2010/2011シーズンのLine Up (DF編)

シャルケの選手カタログ・ディフェンダー編です。(GK編はこちら

このオフ、シャルケの顔だったセンターバックのボルドンがカタールへ移籍、昨シーズンのキャプテンだったハイコ・ヴェスターマンがハンブルガーSVに移籍してしまったのは、ファンにとってはなんともショッキングな出来事で、いまだに感情的にずるずる引きずっています・・・。

ああ、でもまだベニーがいる!
時々、『私の』とか『オレの』という形容詞をつけて、勝手に独占してしまいたくなるベニーことベネディクト・ヘヴェデス。22歳。
こちらは2年くらい前のまだ23番をつけていた写真ですが、現在は4番をつけています。



昨シーズン後半は、キッカーのランキングリストでもアルネ・フリードリッヒについで2位にランク付けされるほどのパフォーマンス。
彼もやはりシャルケのユース育ちで、2008/2009シーズン頃からスタメンでプレーするようになりました。
センターバックだけでなく、たまに右サイドバックなどもやらされています。

ドイツ代表としては、U21でノイアーと共に欧州選手権で優勝。キャプテンをつとめた試合もあります。
まだ、22歳なので、今回のU21欧州選手権にも主力として残っています。A代表にも早く呼ばれてほしいんですが。
とにかく性格がよく、ファンサービスの時の笑顔が最高に素敵で、彼に会った人はみんなファンになってしまうんじゃないかしら。

ただ、芯はかなり強く、リードされている試合で追いついたりするような劇的なゴールを決めるイメージです。
U21予選プレーオフで本大会出場を決めた時のゴールや、去年のドルトムントとのダービーでのゴールなど、記憶に残るゴールが多いです。個人的にキャプテンタイプだと思っているんだけど、どうでしょ。

右サイドバックはラフィーニャ。(ブラジル人ならハフィーニャと書くべきなんでしょうけど、間抜けな感じがするので、好みでドイツ語読みで)



毎年、移籍のニュースで賑わせますが、内田が来たことでさらに移籍関係のニュースは注目されているかも?
今年が6シーズン目ですね。ずっといてほしい選手の一人です。

サイドを絶妙のタイミングであがっていき、質の高いクロスをあげ、何度もシャルケの得点シーンを演出しています。ボール扱いもうまいので、前線でのdoppelpass(ワンツー)などで、相手ディフェンス陣を混乱に陥れるところはたまりません。右SBのポジションだと、前線でファルファンというペルーの選手とからむことが多く、この二人がパスを交わすところはドイツっぽくないリズムがあって大好き。
マガトになってからは、左サイドバックやボランチの位置で使われることも多くなりました。

あと、右は今年マインツから移籍してきたティム・ホークラント。25歳。
彼もシャルケのユース育ちで、マインツでキャプテンを務めるくらい信頼されていたのですが、今年から再びシャルケに戻ってきました。
残念なことに、膝の怪我をしてしまったのでしばらくは試合に出られないかも・・・。

左サイドバックはクリスティアン・パンダー。今年、27歳になります。



以前にはマドリーへの移籍という話も出たことがありますが、とても才能のある選手です。ただ、とにかく怪我が多く、満足にプレーしたシーズンって少ないんじゃないでしょうか。アトレチコ戦でのフリーキックはマイ・ベストゴールのひとつ。

その他のディフェンダーは今年オリンピアコスから移籍してきたキリアコス・パパドプロス。18歳。
あとは内田篤人くん。(『公式の内田インタビュー』参照)
さらに、昨シーズン、シャルケU19からあがってきたけど、なかなか出場機会のない『オレの』マルヴィン・パチャン。今年はどこかでプレーできるといいな・・・。
ノルウェーから移籍してきたレギニウセンはレッチェにレンタル移籍しました。

あ、素で忘れていたけど、メッツェルダーもいましたね・・・。
メツが移籍してきたから、結果的にヴェスターマンが移籍したと思っているシャルケサポは多いんじゃないかなあ。
ドルトムント時代にシャルケをバカにするTシャツを自分のウェブで売っていたことがあるので、シャルケのサポの間では嫌っている人がたくさんいます。
まあ、活躍してくれれば認めますけど、正直、今の時点では好感は持っていません・・・。(ごめんなさい)