先週のKicker紙面に長谷部と大久保の記事が掲載されていました。
タイトルは『In Wolfsburg geht die Sonne auf』(訳はこのエントリーのタイトル)。
以前、小野がボーフムに入団したときも同じような特集が組まれたのですが(『Kickerの日本人選手特集』参照)、今回は大久保を中心とした記事です。
2ページの特集ですが、やっぱり前回と同じように、ギドのコメントが囲み記事であります。日本のこととなると、もうギドに聞くというのが定番なのね。
大久保に関することはそれほど目新しいことはなく、ほとんど日本でも報じられているものをまとめた感じです。
マジョルカ時代のこととか、神戸から移籍の経緯とか、移籍を決める前に大久保がUEFAカップの試合を観戦したこととか、マガトが長い間、彼のことを獲得したがっていたことなどです。
チームメイトとして長谷部のことも少し書かれていて、その内容の方が興味深かったので、ちょっと取り上げてみます。
『彼はオープンで、なにごとにも熱心で、野心があり、学びたがっている』とマガト。
長谷部はマガトのお気に入りの選手だ。彼は控えでも文句を言わず、1年ほどですでにまずますのドイツ語を話し、何事にもいつも高いプロ意識でのぞむ。
模範的なプロ選手?
『ぼくはそうありたいと思ってやっています』というのが長谷部の答えだ。ということは、彼は自分に対し、決して満足していないのだろう。
『そういう姿勢は日本で染みついたものでしょうね』
長谷部はマガトのお気に入りの選手だ。彼は控えでも文句を言わず、1年ほどですでにまずますのドイツ語を話し、何事にもいつも高いプロ意識でのぞむ。
模範的なプロ選手?
『ぼくはそうありたいと思ってやっています』というのが長谷部の答えだ。ということは、彼は自分に対し、決して満足していないのだろう。
『そういう姿勢は日本で染みついたものでしょうね』
あと、ギドがJリーグのレベルについて聞かれ、『Jリーグの上位5チームはブンデスリーガの中位と同じくらいだろう。残りはエアステとツヴァイテの間くらいかな。日本はレベルは高い』と答えています。ギド、ほんと?(笑)
特集の最後に、今までブンデスリーガで活躍した日本人選手の成績一覧が載っていました。
Spieler | Verein(e) | BL-Spiele | BL-Tore |
Shinji Ono | seit 1/2008 beim VfL Bochum | 15 | 0 |
Makoto Hasebe | seit 1/2008 beim VfL Wolfsburg | 32 | 1 |
Junichi Inamoto | seit 2007 bei Eintracht Frankfurt | 35 | 0 |
Naohiro Takahara | 1/03-06 HSV, 2006-12/07 Frankfurt | 135 | 25 |
Kazuo Ozaki | 1983-85 Bielefeld, 1988/89 St. Pauli | 62 | 9 |
Yasuhiko Okudera | 1977-10/80 Köln, 1981-86 Bremen | 234 | 26 |
数字だけ見ると、高原はやっぱりすごいなあと思います。今年は復調してほしいなあ。(あ、でもジェフ戦ではお手柔らかに)
昨日TVをつけたら、偶然ダービーカップとかの中継をやっていました。
マグテブルク対ヴォルフスブルクだったんですが、日本人二人とも出場してました。
見始めたのが25分を過ぎた頃で、この試合は45分だけのミニゲームだったので、実際は20分くらいしか見てないのですが、長谷部、がんばってました。大久保は、いい動きも見せるのですが、この試合に関してはボールを奪われることが多かったかな。最終的には0-1でVFLが負けたんですが、長谷部が大久保にボールを集めようとしてるのが印象的でした。
長谷部、いい選手になりましたね。よく動くし、ドイツ人に対しても当たり負けしないし。マガトが気に入るのも良くわかる。
>しょーちゃん、
ええー、そういう試合でも中継があるんですね。いいなー。
大久保はテストマッチでいきなりゴールとか決めてたけど、たぶん、だんだんハードルが高くなっていくんでしょうね。
>長谷部が大久保にボールを集めようとしてる
おお、なんか気を使っているのか、長谷部。
長谷部の時も、無駄走りでパスがでてこないとかありました(涙)
日本にいるときは長谷部はそんなに知らなかったのですが、頭のいい選手ですよね。きっとサッカーへの取り組み方も真面目なんだろうなあ。これからも伸びてほしいです。
ブッフヴァルトのJリーグのレベルに関するコメントにはちょっと考えさせられます。本気ではないですよね。
私はドイツの「エアステとツヴァイテの間くらい」のクラブの試合を、ビデオでよく見ているし、スタジアムではJリーグの「上位5チーム以外」のクラブの試合をよく見ています。で、どちらが上かといえば、やはりドイツの「エアステとツヴァイテの間くらい」のクラブの方がいろいろな意味で上だと思いますね。いや、絶対にそうだと思います。
>reisさん、
私も実はどうなんだろう・・・といろいろ考えました。
個々の試合をとってみると、ドイツの「エアステとツヴァイテの間くらい」のクラブの試合がどうしようもなくレベルが低いときがあり、そのときはなんというか、Jの方が上じゃない?と思うこともあります。
ただ、押しなべて言うと、やっぱり力の差はかなりあるような気がする。
ギドもJリーグはもちろん、アーヘンでの監督経験もあるので、ふたつのレベルを比べてみるには、一番よくわかっている人かなあという気もします。
もう監督はしないんですかねー、ギド。
ギドとしては、それくらいレベルの高いとこでプレーしてたし、監督もしたんだぞっ!日本は強いんだぞ!って、アピールしたいんじゃないんでしょうか?Jのことはドイツではあまり知られてないし。
話は変わって、今日(24日)シャルケの代わりにパウリ対ヴォルフスブルクを観てきました。
結果は0-3で、VFLの勝ち。前半は日本人二人とも、後半は長谷部だけ続けて出てました。
前半と後半を見比べて、長谷部が大久保にやっぱり気を使ってるのがわかって、ちょっと・・・でした。
彼、うまく大久保を絡めて得点へ結びつけようと一生懸命で、パウリファンでさえも気づくほど。後半に入って、大久保が交代してからは、そんな気遣いが不要になったので、自分のプレーに専念してました。
大久保ですが、スピードがあるし、いい動きを見せてくれるのですが、パウリのようにガンガン来る相手にはフィジカル的にちょっと厳しいところがあるみたいです。これから慣れてくるだろうけど、おいおい、ちょっと考えが甘いぞ的なプレーが何度かありました。
長谷部は先日も書いたように、まじめにボールをキープしていないときのカバーやプレッシャーに良く走るし(何キロ走ったのか知りたい)かなりチームに効果的にプレーしてるのがわかりました。トローヤンに競り負けてることもあったけど、それはそれでOK。
先日、0304のレバークーゼン対HSVを見ていたら、
高原の動きがとてもよくて、驚いてしまいました。
あの当時はレバークーゼン視線でやはり私の目が曇っているし、
あまり中立な見方ができなかったんですが、
実はHSVの段階でも結構頑張ってたんだなあと改めて思いました。
もっと踏ん張って乗り越えてほしかったですけどね。
しょーちゃん
大久保情報、実に客観的でとてもためになります!
日本のメジャーなメディア経由よりもずっと信憑性がありますよ。
長谷部って何だかとても真面目そうですね。
マガトが気に入るのも頷けます。
気を使いすぎるのは考えものですが、自分の経験を踏まえて
早くチームになじませようと思っているのかもしれないですね。
ちょっとフジの放送が楽しみになってきました。
>しょーちゃん、
なーるほど。ギドは自分の価値を高めたいという意識もあるのか、確かに!
>パウリ対ヴォルフスブルク
あー、そうだった。シャルケとヴォルフスブルクの2試合告知のおしゃれなポスターが、前にパウリ公式に掲載されてました。
長谷部はまだ気を使っているんですね。なんかいい人すぎる。(涙)
そのうちマガトにがつんと言われますかねー?
大久保はこちらでもTVで特集されてましたが、そろそろ時期的にマガトの猛烈練習の疲れがピークかな、という気もする。(←希望的観測ですw)
>ちょっと考えが甘いぞ
そのへんはうまく考えを適応させていかないとリーグでは厳しいでしょうね。一部のチームは思っているよりずっと甘くないから。(相手FWに仕事をさせないという点では、ドイツのDFの方が日本よりはるかに上だと思う)
長谷部は後半戦を見るのが今から楽しみだなー。
>のもんさん、
高原はほんとに戻ってきたのが惜しいですよね。
代表だとか、持病だとか、問題がいろいろあっての決断なんでしょうけど、去年は生彩を欠いていて、ほんとに帰国したことが彼のためによかったのかなあと心配になりました。
HSV時代はプレッシャーも強かったと思うけど、よくやってましたよねえ・・・。
フィンケで今年は彼が復活すると嬉しいんだけど。