいまは微塵もありませんが…こんな風に腕がたくさん天に向かって突き上げられたモニュメントがあると、どういう意味なのかなと妙にドキドキしたりします。

そして街を囲む門のそばでは、飢餓から逃れようと人々が押し寄せたのかなあとか、この前で戦ったのかなあとかいろいろ考えてみたり。
でも実際にはドイツの街は、第二次世界大戦時に空襲で古い建物がほとんど崩壊してしまったところが多いです。ミュンスターもそうですね。初めてドイツに来た時、中世からの歴史をずっと見てきた建物がたくさんある!と感動したりしましたが、実は戦後に建てられたものだったりします。

有名な大聖堂の周りではマルクトが開かれ、大勢の人でにぎわっていました。

新鮮な野菜や果物、ハムやソーセージ。特に買うわけではないけど見ているだけで楽しい。

そして大好物のジャガイモのパンケーキ(Reibekuchen)。
これにアップルソースをたっぷり乗せて食べるのが常なのですが、冷たいソースをどっさり乗せられるとすぐ冷たくなってしまうので今回はなしで。

ミュンスターはこじんまりとしたとても素敵な街でした。ただ歩いているだけで楽しいです。
3月も半ばのミュンスターでは桜の花が満開でした。