2014年3月の記録:ウニオン・ベルリンのホームへ

昨年3月の旅行記の続きです。(前回は「2014年3月の記録:ドイツでアイスホッケー」

【ドイツ・スペイン観戦旅行記2014 vol.8】

ケルンでアイスホッケーを見た翌日はさらに移動。ICEでべルリンに向かいます。
早く行って観光したいと思っていたのですが、さすがに疲れていたので比較的遅い時間からのスタートになりました。それでも午後には到着してうろうろと街歩き。

夕暮れ時のベルリンは美しいです。

ベルリンでは金曜日の夜に開催されるウニオン・ベルリン対SCパダボーンの試合を見る予定でした。
翌日の日中はDDRミュージアム(東ドイツ博物館)などを訪ねて観光。夕方からウニオン・ベルリンのホームであるシュタディオン・アン・デア・アルテン・フェアステライに向かいます。

最寄駅はSバーンのケーペニック(Köpenick)で、まずオストクロイツ駅まで行き、ここでS3に乗り換えます。距離があるためチケットのゾーンはBになります。
ウニオン・ベルリンは試合によってはチケットが売り切れますので、基本的には事前に前売りを買っていった方が無難。チケットはオンラインで購入し、自分で印刷する形式なので気楽です。

もともとビビリなので、オストクロイツ駅のホームでこわそうなお兄さんたちが電車を待っているのを見ただけでドキドキ。
ケーペニックの駅を降りてからは、ウニオン・ベルリンサポと思しき人たちの後についてスタジアムへ向かいます。

しばらく道路を歩くとこんな標識が。
上からスタジアム入口、VIP・プレス、チケット売り場、ゲストブロックです。

私はメインスタンドのチケットを買っていたので、一番上のスタジアム入口方向へ。
こんな感じの林の中を延々と歩きます。本当にこの先にスタジアムがあるのかと途中少しだけ心配に。

シュタディオン・アン・デア・アルテン・フェアステライ(Stadion an der alten Försterei)というのは林務官駐在所のそばにあるスタジアムという意味なので、林の中にあるのは想像できたのですが、思ったよりも本当に林の中でした。
そうこうしているうちにスタジアムに到着。

メインスタンド以外はすべて立ち席です。キャパは21,723(立ち席17,916)席。このくらいの規模のサッカー専用スタジアムが個人的には一番好きです。本当に雰囲気のあるスタジアムで感動。来てよかったと思いました。

ウニオン・ベルリンも好きなのですが、もちろんこの日はこっそりパダボーンを応援。
とはいえこの日の試合は、ウニオン・ベルリンで好きな選手たちがみんな出場して嬉しかったです。特にこの後に移籍してしまったマトゥシュカやネメッチだとか、パダボーン時代から大好きなブランディや、ウニオン・ベルリンユース上がりのクィリンクなどが出たので非常に私得な試合でした。

2. Bundesliga, 2013/14, 26. Spieltag
1. FC Union Berlin – SC Paderborn 07 1:1 (0:0)

Torschützen
1:0 Brandy (53., Kopfball, Mattuschka)
1:1 Hünemeier (89., Linksschuss, Koc)

1. FC Union Berlin
Haas (2,5) – Pfertzel (4), Eggimann (3,5), Schönheim (3), Kohlmann (2,5) – Özbek (3,5), Kreilach (3) – Brandy (2)(76. Quiring), Köhler (4)(69. Dausch) – Mattuschka (3,5)(86. Puncec) – Nemec (3,5)

SC Paderborn 07
L. Kruse (2) – Heinloth (3,5)(83. Ziegler), Strohdiek (3,5), Hünemeier (2,5), Bertels (5)(63. Kachunga)- Bakalorz (4)(74. Saglik), Vrancic (3,5) – Meha (3,5), Brückner (3,5) – Wurtz (5), Koc (2,5)

 

こちらはウニオン・ベルリンのマスコット、リッター・ケウレ。動物ではなく人型マスコットは珍しいかも。試合が白熱すると手に持った鉄球をぶんぶん振り回します(笑)

試合前のHymne(賛歌)はネットでは何度も聞いたりしていたのですが、ライブで聞くと本当にすごくて鳥肌が立ちます。(YouTubeの映像 “Eisern Union – Die Hymne von Union Berlin”

試合は前半は双方ともに動きの少ない内容でしたが、後半に入り活発化。53分にブランディのゴールでウニオン・ベルリンが先制すると、そのまま勢いに乗って押し切ってしまいそうでしたが、パダボーンは試合終了ぎりぎりの89分にヒューネマイヤーがミドルシュートを決めて追いつきました。
心の中では追いついた!と飛び上がっていたのですが、静まり返る周りのウニオンサポの気配にちょっと申し訳ない気持ちに。
でもこの勝負強さ。あきらかにウニオン・ベルリンの勝ち試合だったのですが、パダボーンがしぶとく引き分けに持ち込んで勝ち点1を拾うところを見ると、これはもしかして最後まで昇格争いに残るかも…と密かに期待しました。(この時点で3位)

帰りは気持ちが高揚していたので、暗い林の道もSバーンもそれほど怖さを感じずにホテルまで戻ることができました。
それにしてもシュタディオン・アン・デア・アルテン・フェアステライ。また機会があれば行ってみたいです。(できればクリスマス時期に)