11Freundeに掲載された内田コラムについて

ドイツのサッカー雑誌「11Freunde」の156号は「選手が作る11Freunde」というテーマで、ドイツでプレーする選手たちが様々な文章を寄稿しています。 そのうちの一人にシャルケから内田選手が選ばれたことは、シャルケのファンとしても、また「11Freunde」というサッカー雑誌のファンとしても嬉しいことでした。 日本とドイツの文化の違いやシャルケでプレーする意味などを率直に語ってくれた内容は、最初に読んだ時にとても心を揺さぶられました。できるだけ多くの人に読んでほしいなあと思い、仕事から帰ってきては作業をし、3日くらいで訳し終わりました。


雑誌に掲載されている事なので、個人のブログとはいえ許可を取った方がいいかもと、まず11FreundeのWebにあったお問い合わせ先にメールを送ると、すぐに自動応答で「順番に処理するのでお待ちください。急ぎの方は下記のメールアドレスに直接送ってください」といくつかのメールアドレスが送られてきました。 そのうちの一つへさらにメールを送ってみると、「12月5日まで休暇を取っています」という自動応答メールが…。1ヶ月もー(笑) しょうがないから待つかと思ってさらに1週間。 ふと何気なく迷惑メールボックスをのぞいてみたら、11Freundeの他の方から返信が来ているではありませんか。どうしてgmailはお問い合わせへの返信メールをたまに迷惑メールに振り分けるの(汗)

「実は日本語に訳してくれる人を捜していたんだ。11Freundeのサイトに載せてみる気はある?その後でキミのブログに載せるというはどうだろう」

返信の内容はこんな感じのかなり軽い乗りのメールでした。もちろん大好きな11Freundeに載るなんて願ってもない事で、慌てて適当に訳していた文を読み直し、夕方にはメールに添付して送付。その後もなんどかやり取りがあった後、掲載してもらう事が出来ました。

同じ内容なのでここには訳文はもう載せませんが、ぜひ11Freundeのサイトで読んでみてください。(追記:リンクが切れてしまったので当ブログ内に再掲しました。『11Freunde 内田記事・再掲』)ちなみに手伝ったのは本文だけです。「内田篤人 彼の冒険ブンデスリーガ訳」とか「内田 篤人 ブンデスリーガのFCシャルケ04での日本への彼の方法」といった謎の日本語部分は彼らがGoogle翻訳を使ってひねり出したものです。ただこの不思議な日本語があった方が、そこがドイツ語サイトであることをなんとなく感じさせてくれるので好きです。 あと上の写真にもありますが、雑誌でも「ベ」という謎の日本語で始まっているのもたまりません。おそらく原文だと「Bevor」という文章で始まっているので、最初のアルファベットBをとって「ベ」を大きくしたんでしょうけど、意味不明すぎてかわいく思えます。

素晴らしいのはオリジナルにある内田選手の素直な言葉が持っている力だと思います。ニュアンスを残しながら日本語に移し替えるのは、こういう仕事をしているわけではない私には相当に難しかったですが、少しでもオリジナルの雰囲気が伝われば。 そしていつかユリアンやシャルケのみんなが日本を訪れる日が来る事を願っています。

11Freundeに掲載された内田コラムについて」への5件のフィードバック

  1. 翻訳ありがとうございます。

    最初にこの雑誌のことを知ったときとても読みたい!と思いましたが、英語ならまだしもドイツ語はGoogle翻訳を使っても私には高すぎる壁と諦めていたので、日本語訳をみつけたときは本当にうれしかったです。
    そしてその訳者がKameさんで一言お礼をを伝えたいと思っていました。

    私だけでなく、内田選手やシャルケを応援している日本人の多くが感謝していると思います。
    本当にありがとうございました。

  2. ブログを開いたら独語の記事がすらりと読めてしまうなんて…すごい。kameさんありがとうございます。うっちーはあまり多くを語らない印象があるだけに、こんなふうにまとまった形で想いを知れて嬉しいです。言葉を選びながら話していそうな画も浮かんできたり。kameさんの書く文章は、人柄を伝えるのが上手で好きですー。

  3. >みっきーさん、

    ありがとうございます!
    本当にオリジナルが素晴らしい内容だったので、どうしてもたくさんの人に読んでもらいたくてちょっと頑張ってみました(^^;)
    みっきーさんにも読んでいただけて嬉しいです!
     
    >ハンザさん、
    そうなんですね。あまり多くを語らないイメージがありますが、語るときはとても正直で素直な言葉で語りますよね。
    ハンザさんに好きと言っていただけてとホッとします!自分だとどうしても客観的になれないので、読んでいるうちにわけがわからなくなったりしました(笑)

  4. 以前、何度かコメントさせて頂いた、ウッチーファンです。

    翻訳ありがとうございます。
    この訳が kamecaveさんによるものだったとは!!
    驚きです。私なんて、英語もおぼつかないのに(汗)
    自分の言葉で話そうとするいつもの彼らしさが伝わってきて、
    嬉しく読ませて頂きました。

    1年目はどうなることかと心配していた内田選手が
    (スタジアムで見ても、存在感がなくて(汗))
    ゲルゼンキルヘンにここまでの居場所を見つけることが出来たことは
    ファンとして感無量です。

    ただ、シャルケのほうが‥
    4年余り見て来て、今が一番つらいです(苦笑)

    どうしてもお礼を言いたくて、コメントさせて頂きました。

  5. >きゅうさん、
    お久しぶりです!コメントありがとうございます。
    読んでいただけてとても嬉しいです。彼らしい言葉が伝わるか不安だったのですが、なんとなく感じ取っていただければ。
     
    本当に内田選手は最初の頃から見ていてずいぶん変わりましたよね(良い方へ)
    選手が成長するのを一緒に見ていられるのはファンにとっての喜びでもありますよね。
    確かに感無量です。
     
    チームはまあ、良いときもあれば悪いときもありで、確かに辛いですがこれで終わるチームではないと思っているので、きっと良くなると信じています。

    

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