01 27 2016

パダボーンの新トレーニングセンター

Published by at 11:27 PM under SC Paderborn 07

パダボーンの新しいトレーニング&ユースセンター(TNLZ: Trainings und Nachwuchsleistungszentrum)がついに完成し、昨日、メディアを迎えてセンターのお披露目がありました。
2013/14シーズンに二部で2位となり、昨シーズンはクラブ史上初めてブンデスリーガ一部に昇格。その勢いや、当時の監督だったブライテンライターさんの後押しもあって、ついに新しいトレーニングセンターが建ったことを思うと感激もひとしおで、昨日は一人で静かに嬉しさを噛み締めていました。
工期は7ヶ月ほど。予定より二週間早い完成です。



フィールドは4面。1面はプロ用で、それ以外はユースやアマチュアのトレーニング場として使用されます。パダボーンのユースやアマチュアはこれまであちこちで練習をしていましたが、ようやく一つの場所にまとめられました。プロの横で練習できるというのは、子供達にとっても素晴らしい事だと思います。

初めてのトレーニングの様子はこちらに。とにかく広いの一言。



以前の練習場にも行ったことがありますが、一面をとるのが精一杯。もちろん芝暖房などもないので、冬になるとピッチはひどい状態でした。(写真は一昨年の12月のもの)



クラブハウスも自前のものはなく、練習場の隣にあった公共のスポーツジムを使っていました。そのせいか、練習が終わると選手達が裸足にサンダルでうろうろしていて、それはそれで楽しくもありました。



2008年に今のアレーナへとスタジアムを移し、2014年に二部で2位となり昇格、2015年にはブンデスリーガでプレー、そして2016年にはトレーニングセンターの完成と、パダボーンの大きく変わる歴史にずっと立ちあう事が出来て本当に嬉しく思います。最初に見始めた頃は、こんな風にクラブが成長して行くとは思ってもみませんでした。
これからもよろしくね、SC Paderborn 07.

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01 23 2016

デロイト・フットボールマネーリーグ 2016

Published by at 5:33 PM under Schalke Finance

デロイト社のフットボールマネーリーグ2016が出ました。対象は2014/15シーズン。シャルケに関してのみですが、久しぶりにちょっとまとめてみました。オリジナルはリンク先からPDFファイルがダウンロードできます。

過年度のレポートについても当ブログで書いてますので、興味のある方はこちらをご参照ください。

『Football Money League 2013』
『Football Money League 2012』
『Football Money League 2011』
『Football Money League 2010』
『Football Money League 2009』

レポートの見方について。

デロイト社が独自の方法で集計し、毎年1月頃に発表するフットボールマネーリーグ・レポートは、Revenue(収入)に応じて順位をつけるという方法がとられています。支出も含めた営業利益において数字を測るわけではないので、単純に収入の大きいほど順位は上がるということになります。
計算の期間は前期シーズン。レポートが2016となっていたら、2014/15シーズン(2014/7/1-2015/6/30)を対象としています。
クラブによってはカレンダー年(1月-12月)を会計年度としているところも多いので、その場合は2年分の財務レポートから、マネーリーグの計算期間に合わせて数字を構築しなおします。パリサンジェルマンのように、多大な収入増がレポートの発表に間に合わない場合、さらっと翌年のレポートの前年順位が修正されていたりするので、現在出ているレポートが最終の数字とは限りません。

RevenueはそれぞれMatchday(入場料収入)、 Broadcasting(放映料収入)、Commercial(商業収入)の3本立てです。スポンサーやユニフォーム・サプライヤーとの契約は Commercialに含まれています。
また、Revenueに選手の移籍金は含まれていません。さらに、よりサッカービジネスにフォーカスして意味のある比較にする為に、サッカーに関係のない投資活動や資本的取引などは加味されていないそうです。

各クラブの金額は最終的に6月末の為替レートでユーロに換算(Translation)されます。そのため、イングランドのクラブなどは対ユーロ為替レートにより、結果が有利になったり不利になったりすることがあります。

2016レポートによるシャルケの収入構造は下記の通りです。パーセントは全体の比率。かっこ内は前年の数字と増減金額。通貨はユーロです。

* Matchday 17.8% : 39.2M (41.1M – 1.9M)
* Broadcasting 33% : 72.6M (68.5M + 4.1M)
* Commercial 49.1% : 107.9M (104.3M + 3.6M)

入場料収入(Matchday)は前年に比べて1.9Mユーロ減少。ホームゲーム2試合分に相当します。チャンピオンズリーグの予選1試合分とポカール三回戦の1試合だと思います。
入場料収入をさらに増加させる要素としては(1)チケット単価の増加(2)席数の増加(3)試合数の増加の3パターンしかありません。ただしシャルケは(1)と(2)がこれ以上難しいため、リーグ戦以外のチームの成績(CL、ポカール)が入場料収入の増減に直結しているのが近年の現状です。

放映料収入(Broadcasting)は、前年同様CLのベスト16まで残ったことで、UEFAからの分配が28.9Mユーロあります。金額の上昇は分配金額自体の増加によります。

商業収入(Commercial)に関しては前年の104.3Mから3.6M増にとどまりました。メインスポンサーであるガスプロムとは2017年までの契約を結んでおり、年に換算すると約20Mの収益です。来季以降への不安材料としては、フォルクスワーゲンが不祥事でスポンサー縮小する場合の影響をどのくらい受けるかという点でしょう。
マネーリーグ11位となったドルトムントの商業収入144.3Mと比較しても、かなり水をあけられた感があり、バイエルンやドルトムントのように、戦略的パートナーシップをいかに拡大していくかは今後のカギとなります。アディダスではなく、他のサプライヤーの可能性を検討しているのもその一環といえるでしょう。



今年のデロイトのレポートにはCAGR(年平均成長率)も掲載されましたが、マネーリーグの1位から5位の年平均成長率が9%に対し、シャルケのこの5年間の成長率も9.75%です。同程度の率で成長している限り、上位に追いつくことはまず難しいでしょう。またレポートにもありますが、トップ10と11位以下の差は昨年の17.5Mユーロから一気に43.3Mユーロまで拡大しました。今後はますます上位との差は広がって行く事が予想されます。

ドイツ全体で言うと、現在二部で首位を走っているラーゼンバルシュポルト(RB)ライプツィヒのような存在もあり、今後のドイツ・マネーマップが大幅に変動する可能性も秘めています。ドイツには50+1ルールという厳格なクラブオーナーシップに対する規則があり、外国資本が参入しづらいという背景もあります。しかし一方で、ドイツ全体の底上げを求めて、50+1ルールそのものの存在を見直すべきという意見も聞きます。
マネーリーグ2016を見ると、ドイツはバイエルン、ドルトムント、シャルケの3チームしか上位30位内にランキングされていないのに対し、イングランドは20位までに9チーム、20位以下には、サウサンプトン、アストン・ヴィラ、レスターシティ、サンダーランド、スウォンジーシティ、ストークシティ、クリスタルパレス、ウェストブロムウィッチと8チームが名前をつらねています。サッカーをめぐるお金の動きには、今後もますます注目して行く必要があるでしょう。

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10 19 2015

フクアリ10年に寄せて

Published by at 9:30 PM under Japan Football

市原臨海競技場が好きだった。他サポだけでなく、ジェフサポですら自虐的に、『Jリーグでも一、二を争うクソスタ』と言っていたけど、その当時、私はあそこがすごく好きだった。

臨海に行くと独特の空気が漂っていた。もしかしたらケミカル臭のする空気を独特と勘違いしていたのかもしれないけど、涙や歓喜や怒りといった様々な感情が、目に見えない気配となってスタジアムを浮遊していた。

いつまでも仮設だったゴール裏は、サポがとび跳ねるといまにも崩れ落ちそうにガタガタ揺れた。しかし臨海のメインスタンドから広がる青い空の解放感は他のどこにもないものだった。

蘇我への移転が決まった時、新しいスタジアムへはこの場所が記憶している空気は持っていけないのだなと思った。それが少し悲しかった。そしてサポが思い出をまた積み上げて、フクアリがいつか独特の場所になるといいなと思った。

こけら落としの日は雨だった。今でもよく覚えている。新しいスタジアムは少しよそよそしくて、最初のうちはどこに身を置いたらいいかわからなかった。一人観戦だったので、毎回場所を変えて自分が心地よく感じる席を探した。

そのうちホーム側のコーナー自由席二階が定位置となった。傾斜のある上層階はサッカーを俯瞰するにはもってこいだった。スタジアムで売っていたスターバックスのコーヒーを飲みながら見る試合は、どこか海外のようだと感じた。終盤に追い上げている時、さざ波のように広がる拍手の一体感。ゴールした瞬間の揺れるスタジアムを体感するには、そこはピッタリの場所だった。

今はまたスタジアムの別な場所で見ている。いつの間にか一緒に試合を見る仲間もできた。そこに行けば必ず誰かが待っていてくれる。

奇跡の残留をして、降格して、悔しい思いをたくさんして10年が過ぎた。フクアリは自分にとって新しいホームになっただろうか。

2005年最終節、5チームに優勝の可能性があった名古屋戦。他のクラブのことは関係なかった。ジェフはまず勝たなければいけなかった。1点リードされていたが、ロスタイムに阿部と坂本のゴールで勝ち越して試合は終わった。ナビスコカップでの初優勝も含め忘れられない年となった。

2006年浦和戦。中島浩司がいつものようにヒラヒラと浦和ゴール前に近づいて行くのが、まるでスローモーションのように感じた。そしてゴール。誰もが不思議なものを見た気持ちで勝利に酔いしれた。

同じく2006年のナビスコカップ準決勝・川崎戦。延長に入る前にサポが歌ったアメージンググレイスの一体感は、今でも昨日のことのように鮮明に憶えている。

2013年のガンバ大阪戦。フクアリの出来た年にジェフはナビスコカップ優勝、ガンバはリーグ優勝という初体験を分かち合った。二つのチームはなぜかこの日J2で対戦し、J1のチームのように戦った。

そして、2008年のFC東京戦。ほとんど望みのない状態で迎えた最終節。不思議と降格は頭になかった。それでも祈るような気持ちで見ていたレイナウドのPK。そして時間が止まったような谷澤のゴールの瞬間。

これがジェフサポが選んだフクアリ10年間で印象に残っている5試合だ。奇しくも私も個人的にベスト5だと思っていた試合だった。
なぜだかすごく嬉しかった。
名前も知らないジェフサポの誰かと思い出が共有されている。あの場所にいた誰かと。それがとても嬉しかった。

心に残る記憶が増えればそこにはきっと新しい空気が積み上がっていく。いつかここに昇格の記憶を刻みたいと思う。

…私たちのホームに。



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10 12 2015

2015年7月の記録:青と白の夜・その2

Published by at 11:25 PM under 2015-07,Football & Travel

【2015年7月 オーストリア Vol.7】

『2015年7月の記録:青と白の夜・その1』の続きです。

ブライテンライター監督をようやく見つけ、勇気を振り絞ってトライ。意外と好きな選手や監督にはビビりまくって近寄れないタイプです(笑)
パダボーンの記念写真集を手に、もそもそと監督に近づき『シャルケとパダボーンのファンです。これにサインをしてください』と差し出すと、『あー、これ!出来上がりをまだ見てないんだ。見てもいい?』という返事に拍子抜け。なんて気さくな人なの。
1ページずつめくりながら監督が丁寧に写真集をチェックする間、そばで立って見守っていた至福の時間といったら。
Kyokoさんがその間に写真を撮りまくってくれましたが、どの写真も自分が間抜け面をさらしていてほんと笑っちゃいます。
何を話したかは全く覚えてないのですが、『Best Wishes! Breitenreiter』と最初にサインをしてくれて、私がその後に何かを言って、名前も書いて欲しいとお願いしたら、『Für かめさん(私の名前)Alles Liebe』と書いてくれました。自分が何を言ったかはよく覚えていないですが(たぶんパダボーンをずっと応援していて的な事かも)態度が心なしか良い方へ変わった気がします。そして、Alles Liebeですよ(いや、ただの挨拶でよく使うのは知ってるけど)。わっはっは。もう死んでも良いや(←)



さらに日本から持ってきたお土産を渡すと、『なにこれ?』という表情をして『開けていい?』と聞く監督。
どうぞどうぞと勧めると、ガサガサと袋から取り出して開ける監督。そして気がつくと私たちの周りには大勢のギャラリーが。このさらし者状態、めちゃめちゃ恥ずかしいつーの。(写真はKyokoさんが撮ってくれました)



お土産と言っても大したものではなく、青と白の扇子だったのですが、箱から取り出すと広げて扇子を構える監督、最高にエンターテイナーでした。さらに『他に私に贈り物を持ってきた人はいないかね?』と言うユーモアも。見守っていたギャラリーがどっと笑ってなごみました。
一応、一緒にファンレターも渡したのですが、それはさすがにその場で開けずに持って行ってくれました。ちゃんと読んでくれたかなあ。

その後は階段付近でアシスタントコーチのブルットさんを捕獲。彼にサインをもらって、パダボーンからの監督&コーチ陣のサインはコンプリートです。
『これ、どこで手に入れたの?』とブルットさんに聞かれたので、『ドイツアマゾンで』と答えると、『そっか、アマゾンか。僕もアマゾンでオーダーしよう。ありがとう』と返事が返ってきました。

2013年のファンの集いも同じように湖を船で渡ったのですが、この時はクラーゲンフルトから出港し、フェルデンで選手一同は下船、ファンはそのままクラーゲンフルトに戻るというルートでした。
今回は選手は途中で降りる事なく、フェルデンから湖をぐるっと回って再びフェルデンに戻ってくるルートでした。
その分、時間もゆったりとして、非常に和やかな集いになりました。もちろん、事前にチケットを配る事で人数制限したのもよかったのだと思います。2013年はもう少し雰囲気が殺伐としていました。

フェルデンの選手ホテルが見えてくると楽しい時間も終わりに近くなります。



あー、またいつかこんな時間を過ごす事が出来ますように…(来年?)

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10 12 2015

2015年7月の記録:青と白の夜・その1

Published by at 7:10 PM under 2015-07,Football & Travel

【2015年7月 オーストリア Vol.6】

『2015年7月の記録:トレーニング二日目』の続きです。

2013年に初めてトレーニングキャンプに参加した時、船の上で行われたファンの集い(Blau-Weiße Nacht)に参加しました。(『船上でのシャルケファンの集い・その1』『船上でのシャルケファンの集い・その2』
その時にはこんな夢のような事は二度と経験できないだろうと思っていたので、今年、また船の上でファンとの交流を予定していると聞いた時には、嬉しいと同時に、こんなに人生の運を使い果たしていいのだろうかとちょっと心配になりました…。

ところで選手達の泊まっているホテルは正面から見るとこんな感じです。湖に面していて、目の前が船着き場になります。



集合時間にこのホテルの前の船着き場で待っていると、遠くの方から船が近づいてくるのが見えました。



最初は何も飾りがありませんでしたが、あっという間にフラッグでシャルケの船に早変わり。



ところで今回は前回と違って、事前にチケットを配布するシステムになっていました。キャンプにいるファン世話係の人を捕まえて、事前にチケットを押さえないと乗船することができません。まるで試合の時のようなチケットですが、もちろん無料です。
乗船する際にチケットを見せると、この白いリボンを手首に巻いてくれるので、それが入場の印となります。
ちなみに白いサングラスは全員にプレゼント。太っ腹だな、シャルケさん…。



さすがに前に一度経験があるので、二度目の今回は私たちもだいぶ慣れたものでした。とりあえず座る席だけ確保。他のサポの方々はテーブルや椅子をさっさと動かして島にし、ここは選手の座る席ね、と手配。乗船してきたチュポとカイサラを捕獲して取り囲みます。す、すごいな…。



2013年は選手が私服だったので、それはそれで面白かったのですが、サポにまぎれてしまうと区別がつきませんでした。今回は選手は全員クラブの白いトレーニングウエア、コーチングスタッフはグレーのトレーニングウエアで統一されていました。わかりやすいし、きちんとしている感じがして、この方がいいな。



全員が乗船し、船が動き始めたら戦闘(はは、違う)開始です。まずウロウロしている若者を捕まえてユニフォームにサインをもらいます。
『みんなドラクスラーのユニフォームだね』と笑うユースの子たち。『ゴメン、私のもそうなんだけど…』と差し出すと笑っていましたが、今思うと、移籍しちゃったあの選手は、ユースっ子たちのあこがれの存在だったんだろうなあと思います…。

二階でトビアス・シュトックを見つけ、このときのために持ってきたパダボーンの記念写真集を差し出し、サインをお願いします。最初はあまり笑わない感じで怖かったのですが、パダボーンの写真集を出すと、ニコニコ笑顔になってくれたので嬉しかったです。(実はなんだかんだ言っても他のチームのものなので、オープンにするには少し勇気がいりました…)
さらにトビアスが写真集をパラパラとめくって、昨シーズン第16節のシャルケ戦のページを開けると、隣にいたヘーガーに『マルコ!ここにキミが写ってるよ!』と指差すと、『なーにー?』という感じでそのページにいきなりサインを始めるヘーガー。ちょっとやめてー(笑)



次にゴールキーパーコーチのヘンツラーさんのところへ行って、同じように写真集を出し、『パダボーンのファンで』と切り出すと、『えー、ほんと!?』とすごく驚いて、ニコニコしながらサインをしてくれました。一緒に写真も。ヘンツラーさん好きなんだよなー(顔が)



近くにノイシュテッターとゴレツカという、目の保養になる二人が一緒に座っているの見つけ、ほんとは二人だけの写真を撮りたかったのですが、なんでー???と不思議そうにするので、私と友人と4人で写真を撮ってもらいました。あー、せっかくの美形二人なのに、横に私たちが写ったら誰にもお見せできないじゃない…。
ノイシュテッターに『東京は楽しかったですか?』と聞くと、とても素晴らしかったよーという返事が。また遊びにきてほしいですね。

二人の美形の代わりに、なんとか私たちが写っている部分を切り取ってお見せできる写真が2枚だけあったのでアップ。
こちらはフリードリッヒ。はー、美しいなー。



そしてこちらはアオゴ。近くで見るアオゴはクールで知的な感じのする人でしたー。



長くなりそうなのでいったん小休止。

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10 12 2015

2015年7月の記録:トレーニング二日目

Published by at 4:10 PM under 2015-07,Football & Travel

【2015年7月 オーストリア Vol.5】

『2015年7月の記録:ようやくトレーニング見学』の続きです。

翌日は日曜日。この日は夕方からファンとの集いがあるので、もしかしたら練習は午前中だけなのかなと思っていたら、しっかり二部練習でした。
練習場に行くとこんな風に予定が掲示してあります。



この日最初はマットを敷いてみっちりフィジカルトレーニング。



マティプは新しいフィジカルコーチのトビアス・シュトックのヘルプを得て、念入りにストレッチ。



私も体の固い方なのですが、見ているとなかなかコーチのお手本通りにできないユースの子もいて、自分のことは棚にあげてつい笑ってしまったり(ゴメン)。
ストレッチの後は、いくつかのグループに分かれてパス練習。若手のグループにはアシスタントコーチのブルットさんがついて、いろいろと指導をしていました。



ちなみにプレーを途切れさせたら、チーム全員で腕立て伏せです。きびしー(笑)



この練習の間、ずっとビデオアナリストのトビアス・ヘルヴィッヒはビデオで撮影していました。トレーニング期間中ずっとここが彼の定位置。



ところでこれは本当は昨日のトレーニングの映像だったのですが、アップし忘れたので二日目のトレーニングに追加。
若者組が9本成功させるまでシュート練習をするのですが、枠を外した場合は全員でゴールの周りを罰走します。枠に当たってはじかれた場合はセーフ。映像の途中でヘンドリクが間違えて走りそうになりますが、枠だったので走らなくて良いと監督に指示されています。



連日、猛暑の中、みんな本当によく走ります…。

お昼には午前の部、終了。
午後の部が始まるまで、隣町のフィラッハまでドライブに行ったりしていました。

さらに午後の部のトレーニング。フィールドプレーヤーは半面を使ってシュートまでの組み立てなどをやっていましたが、この日の午後はGK練習を重点的に見学。…といっても、ユースのシルダー君がいじめられ 鍛えられるところを高みの見物です。



鍛えているのは新しくパダボーンからやってきたGKコーチのヘンツラーさん。
『おめえよお、そんなのも取れなくてどうするんだよ』…と詰め寄られているわけではありません(汗)



今回のキャンプで一番ハードな練習をこなしたのはこのシルダー君ではないかと思います。若手仲良し組の一人でしたが、GKというポジションがら、誰かと組むというより一人になる事が多く、かなり過酷なキーパー練習をヘンツラーさんと黙々と長時間こなしている様子は本当に大変そうでした。それでもこのキャンプでの日々はシルダー君にとってきっと素晴らしい財産になるはずです。それだけ密度の濃い時間を過ごしていました。

午後もみっちりと練習をこなして、この日のメニューは終了。いよいよこの後はファンとの集い『ブラウ・ヴァイス・ナハト』が待っています。
私たちもさっさとホテルに戻り、急いで夕ご飯を詰め込んで19時からの集いに備えます。

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10 12 2015

2015年7月の記録:ようやくトレーニング見学

Published by at 12:31 PM under 2015-07,Football & Travel

【2015年7月 オーストリア Vol.4】

7月のキャンプ話、『来ないバス』の続きです。

自転車を借りて(結局ほとんど乗らなかった)、ホテルに停め、この日はトレーニング後に予定もあったので、歩いてトレーニング場へ向かいます。
友人のホテルからは車だと5分、歩いて10分くらいです。この日のトレーニングは16時半。

練習場に向かう途中で、後ろからユースの子たちが自転車でやってきては挨拶をします。
怪我人もあるので、今回のキャンプにはユースからもたくさんの選手が参加しています。
ガバナーズカップで日本にも来たことのあるGKのシルダー、ヘンドリク、コゼラー、あとはシュレーター、ピック、ケーラー、ゲーター。
それ以外にはトップチームですが、プラッテやフリードリッヒなども若手仲間です。みんなとても仲良しでした。

この写真だと左からヘンドリク、シルダー、プラッテ、コゼラー、ケーラー、シュレーターだと思います(ちょっと自信ない…)



こちらが今回の練習場をピッチ側から見たところ。オレンジ屋根の建物がクラブハウスです。



2013年の時はヴェータゼー(ヴェーター湖)の対岸にあるクラーゲンフルトという街でした。クラーゲンフルトは大学もあり、カジュアルで親しみやすい場所ですが、今回のフェルデンはカジノのある有名なリゾート地で、小金持ちの集まるスノッブな感じのする街です。同じ場所で以前にチェルシーがキャンプを行っており、その時は完全非公開だったとか。おそらく場所の選択には前任者のディ・マティオが関わっていると思いますが、もしかしてキャンプも非公開にするつもりだったのかなあ、なんて疑ったりします。

この日は最初に青と白のマーカーをおいて、パス練習やシュート練習。シュート自体もただ蹴るだけではなく、枠にいかなければ組んでいるチーム全員で罰走など、ただ漫然と練習するのではない工夫をしていました。
ヘヴェデスが別メニューでトレーニングに参加している姿も。



その後はチームに分かれてサッカーバレー。
若者グループ以外は疲れているのか、最初のうちはややテンションが低かったのですが、やっているうちにだんだんみんなが本気になっていく過程がちょっとおもしろかったです。
監督は楽しいという気持ちを取り戻すことをキャンプの目標の一つと考えていたと思いますが、そういう意味では自然に競争して熱中していくメニュー作りはうまいなあと思いました。



こちらテンション低めのサッカーバレー組。



そして、わー、楽しかったねで終わらないのが今年のキャンプ。バレー後にはかなりのスピードでグラウンドを周回するランニングが待っていました。昨日試合だったというのに鍛えられるなあ…。

練習後には念願のブライテンライター監督にサインをいただき、一緒に写真を撮ってもらう事も出来ました。
サインはiPhoneケースの裏に。
友人の話だと出した時ちょっとびっくりしていたよとのことでしたが、もう舞い上がっていたので全く覚えてない…。私はよく自分の携帯品にサインをしてもらったりするのですが、その方が普段持ち歩けるから楽しいです。
監督はパダボーン時代はスタジアムでしか見た事がないので、間近でお会いできてとにかく嬉しかったです。

トレーニング後は、前回のキャンプでもおなじみの友人たちと食事に。
キャンプ地のあるフェルデンから一度クラーゲンフルトまで移動し、さらにそこから山の中のレストランへ。山道をぐるぐると車で蛇行したときはさすがに朝からの疲れもあって、気持ちが悪くなりました。
到着したのはこんな感じのレストラン。



オーストリアではその農場で作ったものだけをメニューとして出す伝統的なお店があり、ここもその一つです。食べ物はもちろん、飲み物も自家製だそうです。



いろいろな種類のハム、サラミ、野菜、チーズに自家製のパン。とにかく美味しかったです。行けるものならもう一度行きたい…。



食事が終わったときはもうすっかり遅い時間となり、ホテルまで送ってもらう事に。
この日は昼に到着して荷物をホテルの部屋に突っ込んだまま、鍵も持たずに出てきてしまったので、途中でもし玄関が閉まっていたらどうしよう…ということが気になり、どきどきしました(こういうところで妙に心配性)。夜の11時をすぎても玄関は開いていました。受付にはもう誰もいなかったのですが、ロビーには客がウロウロ。鍵は部屋番号ごとに壁のキーボックスにかけてあり、好きに持って行ってという状態で、さすがにセキュリティ的にどうなのかと思いちょっと怖かったです…。
とりあえず長い一日に終わりを告げてぐったり就寝。

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09 29 2015

8分間のシュトライヒ

Published by at 12:43 AM under 2.Liga,Deutsch Life

フライブルクのシュトライヒ監督のプレスカンファレンスを聞くようになって、1年くらいになります。ドイツ語の勉強も兼ねてと思い聞き始めたのですが、訛りの強いドイツ語は非常に聞き取りにくく、いったいこれがわかるようになったからといって、ごく標準的なドイツ語リスニングの手助けになるのかどうかは怪しいものです(笑)

1年以上たった今でも、たぶん半分も理解できません。それでもわからない部分は記事を探して補うようにしたりします。毎回、それだけの価値のあるプレスカンファレンスだと思うのです。知性とユーモアにあふれた彼の話は時にサッカーを離れ、話題は多岐にわたり、鋭い洞察力で深遠な人生の真理に触れます。

ビーレフェルト戦を前にしたプレスカンファレンスは、特に大きな話題となりました。この節(一部第5節、二部第7節)、ブンデスリーガ一部、二部の36チームは、難民救済をうたったバッチをユニフォームの袖につけてプレーすることになっていました。タブロイド紙のビルト主導で行われたキャンペーンに対し、まずザンクト・パウリが拒否。ことさらにアピールをしなくとも、自分たちは日頃から様々な活動でボランティアを続けているというのが主な理由でした。その他にもウニオン・ベルリン、デュイスブルクなど二部の5チームがキャンペーンに賛同しないことを表明しました。フライブルクもそのうちの一つです。

なぜ参加しないのか。プレスカンファレンスの中でシュトライヒ監督は、現在の難民問題に関して8分に渡るスピーチを行っています。難しい話なのですが、Bundesliga Fanaticのサイトが英語に、また地元紙がドイツ語の書き起こしをしてくれたので、補完する事ができました。シュトライヒさんが人間的に素晴らしい人だというのはわかっていたつもりですが、改めて内容を読んでサッカー監督の枠を超えている…と驚きました。シュトライヒ監督が人々に尊敬され、愛される理由がよくわかる気がします。

感情豊かなシュトライヒ監督の口調を真似て訳すべきでしょうが、そこまでのセンスがないので、無味乾燥に(汗)まとめてみました。訛り口調がないと魅力半減ですが、それでも少しでも監督の素晴らしい人間性がご紹介できればなあと思います…。
監督の等身大の魅力については、私の大好きなブログでもある「勝っても負けてもボルシア!」をぜひご参照ください。

リンクした映像は難民に関する話の部分だけを抽出してあります。全部についてはこちらをご覧ください。



(以下、シュトライヒ監督のプレスカンファレンスより)

元々は財源のあるヨーロッパの国々、それだけじゃなくヨーロッパ以外の国も、もっと必要な人道的援助を用意すべきだった。そうすれば、感情や家族に結びついた故郷に、家族と共に留まることができた人たちもいただろう。致命的な過ちが過去数ヶ月に起こっていると思う。問題は脇へ押し出され、私たちのような国や他のEUメンバー、あるいはカタール、サウジアラビアなどによって資金は減らされてきた。こういった国はお金が足りないわけではなく、きわめて重大な間違いだったと思う。

今、この人たちを受け入れ、歓迎しようとしている。恐れは減らされるべきだ。物事はしばしば恐れの周辺で繰り広げられる。他者への、そして未知への恐れだ。それは自分でも気づくことができる。どこかの国に行けば。例えば私はフライブルクU19とイエメンに行ったことがある。その前にも好奇心だけでたくさん旅行をした。いつもわくわくするような何かしらの経験に出会った。ジャカルタにいるときは街角であたりを見回した。裏庭までもつぶさに観察してみた。ただの好奇心だ。起こっていることを見たかったのだ。なにか別のことを見たり、他の考え方に慣れるというのはそうだ。他文化は違う考え方をし、違う言葉を話し、別の方法で物事に取り組む。私たちは私たち固有のやり方で社会に適合してきたため、しばしばそれ以外を想像することができない。

今、到着した彼らに会おうとしている。おそらく私たちの富のいくぶんかを短期的に、限られた資源しか持たない多くの人々へ再配分しようとしている。それに加え、経済活動の中にいる人たちは労働者が必要だと言う。私たちは技術のある労働者が必要だ。そういった職業に私は肉屋と料理人を加えるだろう。ここからそう遠くないところの星一つのレストランや、有名な良いホテルがある日、店をたたむ。開けておくのに十分な料理人の数が不足しているからだ。だから人々に到着を許可し、満足できる環境を提供しよう。もちろん彼らはすぐに言葉を学ぶ必要がある。労働力として溶け込むためには、言葉を学ぶ以外の選択肢がないからだ。

もし若い人たちに働くことを許可しないとしたら。シリアだろうがドイツだろうが関係ない。もし自分が30歳の時に働かせてもらえず、他の人たちと一緒にどこかに留められて、その後何年も働かせてもらえなかったら。自分は何をするかわからない。攻撃的になって他の人々と争っていたかもしれない。自分の子供に、小さなスクーターとかそういったものを買いあたえる事が出来なくて、恥ずかしく思うだろう。私は恥ずかしく思う、人として。だから彼らに働かせ、援助のためのプログラムを開発し、社会に融合できるようにあらゆることをしよう。私たちにはこの人たちが何としても必要だ。

もう少しだけ言いたい。恐れをかき立てようとする人々も、80-90%はおそらく一世代前、二世代前、三世代前はどこか別な所からの難民や強制移住者だ。東ヨーロッパやその他の地域から、戦争や失業や貧困を理由にやって来る。この部屋にいる皆も何世代か前を振り返ると、80-90%は移民という背景を持つ。母親や父親や曾祖父だったり。誰もがどこかからいつの時かこの場所にたどり着いた。ずっとここにいたわけではない。これは教育しなければいけない事だと思う。

私たちはどこかの時点でみな難民だったのだ。人々の移動はいつだってある。完全に止まる事は決してない。いつもそうであったように、今も起きている。第一次世界大戦、第二次世界大戦の後、八百万人がブレーマーハーフェンから船で送り出された。ハンブルクでは五百万人だ。何も持たずにだ。アメリカやオーストラリアや南米へ。人々に意識させないといけないのは、私たち自身がどこかからここに辿り着いた人間だということだ。飢餓だったり戦争だったりいろいろだ。そしてそれがまさにこの瞬間に起きている事だ。

まあこれで話はおしまいにしよう。名前はちょっと思い出せないが、イギリスの外務大臣が、第一次世界大戦後にヨーロッパの多くが瓦礫の山となった時、ヨーロッパは、要旨を汲むと、失われた土地となり、この先何十年間、人々が生活するに値する場所なのか大いに危惧を抱いていると言った。彼は正しかった。確かに住めなかった。第二次世界大戦がすぐそこに近づいていた。彼は部分的には正しかった。第一次世界大戦後のイギリス外務大臣の言葉だ。ヨーロッパは数十年にわたり失われた土地となった。何百万人もの死と共に。最も恐ろしい出来事と共に。それがあまり前の話でない事は知っておくべきだ。

アフリカは今むずかしい。中東も大変だ。それには理由がある。多くの間違いをおかしていること。もうひとつの理由としては、もちろんヨーロッパが何世紀に渡って食い物にしてきたことだ。こういう啓蒙はなされなければならない。おそらく態度は違うものになるだろう。

しかし私はドイツ人として、ドイツにいることをとても幸せに思う。どのみち私はドイツの国家に属している。結局はそうだ。確かにスイスの国境で生まれたが、ドイツのパスポートを持っている。この瞬間にドイツでも起きている多くのことを私は嬉しく思う。なぜならどうにかして何かしらを学ばされているからだ。一方でまたひどいこともある。しかし大部分の人々は素晴らしい連帯を示している。私はそれがとても嬉しい。

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09 26 2015

BL 2015/16 第5節:シュトゥットガルト対シャルケ

Published by at 4:48 PM under 15/16,Schalke 04 Games

チームはヨーロッパリーグの行われたニコシアから、ゲルゼンキルヒェンには戻らず、そのままシュトゥットガルト入りです。やはりELはCLよりもスケジュールが厳しい。
疲れもあると思いますが、シュトゥットガルト戦でローテーションしないのはなんとなく予想できました。
シャルケのここまでについては、ブライテンライター監督による『教育段階』だと考えています。個人任せではなく、チームとして機能させる過程を構築している段階で、ここまでのところは予想以上に早いペースでうまく行っています。
ローテーションしなかったのは、こういう連戦が続く苦しい中でも、他人に頼らずに最後までチームでやれという、監督から選手に対するチャレンジかなと。勝ったという結果より、最後まで規律を守ってプレーした事で選手が得たものは大きいはずです。

1. Bundesliga, 2015/16, 5. Spieltag
VfB Stuttgart – FC Schalke 04 0:1 (0:0)

Torschützen
0:1 L. Sané (53., Linksschuss, M. Meyer)

VfB Stuttgart
Tyton (3) – Klein (4), Sunjic (3), Baumgartl (4), Insua (4)(87. Rupp) – Serey Dié (3,5) – Gentner (3,5) – Maxim (3)(65. Didavi), Kostic (3) – Ti. Werner (4)(74. Harnik), Ginczek (4)

FC Schalke 04
Fährmann (1) – Junior Caicara (5), J. Matip (5), Neustädter (5), Aogo (5) – Geis (4) – L. Sané (3)(62. Höjbjerg), Goretzka (4,5), M. Meyer (3)(88. Höwedes), di Santo (4,5), Huntelaar (4)(71. Choupo-Moting)


シュトゥットガルトはここまで未勝利でしたが、無失点で敗戦したことはなく、点をとってもやられるというパターンを繰り返しています。ただ決して得点力のないチームではないのです。
ハイライトなども見てもあと一歩が届かないという感じでした。
シュトゥットガルトのツォルニガー監督は、2013/14シーズンに三部からRBライプツィヒを昇格させ、二部でも昇格争いに加わっていたのですが、20節でアウエに負けて解任されています。ライプツィヒ自体は好きなチームではないのですが、ツォルニガーさんのサッカーはアグレッシブでスピードがあり、見ていて面白かったです。

シュトゥットガルトでも序盤からプレスが非常に効いていて、前からどんどんボールを取りにきます。
特に左サイドのコスティッチは、ブライテンライター監督が昨シーズン対戦した中でベストの選手と賞賛した通り、ドリブルからクロスと何度も怖い場面を作り出していました。ギンチェクやゲントナーにもう少し決定力があれば、前半で何点とられていたかわかりません。

シャルケにもカウンターのチャンスがありました。19分にはマイヤーがボールを奪ったところから、最後はディ・サントにシュートチャンスがあったのですが、相手に入られコーナーへ。
ガイスのコーナーキックからマティプのシュートは残念ながらDFに足を入れられます。この時エリア内でフンテラールが倒されていたのですが、倒したクラインにカードが提示されたにもかかわらず、PKは与えられませんでした。Schalke TVでもいったいどういうこと??と疑問符が飛び交っていましたよ、グレチェさん…。

そのすぐ後のカウンターで、ゲントナーがゴール前に迫り、マティプがヴェルナーのマークを捨ててGKとゲントナーの間に入ったのですが、空いたヴェルナーにパスは出されず、そのままシュートを打ってくれたので助かりました。
34分にも、コスティッチのクロスからギンチェクの至近距離でのシュートでしたが、ギンチェクがボールを蹴り損ねます。
この辺りから、あれ、もしかしてチャンスは作られているけど怖くない?と思い始めました。シュトゥットガルトの攻撃が特に雑というわけでもなく、二重三重にボールを拾われて波状攻撃は受けているのですが、なぜか失点する気がしませんでした。
36分にマティプのバックパスをかっさらわれた時はひやっとしましたが、マティプが自分でミスをカバー。あの決定的な場面で得点できないなら、この先も失点はないなという変な安心感…。

41分にはシュトゥットガルトの選手がシュートを打ってはフェアマンに防がれ、拾ってさらにシュートを打つという一連の動きを繰り返しますが、ことごとくフェアマンが体をスライドさせていって、シュートを正面で受ける形になるのが素晴らしかったです。

後半もさらにシュトゥットガルトの攻勢は続きます。手元のメモを見ても相手のことしか書いてない…。
しかし先制したのはシャルケ。53分に相手スローインをゴレツカが奪い、ショートパスをつないで持ち出しカウンター。マックスがシュニッチとクラインの間にボールを通し、最後はザネ君がクラインをかわして落ち着いてシュートを決めます。

66分にはコスティッチからのスルーパスを受けたヴェルナーが、エリア内にスルスルと侵入。ラストパスをギンチェクに出したのですが、アオゴが入り防いでいます。この辺りの、誰かが必ずカバーする意識の高さは素晴らしいなと思っていました。
その後も書ききれないくらいシュートを打たれましたが、結局最後まで守りきり1-0の勝利。

フェアマンは相手ゴールが決まらなかった事について、「頭で考え始めたら人はすでに負けている」と深淵なコメントを残しています。なぜ入らない…と疑い始めた時点で、ますますゴールは遠くなるという事なのでしょう。

試合後のプレスカンファレンスで監督は、「勝利を受けるには全くもって値しないね」コメント。本当にそう思っているかどうかはニヤニヤ笑いが本心を語っている気がします。実際には、してやったりと思っているに違いありません…。



次は中2日でホームにフランクフルトを迎えます。忙しい日程はまだまだ続きます。

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09 23 2015

EL2015/16 第1節:アポエル・ニコシア対シャルケ

Published by at 12:43 AM under 15/16,Schalke 04 Games

ついにヨーロッパリーグ初戦がやってきました。
ブライテンライター監督が欧州デビューする日がこんなにも早くに来るなんて…とちょっと感動しておりました。
シーズン前に白峯神宮に奉納に行ったシャルケのマフラーも、祈祷がすんで無事飾られている事も確認できました。 (ヘルタサポのSiebenendenwegさん、ありがとう)



今から7年前フェアマンが初めて欧州の舞台でプレーしたのもこのアポエル・ニコシア戦でした。正GKにはノイアーがいましたが、怪我で離脱している時にフェアマンが何試合かプレーしています。私はちょうどこの頃にドイツにいたので、当時のフェアマンのプレーを何試合か現地で見る事が出来ました。デビューしたてで危なっかしく、本当に今のフェアマンの安定度を見ると、ゴールキーパーというのは自信と経験でこんなにも成長するものかと思ったりもします。

Europa League, 2015/16, Gruppenphase, 1. Spieltag
APOEL Nikosia – FC Schalke 04 0:3 (0:2)

Torschützen
0:1 J. Matip (28., Kopfball, Geis)
0:2 Huntelaar (35., Rechtsschuss, M. Meyer)
0:3 Huntelaar (71., Rechtsschuss, M. Meyer)

APOEL Nikosia
Waterman (3,5) – Mario Sergio (4,5), Astiz (5), Carlao (5), Antoniadis (23. Artymatas (4)) – Vinicius (5), Nuno Morais (4) – Makridis (4), de Vincenti (3,5)(61. Stilic) – Vander (4,5), Sotiriou (4)(56. Cavenaghi (4))

FC Schalke 04
Fährmann (2) – Junior Caicara (4), Neustädter (3), J. Matip (2,5), Aogo (4) – Goretzka (2,5), Geis (2)(61. Höger) – L. Sané (2)(80. Sam), M. Meyer (2) – di Santo (4,5), Huntelaar (2)(75. Höjbjerg)

Rote Karten
APOEL:de Vincenti(77., Schiedsrichterbeleidigung)

シャルケのスタメンは風邪でお休みのチュポの代わりにザネが入ります。それ以外はマインツ戦と変わらないメンバー。
序盤からシャルケは積極的にプレーし、8分にはマックスのシュートがバーに当たる惜しい場面もありました。
10分にガイスが後ろからファールで相手選手を止めてイエローカード。

20分にはカイサラとアントニアディスがボールを競って互いの足がぶつかりそうになり、アントニアディスが内転筋のあたりを痛めて交代。アポエルにとっては予期せぬ選手交代だったかも。
22分にはガイスのミドルシュートがまたもバーを直撃。マックスといい、ガイスといい、わざわざバーを狙わなくていいのよ(笑)

先制したのは28分。ガイスの左からのFKをマティプが頭であわせてゴール。
ガイスのセットプレーからマティプの頭は定番になりそうです。マティプは高さもあるので、ヘディングはもかなりの脅威ですね。

さらに31分に相手スローインをゴレツカが奪い、マイヤーがつないで、フンテラールが30メートルの距離のロングシュート。キーパー手前でバウンドして外に流れて行くようなボールはお見事でした。決められた相手GKのヴァーテルマンが、やられたという感じで体育座りしていたのが印象的でした。オランダ人選手のヴァーテルマンは、フンちゃんとはヘーレンフェーンでチームメイトだった時代があります。試合前にも二人で親しく話をしていましたね。

2-0とリードしましたが前半終了間際には少し危ない場面も。

後半は比較的オープンな展開となりました。カウンターのチャンスもかなり増え、3本くらいザネがカウンターでチャンスを作る場面も見られました。
相手はプレスをかける時、ラフな感じでがむしゃらに向かってくるのでちょっと怖かったのですが、幸い主審が比較的ファールをとってくれたのにも助けられました。

シャルケがあまり前に行けなくなった60分頃、相手のチャンスになりかけたところをガイスがタックルに行き、ファールを取られます。カードが出るかと思ってヒヤリとしましたが、幸いなことに出ませんでした。監督はすぐにガイスに替えてヘーガーをピッチに送り込みます。
2枚目のカードをもらう前に、素早く下げてしまうところはスピーディで良い判断だと思いました。

63分にマイヤーからのボールを、ゴレツカがゴール右に流し込んだ時は、素晴らしい追加点だと思ったのですが、残念ながらフンテラールは触ってないのですが、オフサイドポジションにいたせいか、ゴールは認められませんでした。(でももう新ルールではそこにいるだけではオフサイドにはならないと思うのですが…。相手競技者への干渉を取られたのでしょうか。いずれにしてもレオンのゴールにならなくて残念です)

71分、自陣ゴール付近でマイヤーが相手ボールを止め、ディ・サントが持ち出して、マイヤーに戻し、ラストパスをフンテラールが決めてついに待望の3点目。これで勝負あり。マイヤー&フンちゃんのコンビでこの試合2得点です。

77分にはヘーガーを倒したヴィンチェンティが審判に対する侮辱行為でレッドカードで退場となっています。

その後、ホイビュルクの初出場や、サムがピッチに登場するなど嬉しい交代もあり、結局3-0のクリーンシートでヨーロッパリーグ初勝利。嬉しいなあ。監督おめでとうございます!
またこの試合2アシストと大活躍だったマックス。時差の関係でドイツではまだ前日ですが、キプロスで誕生日を迎えました。
素晴らしい20歳の夜になった事と思います。おめでとう、マックス。



真夏のような天候で、夜になっても気温の下がらない条件の中、良く最後までだれることなく試合を終えたチームには、本当に拍手を送りたいと思います。いいチームになりつつある実感が、ますます次の試合を楽しみにさせてくれます。(昨シーズンにはなかったなあ、こんな期待感…)

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