パダボーンのトレーニング見学

【ドイツ・ロンドン観戦旅行記2012 vol.3】

旅行話の続きです。
翌日の月曜日は早めに起きて、パダボーンのトレーニング見学。ちゃんと10時からPaderkampfbahnというグラウンドでトレーニングがあることもチェック済み。
さらに言うと、前日に場所もチェック済み。ふふふ、ぬかりはないぜ。

ま、パダボーンの見学に行きたいという人がいるとは思いませんが（汗）、一応、Paderkampfbahnの地図です。
地図には入っていませんが、左手の方にずっと行くとパダボーン中央駅です。中心街を丸く囲う形で大きな道路が通っています。きっと昔は城壁だったのかも。Aのマークのあるところが練習グラウンドです。駅からだと30分くらいかな。
パダボーンのホテルはだいたいこの城壁道路沿いか内側にあるので、そこからだと15分くらいです。意外と近い。

ホテルからこんな感じの秋の道を歩いていくと、小川と大きな公園がありその奥にグラウンドがあります。
公園の周りはランニングをしている人もたくさん。

グラウンドの入り口で様子をうかがっていたのですが、時間になってもサブGKの練習らしき人たち以外、誰も出てきません・・・。そして練習見学をする人影も私ひとり。
入口のところに「見学の人は左のスタンドで見てね」との案内があったのですが、誰もいないし、なんだろうとずんずんグラウンド脇の道を入って行ったら、ぎゃー、いきなり選手がでてきた！
どうもミーティングをしていたので開始時間が遅れたっぽいのですが、ぞろぞろと出てきて出口に向かっていくので、これは、もしかして別の場所へ移動して帰ってしまうの？とあせった私は、とにかくクレシェのサインだけはもらうのだーと蛮勇を振り絞りました！（しかし、見学がほかに誰もいなくて、一気に選手に囲まれるとビビるでー）

そして、頑張った成果がこれだー！8番の下の方にサインが！
苦労して今年のユニフォームを手に入れたときは、まさかサインをもらえるなんて思ってもみなかったよー。感涙。（『今年のユニフォームが届いた』参照）

選手たちはそのままグラウンドの門を出て、外の公園にランニングに行ってしまいました。まあ、昨日が試合だったので軽いクールダウンだけだろうと思っていたけど、まさかグラウンドじゃなくて公園を走るとは。
あー、行ってしまった・・・。
取り残されて、ぼーっと待っていたら、常連さんらしいおじさんが見学にやってきました。

『こんにちは。今日ってトレーニングあるんですよね？』と聞くと、
『あるよ』
と、にっこりと笑うおじさん。しかし待てど暮らせど選手は帰ってこない。
いい加減待ちくたびれた頃にランニングから戻ってきたクレシェが、おじさんにあいさつをしました。きっといつも見に来ている人で顔見知りなのね。

さて、レギュラー組はランニングから帰ってきたらグラウンドには出ず、そのままクラブハウスの方へ引っ込んで行ってしまうではないですか。

あせる私はまたおじさんに『今日って走るだけですか？』と聞くと、
『いや、たぶん靴を履きかえてくるんだよ』
と、確信ありげに答えてくれたのですが、なんと結局、レギュラー組のトレーニングはこれで終わりでした（お、おじさん、いい加減ｗ）

数分後、シャワーを浴びて外に出てきたファイスタンメルの姿を見つけたとき、ここまで来て帰るなんて・・・・とやっと勇気が湧いてきて思い切って声をかけてみました。

『あの、写真を・・・』
声をかけたのはファイスタンメルなのに、反応してくれたのはFWのイルマツ。おうおう、撮ってあげるから貸してみなって感じでカメラを取り上げると、ファイスタンメルと一緒に写真を撮ってくれましたー。
ぎゃー、もう死んでもいい。（←ウソ）

しかもイルマツがシャッターをずっと押したままだったので、連続写真が何枚も取れるというおまけつき（バカ）。
『何枚撮るつもりですか。（汗）』とあわてると、そこにいた選手みんなが爆笑でした。

さらに、なぜかポーズを注文してどんどん写真を撮ってくれるイルマツ。なんていいヤツなのー。
写真左は一昨年、ヘッセン・カッセルから移籍してきたニクラス・エールベック君。たぶん20歳くらい。右はおなじみ、シャルケからレンタル中のホフマン君。

ひとしきりアホな写真大会になった後で、4人全員の写真を記念にパチリ。
左からニクラス、ホフマン、イルマツ、ファイスタンメル。みんなとても素敵でした。

緊張して何も話せなかったけど、とにかく感動の練習見学でした。イルマツ、ありがとう！！！