【ドイツ・ロンドン観戦旅行記 vol.14】
試合前、選手たちが登場すると、シャルケサポからはものすごい声援が。ほんと声でかいよ、あんたら。
ちょっとだけ映像。これは最初に選手がアップしていたときですね。私の席からは相当遠かったと思うのに、これだけ声が拾えているということから、どれほど声がでかかったか想像つきますよね。
ウォーミングアップ後、シャルケの選手たちはシュート練習を始めたのですが、えっと・・・枠に全然とんでいません(汗)
もうこの時点で、今日は得点できないかもなあと真剣に思いました。にるにるだったらよしとしよう。
試合でもかなりよかったと思うエルンストは、このとき一番まともに蹴れていました。やっぱりウォーミングアップの時点でなんとなくわかりますよね。彼はひとりだけいつもとかわらなかったのですが、他の選手はどことなくふわふわした雰囲気がただよっていました。
クラニィの姿が見えないというのはシュート練習のときに気がついていました。
でも、裏でウォームアップでもしてるのかなあくらいに考えていたのです。
スタメンをコールする前にごちゃごちゃと放送があったのをうっかり聞き逃し、最後の『クラニィ イズ ブロックアウト』というフレーズだけが、かろうじて耳に入って来ました。
ひいい、なんですってええええ。
今、思うと、Block outなのか、Knock out なのか、Black outなのか、Lock outなのか、さっぱりわかりませんが、その時はBlock outと聞こえ、うわー、クラニィ何かやらかしたのかと、ものすごく暗い想像に走ってしまいました。(なぜかドーピング?とか思った。ごめんよお)
よく考えれば出場停止ならSuspendedなのに。そんな単語は思いつかず。ケガで出場できなかったというのは、日本に帰って来てから知りました。
暗い気持ちは、スタメンを聞いたときにもっと広がってしまいました。
え、レーヴェンクランスとアザモアとラーセンの4-3-3?
特にラーセンはスタメンどころか、これが今年の公式戦初登場って知っていたので、その時点でほんとに頭をかかえ、妙に緊張して、手が冷たくなって来るのを感じました。
試合勘ってものがあるだろうに、それがいきなりCLスタメンか・・・。
サッカーの試合で開始前からこれほど暗澹たる気持ちになったのも久々でした。
(たぶん、今年の埼スタで行われた対浦和戦くらいかな。あのときは10人のジェフが引き分けに持ち込みましたけど)
コビアシュビリがいない、パンダーがいない、クルスタイッチがいない、ハリルがいない、そして、クラニィがいない。
ほんとは、シャルケはもっといろんな選手がいるけど、みんなケガをしてて、ここにいるのはぎりぎりのメンバーなんだよ、なんてことを誰ともなくまわりに言いたい気分でした。
・・・と思ったら、ほんとに言ってる人がいた!
私の前に座っている男性ふたりは、どちらもチェルサポかと思っていたら、一人はシャルケサポだったのです。
それがわかったのは、前半終了間際、グロスミュラーのゴールがオフサイドになったときでした。
思わず腰を浮かすからすぐわかるって。どんなに上手に隠れても、黄色いしっぽが見えてるよってなもんだ。
(ちなみに近くに4、5人はそんなやつらがいました。といっても圧倒的にチェルシー応援席だったんですけど)
ハーフタイムに聞くともなしに前の人の話を聞いていたら、私も同じ事を言いたいぞ、と思うような事をとなりの友人(彼はチェルサポ)に話していました。レーベンクランスは今季は不調なんだよ、とか、ラルセンはこれが今年初めての試合でねとか。
今思うと、あのとき話しかければよかったなーとちょっと後悔。
その間、私はとなりの席のチェルサポ少年とお話しをしたりしていました。彼とも、オフサイドの判定で私が席に座り込むと、惜しかったね、って感じで互いに笑い合ったりしたことで、ちょっと打ち解けていたので。ジョー・コールがあこがれの選手だって言ってたなあ。
けっ、ジョー・コールか。むちむちくんか。と心の奥で思った事は内緒。
「CL 対チェルシー戦@ロンドン その2」への2件のフィードバック
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クラニーの離脱は突然だったので、現地でKameさんもショックだろうなあと心配でした。
周りの人に「今ここにいるのはベストメンバーじゃないんだよ」と言って回りたい気持ちはよくわかります。
「知らないかもしれないけど、ほんとはもっとやれるメンバーがいるの!」って
私も全世界のテレビの前にいる人たちに言いたかったです。
紛れ込んでたシャルケサポ、前半終了間際までよく見つからずに頑張ってましたねw
そしてジョー・コールが憧れの少年というのもかなり渋い(笑)
>のもんさん、
ショックでした。血の気がさーっと引くっていうの、ほんとにあるんだなあと。
なぜクラニィが出場できないのか説明も聞き逃してしまったので、さっぱりわけがわからないまま、とにかく頭をかかえていました。
点はとれないだろうなというのはメンバーを見て覚悟していたのですが、チェルシーに虐殺食らったら立ち直れん・・・とか、そういう無駄な心配もしてましたねー。
一段落ちる(という言い方はほんとに失礼だけど)くらいのメンバー構成ならまだなんとかなるけど、それよりもう一段落ちるくらいベストからはほど遠かったので、前に居た人の言い訳したくなる気持ちも本当によくわかりました。
なんか見ていると気のいい人らしくて、最初のうちは拍手もなにもしないでじっとしていたので、まさかシャルケサポだとは思ってもみませんでした。
私は、CLのグループステージで、それもまだ半ばだし、たぶん大丈夫と思ってチェルサポの間でがんがんシャルケの応援をしてましたが、今思うと、このスタメンをみたあとだから、すでに尋常じゃない精神状態だったのかも(笑)
ほとんど、来るなら来い、おれ一人で戦うぜ!みたいな感じ。
まあおかげさまで、まわりのチェルサポからは試合後、暖かい声をかけていただいたり、ジョー・コール好きの少年に仲良くしてもらって楽しい事もありましたが。
>ジョー・コールが憧れの少年というのもかなり渋い
ランパードという答えを予測していたのにジョーでくるとは。いい子でしたよー。