ノイアー・インタビュー

例によってやっつけ仕事ですが、公式のノイアー・インタビューを訳してみました。(一部省略&意訳ありです)


Q: ラルフ・フェールマンがシーズン終了後、シャルケを離れ、フランクフルトに移籍することになりましたが、この状況をどう思いますか。彼はあなたにアドバイスをもとめたりしましたか?

A: いや、聞いてこなかった。ラルフは家族とガールフレンドと代理人と話をして、自分にとって一番いいことは何か考えるだろう。それが普通だ。僕たちはチームメイトでもあるけど、ライバルでもあるから。

Q: 個人的には仲良しでも、ピッチではライバル。

A: そう、その通り。ラルフが入ってきた6年前から、僕たちはずっと良いチームメイトだった。彼とはほんとに仲良しだった。ユースのときには、Lothar Matuschakから、共にキーパーのトレーニングを受けた。
彼が入ってきたての頃、アドバイスをしたりしたよ。

Q: もし彼が何か訊ねていたら、フランクフルトへの移籍についてどうアドバイスするつもりでした?

A: 僕は彼の決めたことが本当によく理解できる。彼はどこか別のところでナンバー・ワンになりたいとチャンスを求めた。僕もそうだったけど、若い時からプレーするというのはとても良いことだ。もし、すべてがうまくいけば、ラルフはちゃんと自分の地位を築くだろう。彼にはそれだけの才能がある。アイントラハトは長い伝統のある良いクラブだよ。

Q: ラルフが出てしまうと、ライバルが一人いなくなります。レベルを保っていくことにプレッシャーを感じる必要がありますか?

A: そうは思わない。トレーニングをしているときに、他の選手がどうしているか観察したりしないんだ。自分のするべきことに集中するだけだ。目標をもって向上をはかる。まだ、マティアスという強い競争相手もいるしね。

Q: シーズンの半分は怪我で、最悪の始まりでしたが、どんなことを思いましたか?

A: 試合を見るだけというのはすごく苦しかった。でも僕だけが、ピッチの上で違うことを考えていたわけではない。僕たちは7位で、ドルトムントより下だ。みんなできるだけ上にいきたいと思っている。ポイントを落としすぎたよ。

Q: その理由は?

A: 選手が勝ちたいと思わなかったわけではない。いろんなことが一緒に来た。選手はお互いをもっとよく知らなければならなかった。新しい監督がきて、それは変化と適応を意味していた。すべてがうまくいったわけではないけど、最後の3、4試合では正しい進路にもどってきていたよ。

Q: クラブを取り巻く、例えばファンやメディアの過大な期待は、よくない影響を与えたりしますか?

A: そうは思わない。ぼくたち自身も大きな期待をもっている。プレッシャーは外からだけではないんだ。ぼくたちはみんな高い野望を持ち、トップにチャレンジしたいと思っている。

Q: ファンは時に不満の声をあげていますが。

A: そうだね。でも、個人に対するヤジは意味がないし、チームの助けにもならない。試合後にブーイングをするのは、別にいい。それは試合のうちだし、そういうものだ。ある種の雰囲気や、ゴール裏とスタンドからの反応がないと、試合は死んでしまう。

Q: シャルケはチャンピオンズリーグの出場を望んでいます。来シーズン、出場することができると思いますか。3位とは6ポイント離れていますが?

A: それについてあまり話すべきではないと思う。僕たちは対処しなければならないし、ベストをつくさないといけない。良いスタートを切ることが重要だ。うまく走って、トップにいるチームをとらえることが必要だね。

Q: 今シーズン、トップで終わるということは難しいでしょうか?

A: ブンデスリーガはどのチームもあなどることができない。
毎試合とてもきびしくて、どこも簡単にはやっつけられない。たとえ下位のチームでも。質の高いチームがたくさんある。例えばヴォルフスブルクなんかは、近年ずっと伸びてきているよね。

Q: 失望も大きかったのですが、欧州の試合からシャルケが敗退してしまったことで、週に2度試合をする必要がなくなったなど、優位な点もありますか?

A: いや、そう考えるのは間違っていると思う。昨年はCLの準々決勝まで勝ち進んだけど、ブンデスリーガでも3位で終わった。

Q: ホッフェンハイムが現在のところ首位にいます。彼らがリーグを勝ちとると思いますか?

A: 僕にとっては重要なことではないよ。実のところ考えてみたこともない。僕たちにとって重要なのは勝つこと。他のチームにはほとんど関心がないんだ。

Q: 話題を変えましょう。ブンデスリーガではたくさんのキーパーが代表チームでのポジションをアピールしていますが、あなたからは何も聞いたことがありません。代表はあなたの目標ではないのでしょうか?

A: 僕の目標は、来年スウェーデンで行われるU-21欧州選手権で良いプレーをすること。僕たちは予選で、優勝候補でもあったフランスを破った。目標は今は決勝にいくことだ。もちろんグループ予選は十分難しいだろう。僕たちは、スペイン、イングランド、フィンランドというタフなグループに入った。
僕はU-21でもシャルケでも成功を望んでいる。そうすれば、自動的に代表チームのポジション争いにも参加することになるだろう。確かに僕は自分の国のためにプレーをしたい。でもそれは、僕が良いプレーをしたときにだけ起こりうることだ。僕はそれ以上のことはできないし、するつもりもない。