ボルシア・パークに潜入

【ドイツ・ロンドン観戦旅行記 vol.8】

第10節最大の注目カード。ボルシア・メンヘングラートバッハ対1.FC ケルン at ボルシア・パーク。
2部とは思えないこのカード。

BMG公式チケットページから早々に姿を消したことを考えても、ソールドアウトなんだなあとわかるはずなのに。
無知はときにパワーになるということを今回初めて知ったのでした。
はい、無知とは私のことです(汗)

チケットのプレミア度の高さ、そして、ボルシアパークがあんなにも遠いということを知っていたら、決してスタジアムまで行ってみようなんて考えなかったと思います。
この日はゾーストという街まで観光に行ったのですが、その様子はこの試合の後に書きますね。
とりあえず戻って来て、メンヘングラートバッハの駅まで行くと、すぐにスタジアム行きのシャトルバスを発見。さっさと無料で乗り込みます。
ここまでこっそり後ろをつけて来たすてきなケルンサポの兄ちゃんはどこかへ消え去り(がっかり)、バスの中は緑と黒と白のBMGサポばかり。
今思うと、私はバスの中ではそうとうへんてこな存在だっと思いますが、自分ではぜんぜん気になってませんでした。

そして、それからが長かった。
バスに乗って30分を越えたあたりから、近くにいたおじさんが、『ドライツィッヒ、ミヌーテン』『フンフ、ウント、ドライツィッヒ、ミヌーテン』と5分ごとに時間を読み上げ始めます。
到着したときには、『フュンフツィッヒ!フュンフツィッヒ、ミヌーテン!』とあきれたって感じで叫んでいました。
なので、きっかり50分かかったというのはちゃんとわかった(笑)
そしてこの『フュンフツィッヒ』という言葉が後から功を奏してくるのです。

それにしても、たとえるなら、代表戦の帰りに埼玉スタジアムから浦和駅までバスにのったくらいの長さ・・・でしょうか。
スタジアムへ向かう車で道路も混みこみだったので、5分くらいほとんど動かないときもありました。

バスから降りて、スタジアムを初めて見たときの驚きといったら。
写真はぼけていて何が何だかさっぱり・・・ですが、真っ暗な中に巨大な緑と白と黒の光が浮かび上がる様は本当に美しかったです。

ボルシアパーク

こちらがスタジアムの西側入り口です。



チケット売り場に向かうといきなり声を掛けられました。
『チケットあるよ?』
そのときはまだソールドアウトしているというのを実感してなくて、『いや、いらない』とそっけなく言って、チケット売り場に並びました。
当たり前ですが、チケットはありません。

その時点で、え、試合終わるまでここにいなくちゃいけないのかなあ、と初めて不安になりました。
こんな遠いところ、路線バスもあるかどうか・・・。
ようやく事態を理解し、おろおろしながら(←バカ)、チケット売り場の周りをくるくる回り始めると、さきほどのおっさんがどこかで見ていたのでしょうか、やってきて『チケットいる?』と聞いてくれるではありませんか。
頭をぶんぶんたてに振ると、『じゃあ、フュンフツィッヒ』と言われたのでした。
おお、さっきまで聞いていたからすぐ理解できる。こんなにドイツ語がはっきりとわかるなんて(感動)

で、結局、私がこの人から買ったかどうかはひ・み・つです。

ちなみに定価は29ユーロでした。

 

ボルシア・パークに潜入」への2件のフィードバック

  1. >reisさん、こんにちは。
    ほんとに大げさな表現でもなく、一瞬、息をのむような美しさでした。
    確かにまわりに何もなくて真っ暗なので、チームカラーが闇にそこだけきれいに浮き出ていましたし。
    お昼のボルシア・パークも見てみたいですねー。

  2. こんばんは。
    夜のボルシアパークは美しいですね。周囲に何もないから目立つでしょうね。
    私も今度は夜の試合を観戦しに行きたくなりました。

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