ボーフム対デュースブルク戦

昨年の10月以来のボーフム訪問です。

当時はまだ工事中だった中央駅もきれいになっていました。やっぱりボーフムの街、なんか好きだわ。
中央駅からトラム(308/318)で2駅なんですが、青い車両が来たので、お、ボーフム・ラッピングカーか？と見たら、先日見たシャルケの車両だったので、笑ってしまいました。
子供たちが『シャルケ、シャルケ』と爆笑してたのも、なんかおおらかで面白かったなー。

ボーフムのホームゲームはだいたい完売にならないので（ミッドウィークとはいえ、シャルケ戦ですらチケットが余ってました。買えなかったけど）、ダービーといえども余裕かなと思っていたら、やっぱり相当数、当日券がでていました。



私のドイツ語の先生はデュースブルクに住んでいるのですが、彼の話だとノキアの工場を閉鎖（ルーマニアとハンガリーに移転）したので、ボーフムは今、失業者が大勢いると言っていました。
席がうまらないのはそのへんの関係もあるんでしょうかねえ？
（ボーフム・ノキアという駅名もあるくらいなのに。ただ、跡地にブラックベリーが進出するという話もあるそうです）

試合はreisさんも書かれてますが、私も途中で一瞬眠くなったくらい、あまり見所のない試合でした。

ボーフムの攻撃も単調でした。デュースブルクのDF陣がかなり高いので、その前に入り込むという工夫をしないかぎり、クロスをあげても跳ね返されることが多かったです。
デュースブルクのCB、シュリッケ（194センチ）がシェスタークについていて、振り切られたりしても、他のDFがうまくカバーしていて、デュースブルクは守備はけっこういいのに、惜しいチームだなあと感じました。（意外ときらいじゃないです、ゼブラさんチーム。スタジアムの人たちがみんな優しかったので）

ボーフムはCKが14回くらいあり、最初はシェスタークが蹴っていて、ほとんどチャンスにつながりませんでした。
逆にデュースブルクは数少ないセットプレーのチャンスをものに先制します。
ニクレスク（この冬に移籍してきたんですね）のFKはほんとにスーパーで、おおっ、いいもん見せてもらったーって感じでした。



後半、グローテくん＠オレンジ靴がでてきたあたりから、ボーフムはようやく攻撃に連動性がでてきました。
いいボールを蹴る選手なので、彼がプレースキックを蹴るようになってチャンスも増えたと思います。
（そういう意味では、ミムンなり小野なり、うまいキッカーがいないともどかしいチームです）

シェスタークのゴールは一瞬だったので、ゴールの瞬間は見たのですが、その過程がわからなかったー。
スポーツニュースで見直したら、クロスに頭だったんですね。（なぜか足で決めたと思っていたｗ）

私的には、もとパダボーンのGKトム・スタークがスーパーセーブをしたのを見たり、お気に入りのグローテが久しぶりに試合に出たのに立ち会えたり、シェスタークのゴールを見たり、デュースブルクの選手をじっくり見て、わりと気になる選手を見つけたり（CBのシュリッケと、左SBのトビアス・ヴィリ）と、まあなかなか楽しかったのですが、実はこの日、スタジアムにはけっこうな数の日本人がきていました。
ストアでもたくさん見かけたり、ツアーっぽいおじさん集団が何人かいたりしたのですが、彼らにとっては小野もでなかったし、気の毒な試合だったかもなー、なんて少し同情。



帰りは前回と同じく、歩きで街に戻りました。
前回は気がつかなかったのですが、公園を抜けていくルートがあったんですね。
公園には金属製のオブジェが点在し、なかなかいい雰囲気でした。